前書き
おはようの方も、こんにちはの方も、こんばんはの方も! この本を手に取り、開いていただいたこと誠にありがとうございます!
私はレテル出版社情報誌部門ジャーナリスト、そしてこの本の著者、カリナと申します!
十五の時から記者活動を始めてはや十年。情報誌が思うように売れず、副業で暮らしを賄った日々!
取材活動中にモンスターに追われ、森に迷い、高所から落下なんてこともありました!
それらを越え、やっとの思いで出版にこぎつけられたというわけです!
おめでとう、私! がんばったな、私!
なぜ本を出版することにしたかと言うと、ずばり、私は小説家になることが夢だったからです!
様々な物語を空想し、想像するのって楽しいですよね。
それらを文字として記し、誰かが読んで楽しんでくれるなんてとっても素敵なことです。
だというのに自叙伝を出版することになった理由は、私が体験した日々を本にした方が面白いんじゃ? と言われてしまったからです!
悲しいぞ! でも、これまでの努力を認めてくれたのは嬉しいぞ!
これから冒険に出る方も、既に冒険に出ている方も、冒険なんて興味ない方も、冒険に忌避感を持つ方も。
男性も、女性も、お子様も、ご年配の方であろうとも。
この本を読んで喜んでほしい! 怒ってほしい! 哀しんでほしい! 楽しんでほしい!
そうすれば、私が繰り広げてきた記者活動の日々が、私と共に冒険を繰り広げた人々の日々が輝くってもんです! (ついでに、私のお財布も潤います!)
長々と垂れ流していますが、最後に一つだけ、ここに記しておこうと思います!
進む道は初志と違えど、夢は叶う。その夢と、情熱を抱き続けるならば。
みなさんも、初めて心に抱いたことを糧に、回り道をしてみてくださいね!
ご覧いただきありがとうございます。
ジャーナリストの日々を書き連ねた本ということで前書きからの始まりでしたが、いかがだったでしょうか。
今回、カリナが記者活動を始めるまでの物語とし、短編の形を取らせていただきますが、楽しんでいただければ幸いです。
前書きを除いて六話の投稿を予定しておりますので、短いながらよろしくお願いいたします!