かくれんぼっち
去年に続き二回目の夏ホラー投稿です。
今回はあきらめかけてたんですが何とか間に合いました。(誤字脱字多そうですが)
さあ、あなたは最後の謎がわかるかな?
少し分量多めになってますが読みやすくなってると思いますので喜んでいただけたら幸いです。
「もーういいかい……………………」
どこにでもありそうなありふれた小学校、ミノムシ小学校。下駄箱から真っすぐ直線に伸びるアスファルトに隣接する広いグラウンドで一人少年があたりに響くほどの大声をあげた。
「うん、わかった。よーし、行くぞお」
「何やってんだ、あいつ」
誰もいないグラウンドで一人、声をあげ、耳を傾け、そして返事をする。同級生のあまりにも奇妙な行動にそこまでその少年と親しくない今年五年生の石田武も怪訝な声をあげざるおえなかった。
「たけしいいい」
「篠原」
得も言えぬ感覚に足を止めていた武のもとへ同じフットサルクラブに所属する篠原功が話しかけながら駆け寄ってきた。
「なんだよ武。まだ帰ってなかったのかよ」
そう言って篠原はうれしそうな顔で武の隣に並んだ。
クラブの中で一番帰りが早いと有名な武(足を鍛えるランニングと思われているが実は夕方放送の魔法少女キラキラルン☆ルンをリアルタイムで見るためである)がまだ校舎内にいたことにわずかな感動を覚えていた。
「いいだろ別に」
そんな篠原のうきうきなど一滴も汲む気のない武はそっけない返事を返して、再び足を前に動かした。
*
お互い示し合わせたわけではないが、帰り道が同じ二人はそのまま肩を並べ帰路を歩いた。
親友、というと大げさだがそれでも友達であると周りに言えるほど仲の良い武と篠原の会話はほどほど盛り上がっていた。
「でさあ、そこで九番が走りこんでヘッドスライディング」
「あれが日本の世界大会出場を決めたようなもんだよな」
「くうぅぅぅ、しびれたぜえぇ」
昨日見たサッカー世界大会予選のロスタイムギリギリ勝ち越しゴールの余熱を二人で分かちあった後、篠原と別れる交差点が武の視界に入った。
「なあ、篠原」
「うん、なに」
交差点の数メートル前、めんどくさそうな話なら後で電話してくれと言ってそそくさと逃げようと思うには少し距離があるなと篠原に感じさせる距離で武は篠原についさっき自分の足を止めさせ、魔法少女キラキラルン☆ルンのリアルタイム視聴を断念させた同級生について篠原に聞いた。
「流川麦について知ってること……て言われてもな。あいつ転校生だし」
流川麦、最近石田達のクラスへやってきた転校生。転校生がやってくるなど小学五年生からしたら四年に一度のスポーツ大会と同じくらいの一大ムーブメントで転校してきた当人はクラス中の生徒からパパラッチばりの質問攻めにあうのが通例なのだが流川麦の場合、そうはならなかった。むしろ、腫物のように彼と好んでかかわるものはいなかった。
「うーん、わからん。というよりあいつのことを知ってるやつを知らん。話題に上がったことがそもそもない」
「そう、か」
クラス一のおしゃべりかつクラス一の情報屋である篠原でも流川麦について知っていることは武と対して変わりはなかった。
「あいつと仲のいい奴ってクラスにいなかったか」
「うーん、聞いたことねえな。あいつと仲良くしてる奴なんていねえんじゃねえか。だってみんなあいつのこと避けてるじゃん」
「なんでそうなってるんだよ」
武の言葉に篠原は今までの人受けの良いにやけ顔から一転、真剣な表情で一言。
「なんとなく」
「…………はあ」
篠原の言葉に武は呆れ以外の感情が沸き上がらなかった。
「仕方ねえだろ。本当に、そうなんだから。なんかあいつからは普通じゃない感じがするんだよ」
