第2話 俺はようやくのぼりはじめたばかりだからな。このはてしなく遠い異世界坂をよ… (終わりません)
「お……い……起き…ろー」
「はっ!パトラッシュ!そっちはオーストラリア行きの船よ!」
「どんな夢だよ」
あれ?目が覚めたら知らない天井www
真っ白な世界でござるwww
トラックに引かれたとこまでは覚えてるんだけど、もしかして……
「そう、君は死んでしまったよ。」
オラは死んじまっただぁwwwオラは死んじまっただwww天国に行っただwwwwww
マジかよwww
俺の撮り溜めてたアニメがぁぁぁ!!
ん?
「あれ?ってことはあんたもしかして神様的なやつ?」
俺に的確なツッコミを入れた青年に聞いてみた
「そうだよ。僕は一応神様さ。」
「神様!一生の頼みだ!俺の撮り溜めたアニメをここに召喚してくれ!」
「もう死んでるけどね。それについては置いといて、僕の話聞いてくれるかな?」
「断るっ!!」
「じゃあ君の存在を消滅させるね。」
「ごめんなさい。聴かせてて頂きます。」
存在を消されるなんて怖いじゃん?
「うん。えっとね、君死んだじゃん?」
「はい。」
「僕が管理している世界の一つが少しバランス悪くなっちゃってるから、僕の端末的な感じで人を送り込もうと思ってたの。」
「ほーう。」
「んで、会社の面接を利用して1人人間を選んで。んで死んでもらって。ここに来てもらったの。それが君」
「よくわかんね。長杉産業」
「面接で選んだクズ殺して
異世界転生させて
コキ使う」
ファァァwwwあの面接はこれっすかwwwそりゃ俺選ばれますよwww俺が面接官でも選ぶわwww
てかあの広告だとラブ○イバーしか集まんねぇよwww直にクズだと言ってるようなもんじゃんwwwわろちwww
「みんな真面目に受けてくれてた中で、君は異彩を放っていたからね。」
異彩って言うかキチ○イwww
「でも異世界転生かwww悪くないねwwwテンプレの能力プレゼントとかあるんっしょwww?」
「話が早くて助かるよ。あっちの世界は、剣と魔法のファンタジーって感じさ。君の好きな能力を好きなだけ付けてあげるよ。」
おおうwwwテンプレ通りで俺も助かるわwww
「じゃあテンプレに創造魔法じゃん?あ、この創造は、俺が魔法自体を創造出来る感じで!」
「魔法だけでいいの?能力で創造ってやつにすれば魔法も物もなんでも作れるよ?」
「じゃそれでwwwあとはその世界の知識かな?教科書的な知識と常識、裏の歴史とかヤバいこととかは分けて貰えると嬉しいっすwww」
「はいはい」
「あと死ぬの怖いから不死とかかな」
「僕も死なれると困るからそれは付けるよ」
「あー痛覚を操れる感じのやつも」
「創造でなんとかできるよ。てかもう、創造の能力で身体いじれるからそれでやれば?仕様上僕には勝てないけどそれ以外の者には勝てる強さになってるはずだよ?」
マジかよ!創造の能力ってチートじゃん!
「あれ?創造の能力で異世界の、てか俺の居た世界の物も作れるんすか?」
作れたらもう最高だぜwww
「うん。余裕で出来るよ。やろうと思えば、Wi-Fi繋げることも出来るから頑張って。」
やっふぅぅぅぅwwwwww
「じゃあ後は僕が少し身体をいじらせてもらうね。」
「いやん///」
「はい能力を使えるようにしたよ。知識も入れといた。あ、魔法は魔力を消費するんだけど、君の魔力は一応無限に沸くようにして有るから調整してね。あとちょっとオマケを色々付けといたからね。」
お、マジかwwwどんなオマケだろwww
まっ創造には、かなわないなwww
「じゃあ君が転生する世界の説明するね。知識には恐らく入ってるけど、言うよ。
君が転生する異世界は『グラーツ』って言うよ。魔法あるし剣も使うファンタジーって感じで、そっちの世界の幻獣とかも存在するよ。国は沢山有るから、その土地その土地を楽しむといいよ。
さて君の役目は、瘴気が少し濃くなっちゃった世界の浄化。とりあえず世界を旅してくれ。君の身体をいじった時に所謂空気清浄機みたいにしたから。息を吸うだけで少しずつ浄化されるから、まあ、各国回って空気を綺麗にーってなイメージでよろしく。あ、1箇所に留まるのは長くても5年までね。浄化し過ぎてバランス悪くなるし。」
「長え」
「ファンタジーの世界で
旅して
ハーレム」
「ぃよっしゃぁぁぁぁ!!!任せろぉぉぉぉ!!!」
ハーレムだと!?
男の夢じゃねぇかwww
ハーレム王に俺はなるっ!ドンッ
「あれ、でも俺死んだんじゃ、家族悲しんでね?特に弟、俺のこと大好きだから」
今頃大泣きだろうなw
「その心配はないよ。みんな喜んでるよ。クソ穀潰し野郎がやっと消えたって。弟もボロクソ言ってたけど、内容聞く?」
「いやいっすわ……」
分かってるよ!
クズですもん!
「じゃあ転生の儀に移るよ。やらないとなんか部下がうるさいし、」
おーうwwwさっさと転生させろやwww
「我 神の名の下に命ずる 此者 『天音崎 沙聡』【あまねざき さとし】を 天命の使者として 世界グラーツに転生させる 命ずるはダルっもういいか、えい」
俺の足元が空間に変わり落ちる
「唐突すぎぁぁぁぁぁ……」
「何かあったら君にコンタクト取るからよろしくー……」
……
やあ神様だよ
そうそう、サトシくんの見た目はイケメンなんだよ?
中身がクズだけど
異世界ではなんだかんだいい感じに馴染んでくれることを祈るよ
さってとじゃあサトシくんの活躍を高みの見物といきますか