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第3話 羞恥心が無くなった僕(2)
そんな彼女の横で《《異世界日本》》から召喚をされた少年……。
そう
健太がね。
これまた産まれたままの姿……。
女の子のような線の細い裸体を。
自身の周りにいる者達へと。
彼はお披露目、曝け出しながら。
まあ、それでも健太は、ちゃんと自身の大事な所、箇所だけは。
自分自身が持つ線の細い両腕。
小さな手。
掌を使用して。
覆いい隠しながら。狼狽、呆然……。
「…………」と。
彼は狼狽しながら呆然……。
そんな彼。
日本人の健太のことを。
女王アイカ以外の周りにいる者達が。
彼の狼狽している姿をケラケラ笑いながら。
「あら、あら」
「うわぁっ! 可愛いね。この子」
「長ぁっ! 本当にこの子は、子作りできるのか?」と。
突然の侵入者……。
そう、健太の妻となった女王アイカとの異世界、異種族婚の終わりと共に。
二人がいる部屋へと勢い良く侵入してきたと言うか?
追加された三人の麗しいオークの女性達に対して健太はとても恥ずかしそうな素振りを見せながら。
彼は狼狽しているようなのだが。