武の目から逃げるように視線を外した篠原は真っすぐ交差点の方へ止めていた足を進めた。
それを見た武は速足ですぐに篠原の後を追いかけ、隣に並んだ。
「だったらお前が仲良くしてやれよ」
「いやだよ」
武にしては珍しく飾りのない心の底からの言葉だったのだが、篠原は武の方を一瞥することもなくあっさりと切り捨てた。
「俺がハブられるかもしれねえじゃん。あいつのためにそんなリスク負えねえよ」
「………………」
篠原の言葉をひどいと思った武だが、すぐに言い返すことはできなかった。篠原の言った言葉が理解できてしまったからだ。
「それでもクラスメートだろ」
ふり絞るように出した声は交通量の多い交差点の中では簡単にかき消されてしまった。
「それはお前もだろ」
篠原の言葉もまたあっさりと霧散した。
「…………そう、だな」
歩車分離の信号が切り替わるまで二人の間に会話はなく、
「とにかく、流川麦について俺が知ってることは言ったからな。あとで電話してくんなよ。じゃあな」
別れ際、篠原がこれ以上この話題で俺を舞い込むなと武にくぎを刺して二人はそれぞれの帰路へとついた。その後、武は家族全員が寝むりにつくまで魔法少女キラキラルン☆ルンをお預けにされたのだった。
*
翌日、今度こそは魔法少女キラキラルン☆ルンをリアルタイムで見ようと意気込んで校舎を出た武は再びグラウンドで一人の流川麦を見つけた。
「もういーかい………………」
「…………ああ、くそ」
しばし逡巡、後に一息はくと武は二日連続奇怪な行動をするクラスメートのところへ歩いて行った。
「いいみたい、かな」
「流川、何やってんだよ」
「あ、えっ」
普段クラスメートから意味もなくさけられてるせいか転校して何日ぶりに呼ばれた自分の名前に思わず流川は武から距離をとった。
女子かっ、と突っ込みたくなるが、女の子のように胸の上で腕をぎゅっと強張らせる流川の姿に武は罰の悪さを後頭部を掻いてごまかすことしかできなかった。
「え、えーと……いしだ、くん」
「おう」
おどおどする流川にとてもではないが高いと言えないコミュ力の持ち主である武は努めて落ち着いた声(どこからどうみてもそっけないようにしか見えないのだが)で答えた。
「ど、どうしたの」
当然、流川の警戒心が緩むことはなく、むしろさらに警戒されたのだが、気にしても仕方ないと思った武は話をつづけた。
「何やってるんだよこんなところで」
「か、かくれんぼ、だけど……」
流川の言葉に武はそれほど驚かなかった。なぜなら、昨日もさっきも流川はどっかの誰かにもういーかい、と言っていた。絶対というわけではないが、もういーかいという掛け声で始める遊びなんてかくれんぼぐらいしか武には思いつかなった。それよりも武が気になるのは
「かくれんぼ、だれと」
放課後にどこのだれとどういうわけでかくれんぼをしているのか、ということだ。それも二日連続で。自分だったらとてもじゃないが二日連続で友達とかくれんぼしようなんて思わないし、友達だって思わないだろう。これがエアコンの効いた部屋でジュース片手にできるテレビゲームなら話は別なのだが。
「え、えーと、それは……」
武の好奇心丸出しの不躾な視線に目を泳がせる流川はしばらく目じりと目頭を往復した後、小さい声で答えた。
「ぼっち」
「ぼっち……て誰、あだ名」
そんなあだ名の奴いたかなとクラスメートの顔を出席番号順に思い出す武に流川はうつむいて耳を真っ赤にして言った。
「ぼっちは、見えない。声だけが聞こえる。僕の友達」
「えっ、見えないってそれ……」
もしかしてイマジナリーフレンドってやつか。という言葉を武は全力で胃腸へ押し戻した。
(まじかよ、こいつ)
