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無関心な恋愛ライフ  作者: 航作裕人
第七章 華音と和孝
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21 日はまだ明けない

 とりあえず、俺らの部屋に入ると、窓の向こう側には海が少しでも見えた。それにベットはきちんと整えられ、とてもいい部屋になっていた。ドアを開けて右側にはトイレとバスルーム、洗面所などがあり、左側にはクローゼットがある。その向こうにはテレビやベット、机などがあった。


「意外といい部屋じゃないか。俺は気になったぞ」


 真司はつらそうな顔で言っていた。男の急所にけりをくらわされると痛いらしい。それは普通か。


「それにしても、ここよりもいいホテルってどんなんだろう」

「それを俺に聞くか? そんなの言ったやつにしかわからないだろう」

「それもそうか」


 真司はベットへと寝ころんでいた。まだ痛みが引けていないみたい。どんなけり方をしたのか、想像しただけで急所が痛む。俺は絶対に食らいたくないな。それにしても、華音の逆鱗とはどいうものなのか。それに、だれが鈍感というんだ。水奈と華音が俺のことを好きなくらい、行動を見ていればわかるのに。だけど、俺が気が付いていることは全く分かっていないみたいだし。それもそれでいいかもな。


「それよりも和孝。お前って、気が付いているんだろ? 今まで言わなかったが、あの二人がお前のことを好きなことくらい、わかるんだろ。お前みたいなガリ勉なら気が付いていると思うのだが……」


 真司はいきなり、まじめな顔に変わった。それほど重要なことなのかと思ってしまうが。


「わかっているよ。まあ、気が付いたのはあいつが俺に対して少し緊張しているところとかね。水奈に関しては結構前に知っていたかな。はっきりとした記憶はないけど。どの辺で気が付いたと聞かれると返答に困るし」

「まあ、お前なら気が付いているとは思ったが、あえて言わなかった。あの二人にバレると後々厄介なことになるからな」

「やっぱり、昔から見ているだけあって、よくわかっているな」

「それはな。それに、もしもお前が気が付いていることが分かれば、たぶん、恥ずかしく過ぎて死にたいとか華音は言うだろうな。水奈ちゃんのほうはわからないがな」


 どうやら、真司はあの二人のことを考えて、あえて言っていないのかもしれない。あいつらが鈍感なのはわかっているし。以外と自分のこと以外は気が付かないことも多いだろう。


「とりあえず、何をしようか」


 真司はいたそうだった急所をおさえるのをやめて、俺に問いかける。


「そういえば、もう寝る時間じゃない」

「そうだな。明日は早いかもしれないし」

「それじゃあ、お風呂でも入って寝るか。それじゃあ、大浴場へと行かない?」

「おいおい、もうこの時間は空いていないだろ。夜の十時だぞ」

「そうか。ここのお風呂でも入って寝るか」

「だな」


 俺は疲れ切った体を休めるため、自室にあるお風呂でもゆっくりと使って眠ったのさ。

 更新に期間が空いてしまいましたね。少し短い内容ですが、気休め程度に見ていただけるとありがたいです。さて、無事に部屋にたどりついた後のプライベートゾーンの話です。男同士の話し合いという感じです。真司と和孝が今度、どんなことをしていくのか楽しみなところです。

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