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第一章~事の発端②放課後~

正直サブタイトルのつけ方がいまいちよく分からない(´-∀-`;)

━━放課後


「さて、帰宅しようか。暇人君」


陽光の声を合図に俺は荷物を持って立ち上がった


どうして陽光が寝坊したのか、その原因が知りたくて


陽光のトゲ入りのありがたいお言葉に文句を言う余裕もなかった


彼の家は学校から歩いて約20分


一般的に見て近いのか、それとも遠いのか俺には分からないが


俺の通学時間は10分もかからないのでそれに比べたら十分遠いと思う


俺は、陽光はよくこんな長い道を汗ひとつかかずに毎日登下校出来るな


なんて感心しながら歩いていた


そうしてるうちに彼の家に到着した


久しぶりに見る陽光の家


彼の家は2階建てで割と広い


まぁ広いといっても小6の広いだから大人からしたら普通なのかもしれないが


マンション暮らしの俺にとって自分の部屋というものがあるのはかなり魅力的だった


「何をつったっているんだ。そんな風に口をあけていたら鳥が巣を作るぞ。


 もしくはホコリがつもる」


━━流石陽光


どんなに小さいことでもトゲを潜ませるのを忘れないな


陽光の部屋は2階にある


小学生の低学年や中学年のころはよく遊びに来ていたが


そういえば最近は来ていなかった


陽光の部屋にある家具の配置なんかは変わってなかったが


本棚が増えていた


・・・なんだこれ


国語辞典に漢和辞典、英和辞典、和英辞典、広辞苑


・・・・・・六法全書?


ま、まぁいいや


俺は何も見てない


と、まぁ俺が部屋の中でまるで不審者のようにきょろきょろしてるうちに


陽光はノートパソコンの電源を入れ、寝不足の原因となった資料を見せてきた


話はかなり難しくて多分俺は半分も分かってないだろうが


内容を一言でまとめるとこうだ


「魔術を使う方法」


魔法を使う方法でもいいかもしれないが


本文によると魔法と魔術はどうやら違うものらしく、


その資料は魔術に関するものらしい


・・・しかし何で急にこんなのに興味を持ったんだろう


この手の資料なんてネットを使えばいくらでもあるだろうし


そのほとんどが嘘だ


当然だ


魔法なんて使えるわけないからな


あ、魔術だっけ?どっちでもいいけどさ


まさかこんなに真面目な陽光がこんなわけの分からないものに引っかかるとは


全く、いやほんと全ッ然思わなかった


・・・頭のいいやつってきっとこうやって変な宗教団体とかにつかまるんだろうなぁ


「おい、別に僕は根拠もなくこれを信じたわけじゃないぞ」


・・・ほう


こいつは読心術も使えるのか


「じゃあその根拠ってのはなんだ?」


俺は聞く


普通の人なら大半が抱くであろう疑問


それに対し陽光は頭を整理するかのように眉間をつまんでから話し始めた

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