声をかけるんじゃなかったと後悔する武だがもう遅い。ここから自然に、流川を傷つけることなく別れられないかと今日の数学のテスト七十二点の頭をフル回転させて一つの答えをたたき出した。それは、
「お、おれといっしょに、かくれんぼしようぜ」
一緒にかくれんぼすることだった
「え、でも……」
「い、いいじゃねえか。かくれんぼ。俺も今日ちょうどやりたかったんだよ」
正直、五年生にもなってかくれんぼ、しかもそれほど親しくない同級生となんて地獄以外の何物でもないがこれを最適解と信じる武は必死の顔で流川を詰め寄り半ば無理やり流川の頭を縦に振らせた。
*
「……いーち、ぜーろ、もーいいかい」
じゃんけんで鬼に決まった(負けた)武は十のカウントを終えると流川の返事を待つことなくかくれんぼをスタートさせた。
「とっととみつけてキラルンの雄姿をこの目に焼き付けてやる。今日は昔仲たがいした友達をキラルンが体を張って怪人のアジトから助け出す神回確定の話だからな」
スタート直後あたりを見回す武だが当然何にも隠れる場所のないグラウンドに流川の姿はない。
「まあ、べたに考えれば体育館のボールとか入れる倉庫とか掃除用具が入ってるロッカーの中なんだけどな」
ぱっと思いついた二つの候補を武はあっさりと否定した。
「さすがに十秒でそんなところまでいけねえよな」
今回のかくれんぼ、早く終わらせたい武の強い要望で隠れるまでの時間が十秒というあまりにもなスピードかくれんぼになってしまった。ここから一番近い教室は一年生の教室なのだがそれでも一分はかかる。普段フットサルで足を鍛えている武でも三十秒は欲しい。
「だとすると……」
武はこの校舎で唯一直接グラウンドと室内がつながった教室。保健室に迷わず歩いて行った。
「まあ、ここだよな」
ベッドの中やベッドの下。理科室においてあるのと同じ人体模型が入れられた木箱など人が隠れられそうな場所はすべて探した。しかし、
「おっかしいな」
流川を見つけ出すことはできなかった。
この後、べたな隠れ場所である体育館、倉庫、一年生の全教室、もう一個上の階にある二年生の教室すべて探したのだが見つけることはできなかった。
「どうなってるんだよ」
昇っていた日も今や完全に落ちてしまい、廊下の先が暗闇で見えなくなる。
「はあ、はあ」
体育館で一時間近くフットサルをした後に校舎内を全力疾走。クラスの中では体力のある方の武もさすがに息が荒くなっていた。
「いい加減出て来いよ。まったく」
もういっそのこと、そう思っていた武の脳裏に一つの場所が思い浮かぶ。
「あそこかっ」
わずかな可能性にかけた武はわずかに残る体力を全てかけてある場所の前へ走った。
「ここは、まだ、だったな」
武が向かった先。そこは
「おーい、流川。いるんだろ、早く出て来いよ。そうしねえと花子さんにあの世に連れていかれるぞぉお」
保健室のトイレだった。
「おーい、いるんだろう。流川ぁ」
いや、厳密にいうと保健室のトイレ、ではなく保健室に一番近いトイレ、なのだが、いくら小学生とはいえ頻繁に保健室に来るものなどそうはいない。来たとしても普段訪れない保健室の中に興味をすべてもっていかれ保健室の外にポツンとあるさびれたトイレに目を止める者などほとんどいまい。たまたまよくけがをする武はかろうじて、その存在を記憶の端にとどめていたのだ。
「おーい、いないのかぁ」
トイレの前で何度も流川の名前を呼ぶがトイレからは誰も出てこない
「あれ、おっかしいな。絶対ここだと思ったんだけどな」
いい加減あきらめて降参しようかと思ったその時
ガシャン
「うおっ、びっくりした」
トイレの中から勢いよく銀ダライを落としたようなとてつもなく大きな音が聞こえた。
日の落ちた今の時間、校舎内にいるのは警備のおじさんと明日のテストをつくっている一部の教師だけ。そしてどちらもこんな校舎の端っこのトイレによることなどまずない。
