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無関心な恋愛ライフ  作者: 航作裕人
第四章 優梨愛と複雑な関係
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12 日常でも地獄はある!

 東京ネズミ―ランドに行き、楽しいときを過ごした俺だが、学校が移動する時期まであともう少しまで迫ってきた。

 なんか疲れた俺だ。今日はネズミ―ランドに行って一週間が過ぎた。

 みんな移転のことと、優梨愛のことで頭がいっぱいだ。相変わらず人気があるが、その裏の顔は知る由もない。

 知っている奴らなど、俺と真司くらい。ほかの奴らは知らない。そして一週間後の今日は、


 ――十一月二十二日日曜日。


 なんか今週は疲れ感じだが、もう少しで、学校の仮体験みたいなやつが行われる。それが十二月から行われる。大変な時期だ。

 そして、今日は暇人なので、勉強することにした。すると、何時もの厄介なお客が来る。まあ、お客ではないが……。


「入るよ」


 と言うが、俺は反論。


「なぜ入る。入るのはダメだ。このくそ泥女」

「ちょっとひどいこと言わないでよ。このガリ勉バカ」


 と言い合っていると、いつの間にはドアを開けて入ってきていた。


「てか、お前はなぜ、許可も取らないで入ってくる。このヤケクソめ」

「何よ。いいじゃない、このくらい。別に迷惑かけてるんじゃないだから」

「うるせぇ――。関係ない。いつもお前は、俺の勉強を邪魔するからだろうがァ――」


 なんて言い合っていると、華音がやってくる。


「なにいいあっているのかな、和孝と水奈」


 ある意味、この言い方が怖い。それに顔つきまでもが怖い。どこから見ても、口先女みたいに口角が上がっている。そして、俺は、


「なにも言い合ってないよ。別に……」


 と言った。


「そうだよ。何でもないよ」


 と妹が言う。そして逃げる。最低な野郎だ。あいつはいないが、俺にはすごい仕打ちが来そうな予感。俺の予感は意外と当たるのだ。

 華音のことが怖くなってきた。

 


 こいつの一番もことは、やきもちだと思うが……。華音は積極的ではないから、その分、アプローチができない。

 そのため、俺に近づくのが怖いのかもしれない。あいつらにはわかっていないが、心配なのは華音だ。

 俺は小学生の時は、バカと言われ続けていたときに、いじめなどは体験したことがある。

 と言うよりも、やるふうに仕向けたといった方がいいかもしれない。

 周りの人たちがどう見ても、低レベルに見えてしまい、どうすれば起こるかがわかってしまったからだ。

 そして実行してみると、以外と乗ってきたので、やってみた。いじめは大変だと思った。誰も助けようとはしない。それがいけないことだと知っていても、勇気が出ない。

 それがこの人間の弱さのだと、俺は思い続けてきた。それに、伝えるのも苦手なのが人間だということも……。

 華音がもしも、気持ちが伝えることができれば、成長することができるだろう。

 その日を待ち望んでいる。と言うことを考えていたが、仕打ちがが怖い。

 


 あの時はどうなるかと思ったが、どうにか怒られずに済んだ。いつもうるさいといわれてしまった。反省しなければいけないことが山ほどあるみたいだ。

 

 今日の出来事はあまりので、いつも通りに夕食とお風呂に入り、布団へと入った。その時間は、

 

 ――午後十一時。

  

 だった。


 

 翌日。今日は学校の日。いつも通りに起きる。支度する。学校へと向かう。いつもの三原則だ。

 

 そしてつくと、みんながいる。いつもどおり、真司がやってくる。


「もう、十一月も終わりが近いね。もうそろそろ、学校も仮移転の十二月になるよ」

「そうだな。なんかこの教室と分かれるのが、寂しいかもしれない」

「何でだ。もしかして、ここに未練でもあるのか?」

「そうじゃないけど、何となくね」


 と俺は言うと、真司は話を変え始めた。そんなときに、俺は飲み物を飲みながら、聞く。


「それよりも、華音とは恋人同士かな?」


 俺は完全に口の中に含んだ飲み物を行きよくよくはいてしまった。


「ぶォ―――――」


 机が少し汚れてしまった。そして、周りから


「「汚いんですけど。やめてね、そういうこと……」」

「す……すいませんでした」


 俺はすぐさま誤った。そして、俺は真司に言う。


「おい、やめろよ。いきなりそんな話」

「だって気になったんだものね」

「だから、その話は俺には理解できない」


 と答えると、真司は首をふる。


「本当はわかっているだろ。お前のことが好きなのは華音だって……」

「やっぱりばれてたか。お前にはかくしごとができないな」

「それはそうだろ」


 俺はこのとき思った。


 ――だけど、妹が俺のことを好きなのは知らないだろ。


 すると、真司が妹について聞いてくる。


「あれ、妹さんって中学生だっけ?」

「そうだけど」


 俺は焦ってしまった。妹も好きなんだろ的なことを言われたらたまんないと思ったからだ。


「じゃあ、お前も妹さんはこの学校を受験するのか?」

「そのあたりはわからないんだよ。あまり言わないから」

「そうか」


 とゆっくりと話していると、チャイムが鳴る。ホームルームの開始の時間だ。


「そんじゃあ、後で」

「おう」


 俺は返事をした。



 あれから六限目まで勉強をがんばり、放課後のことだ。優梨愛の奴が近づいてきた。


「おひさァ――、今日さ、一緒に帰ろうよ。いいでしょっ」


 なんていってきている横だか知らないが、華音が睨みつけてなんかこぶしをグーにしてみている。俺は危機感を感じた。それなので、俺は断ることにした。


「無理だ。今日は……」


 でも、あいつは引き下がらない。次は、体をめちゃくちゃ近寄せてきた。

 そんなときに、胸が当たる。それでこの決まったようなセリフ。


「今日がいいの。ダメなの?」


 いつもの優梨愛とは違う。少し女の子さを出してきている。なんかいろいろと攻め込んでくる。

 俺の男性的な本能があり、断れなくなってしまいそう。


 ――これが、女が漬け込む場所か、これで男はいちころ――というわけか。

 このとき俺は怖いと思った。


 体を密着させれば、誰だって断ることができないようにするため。それを見ていた華音は、もうそろそろで爆発しそうな予感。


 ――ここは逃げた方がいいかもしれない。


 と思った俺は、少し大胆なことをした。


「少し人が少ないところに行くぞ」


 と言って、ダッシュで学校の門を後にした。そして、少し裏にはいり、話し始める。


「少し大胆だぞ、和孝。お前もしかして……」

「そんなわけあるかァ――。お前にはそんな感情などない」

「嘘ばっかり、さっきなんて困ってただろう」


 俺はいう言葉が出なかった。言っていることがあっているからだ。

 俺は完全にやばい雰囲気になってしまったのだから。


「それよりも、お前はなぜ、俺と今日は帰ろうと思ったんだ?」

「それは……、何となく。それにあだ名でも決めようかと」


 聞いた俺がバカだったと思った。


「そんなことなら、呼ぶなよ」

「いいじゃないか。あだ名を決めたかったんだから」

「あっそう」


 俺は少しあきれて、この場を離れた。すると、


「何逃げてるんだよ」


 俺はそんなことなど気にせずに、無言で家まで帰る。このあとはまたまたの説教。日常が恐ろしくなるほど大変な一日だったのだ。

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