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僕はただ、君の隣にいたい  作者: 小村日向
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傘頭山(4)

今日は朝から優和のテンションが高い。

「今日は待ちに待った終業式だー」

「お前だけだぞ、そんなテンション高いの」

「は?明日から夏休みだぞ。テンション上がんないのは拓真ぐらいだろ」

「なんで俺なんだよ、祐介もそんな上がってねえぞ」

「多分優和は、お前が高橋結弦と会えないから落ち込んでんじゃねえのって言ってるんだと思う」

「その通り。いつもイチャイチャしやがって」

「俺たち週3で会うけど」

「は、なんで」

「いや、デート」

そんな会話が永遠に続き、僕たちは孫ママ教室に入っていった。

「おはよ、優和君。」

教室に入った瞬間、井上真央に声を掛けられ、顔を真っ赤にする優和、教室に入った瞬間、高橋結弦のもとに駆け寄る拓真、僕はすぐ一人になり、自分の席に着くなりすぐに窓の景色を眺めていた。

 最近、一人になるとすぐ天野渚のことを考えてしまう。頭傘山の噂を聞いた日から特に。

僕は今日の夜、頭傘山にいくことにした。どうせ会えない、ただの噂、だけどもし本当に会えたなら、何を話そう、どんなことを二人でしよう、そんな妄想が僕の頭の中心にいた。

「呼ばれてるぞ、祐介」

気づけば授業は始まっていて、先生がみんなに成績表を渡している。優和に声をかけてもらい、急いで先生のもとに向かう。遅いぞ、とだけ言われすぐに自分の席に着いた。みんなが成績表で一喜一憂する中、僕はまた、渚のことを考え始めた。

 放課後、肝試しのメンツで日程の最終確認をしてみんなと別れ、足早に家に帰った。もう渚のことで頭がいっぱいだった。

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