「なんだよ、やっぱりあいついるんじゃねえか」
トイレの中に流川がいる確信を得た武はここまで付き合わされた不満を前面に押し出してずけずけとトイレの中に入った。
「おーい流川。いるんだったらとっとと出て来いよ。流川」
見つけたら一言、いや魔法少女キラキラルン☆ルンをお預けにされたから五言ぐらう言ってやろうと思っていた武の顔がトイレの真ん中、隠れる気など全くないというように直立不動で立つスーツ姿の男の顔にかき消される。
「えっ…………」
「みつかっちゃったぁ」
ヘリウムガスを吸った後のように異質な声。その声を発する男の顔には口がなかった。口だけではない目も髪も肌も何もない。あるのは顔と思しき黒い球とその玉の真ん中にあるでかい一つ目のみ
「お前……誰だ」
「うーん。いい隠れ場所だと思ったんだけどな。君、かくれんぼうまいね」
「おいっ」
自分の質問に答えるそぶりのない謎の男に大声を上げる武。あまり刺激しないのが得策なのだがそんな余裕は武にはない
「ああ、ごめんごめん。僕の名前はボッチ」
「ボッチって、それ流川が言っていた」
「そうなんだよ。僕はいつも一人ぼっちなんだ。だから友達が欲しくてね。だから彼をこちらの世界に連れて行こうとしたんだけど。彼はだめだね。僕を見つけられなかった」
「何を、言って」
「だってそうだろ、本当の友達なら僕がどこにいても見つけてくれるのが当然じゃないか。君のように、ね」
「っ」
自分の目玉の十倍以上ある巨大な一つ目のなめるような視線に背筋を凍りづかせる武。
必死に念じるも武の足は恐怖で動かない。
「さてとじゃあ早速君を僕たちのいる世界に連れていこうか」
「っ」
男の手が武に伸びる。必死に体を動かそうとするが、男の手が徐々に武に近づき、そして
「おおと、いけないけない。せっかく君が真の友である証拠を示してくれたんだ。僕も君に友達の証拠を示さないとね」
武の肩に触れる寸前で男はそのエナメル質な手を引っ込めた。
「ど、どういうことだよ」
「今から三十秒、君に時間をあげる。その間に君に隠れてもらって僕は隠れた君を見つける。君が僕にしてくれたようにね」
「…………」
「それじゃあ始めるよ、いーち」
巨大な目玉をトイレの壁に向け、カウントダウンを始めた瞬間
「う、うわああああああああああああああああ」
武は走った。全力で。恐怖が足を先の見えない暗闇の中へ動かした。
「じゅうさーん、じゅうにー」
もうだいぶ離れているはずなのにあの男の声が武には聞こえ続けた。
「あとじゅうびょー」
「っ」
タイムロスになるとわかっていても武は耳をふさいで男の声が逃れようとした。しかし、
「きゅー、はちー」
「うそだろ」
男の声は武の頭の中でなり続けた。
(なんだあれ、なんだあれ、なんなんだよ、あれはっ。どうなってるんだ。連れて行くってなんだよ。死ぬのか。俺死ぬのかよ。ふざけんなよ。
武は必死に足を動かし、ある部屋へ飛び込んだ。校舎三階にある、全生徒から忌み嫌われ恐れられる教室。
「先生、助けて」
武は生まれて初めて望んで職員室にとびこんだ。
いつもはスーツ姿の大人が眉間にしわ寄せ怒号と加齢臭湧きだたせる職員室も今はかすかなワックスのにおいと、一人明日のテストのためキーボードをたたく音しか聞こえない。
「きどんっ」
武のクラスの担任をしている木戸義一先生。通称、きどん。いつもローテンションで教室に入るとどよーんとした雰囲気になるからそういうあだ名をつけられたお世辞にも人気のあるとは言えない先生だが、今の武にとってはどんな先生よりも頼りになる大人である。
「木戸先生、大変なんだ、変な奴が、目玉が、追いかけてきてるんだ」
耳元で必死に叫ぶ担任の生徒の声に木戸は
「カタッカタッカタッ」
キーボードをたたくことをやめなかった。
「おい、聞いてるのかよ、キドン。今はテストどころじゃないんだって、キドンっ」
キーボードをたたく音が止まることはない。
「た~け~し~く~ん。どこかな~、ここかな~」
ガランッ
「ひっ」
近くで扉の開く音がした。
「おい、キドンっ、キドンっ。俺の話を聞いてくれよ、キドンっ」
「う~ん、いないな~。お~い。だいじょ~ぶだよ。きみのともだちがぜったいきみをみつけてあげるからね~」
ガラン、ガラン、ガラン
徐々に大きくなるドアの開閉音。そしてついに
ガランッ
「っ」
職員室となりにある教室のドアが開かれた
「き、きどぉん」
ガガガガっ
きしむような音をあげて開かれていく職員室のドア。その先は暗闇で何も見えないが武の脳裏にはあの巨大な目玉が浮かんだ。赤く充血した目が武を射抜き、あの黒い手が武を暗闇の中へ引きずりこんでいく。
「あっ、あっ」
全身を暗闇の中へ引きずり込まれる感覚に立ち尽くす武。その肩についに手が置かれた。
「みいいいいいつけたぁ」
「う、うわあああああああああああ」
「え、え、え、え」
「な、なにごとですか」
突然の武の叫びに木戸はキーボードから手を放し、武の肩に手を置いた張本人は
「ごごごごごめん、ちょっとおどかすつもりだったんだ。まさかそんなにおどろくとは思わなくてぇ」
「へっ…………流川」
ちょっと涙目になっていた。
その後、夜遅くまで校舎に残っていた武と流川は木戸先生にこってり怒られ、二人一緒に帰ることになった。
「一体何だったんだよ、あいつは」
「あいつっ、て」
「いや、別に」
あれが流川の言っていたぼっちなのかそれとも名前が同じなだけで全く別のボッチなのか、結局あの謎の男の正体は最後までわからなかった。
それでも武はもう二度とあの男に会うことはないと確信していた。
「…………お前さ、魔法少女キラキラルン☆ルンって知ってるよ」
「きらきら、るんるんっ」
どうして篠原にすら言っていないことを今はまだ大して親しくない流川に突然暴露してしまったのか、武自身よくわからなかった。それでもなんとなく武はそうしたい、流川と何か一つ自分の好きなものを共有したいと思ったのだ。
「知ってる。僕いつも録画してみてるんだ」
「リアルタイムじゃ見ないのか」
「うん、僕の家、学校から結構遠くて」
「そうか、じゃあこんど一緒にうちで見ようぜ」
何気なく、を装った本気の誘いに流川はしばらくあっけにとられた。しばらくむず痒い時間が流れ、そして
「………………うんっ」
流川は満面の笑みで武の手を握った。
翌日
「そういえばお前昨日のかくれんぼどこに隠れてたんだよ」
「トイレだよ。保健室の」
「はっ、お前あそこにいたのかよ」
「そうだよ。隠れてたら突然君が大声をあげて飛び出していくのが見えて」
「まじかよぉ。じゃあ、あいつまじでなんだったんだよ」
「だからあいつって誰だよ」
「そんなことはどうだっていいだろ。早く俺んちで魔法少女キラキラルン☆ルン見ようぜ。麦」
「ふふ、そうだね武」
どうして麦があのボッチと今まで出会わなかったのか。どうして武は麦を見つけることができなかったのか。クラスのみんなが麦に感じていた違和感。そして、
なぜ魔法少女キラキラルン☆ルンを麦が好きだったのか
その真実は麦の家に遊びに行ったときに見た七五三の写真でわかるのだがそれはまだ先の話。
ブクマ、評価、感想、お待ちしております。
去年の夏ホラー、冬の童話にも投稿していますのでよろしければ読んでいってください。
神の意図、第二部も絶賛執筆中。よろしければこちらもよろしくおねがいします。