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3.社畜の就職

二週間に一回に変更して申し訳ありませんでした。。


ガララ、


少し古いのか、音を立てながら大きな木の扉が開いた。


「おう、酒持ってこーい!」

「昨日はロックバード大漁だったな」

「お、良い依頼あったか?」


冒険者たちが話している声が聞こえた。



パーティで話しているもの、

朝から酒を飲んでいるもの。


酒場が併設されているのかとても賑やかだ。


受付は、あそこか。


ギルドの制服だろうか、黒が地の服で、白でギザギザの模様がついている。

頭にはみんな同じ、黒縁に白の帽子を被っている。


同じ服を着た人が五人ほど並んでいる。


「こんにちは!

 冒険者登録に来ました!」


「あら、良い魔法を授かったの?

 この紙にステータスを書いてね。」


渡された紙には

名前

レベル

MP(メンタルポイント)

ATK

魔法

スキル

を書く欄がある。


苗字は書かないようにっと。


<名前>

   ユーマ

<レベル>

   1

<MP>

   1

<ATK>

   30

<魔法>

   ・なし

<スキル>

   ・魔法書( )

   ・不屈☆(ふくつ)




相変わらずのMP1、

自分で書いてて悲しくなるな。


「これで!」


「レベルは1、まぁ当然よね。

 ATKは30で、MPが1?!

 あ…すみません。

 スキルが魔法書、魔法使いへの指導などができそうですね。

 それで、この不屈☆というものは?

 存在しないスキルは書かないでもらいたいのですが…」


存在しないスキル?でも俺のステータスには…


「あ、ごめんなさい。

 この前読んだ本と混ざっちゃって…」


変に怪しまれたり登録できなかったら困る。

それに、契約とかのときに何かあると、

相手会社とかから文句が来てめんどくさかったりもする。


ここは一旦俺のミスってことにしよう。


「はい、でしたら不屈☆を消してこちらで承ります。

 血を1滴このカードへお願いします。」


血?なんかテンプレだなぁ、まぁここがラノベの世界か。


この針で、


チクッ


少し痛いがこれぐらいはどうってことも…

ん?傷がもう塞がってる。


針になにか魔法がついていたのか?

王都に来てから驚かされてばかりだ。


指についた血をカードに付けた。

カードに血がついた途端、カードの色が変わり、銅色になった。


「はい、ありがとうございます。

 こちらがユーマ様のギルドカードでございます。」


カードには


<ユーマ>

ランクF

剣士

スキル:魔法書


と書いてある。

名刺のようなものだな。


「ギルドの制度についてお話しましょうか?」


「はい!」


「了解しました。

 まずここは魔導王国プロスギア本部、王都にあるギルドでございます。

 王国で一番の大きさでございます。

 

 次にランクの説明をします。

 ランクにはF〜Sランクがあり、

 はじめはFランクからです。

 達成した依頼の数や、ギルドでの貢献度によってランクアップしていきます。


 3ヶ月間依頼の受注がないと、

 ギルドカードは失効となりますのでお気をつけください。


 また、傷害や殺害などの行為をした場合にも失効となります。

 以上で説明を終わります。大丈夫でしょうか?」


「大丈夫です!」

なかなか長いが、まとめるとこうだな。


・ランクはF〜S、依頼を多く達成すると上がる。


・犯罪行為や3ヶ月間動きがなければ失効。


ってところか。


まだ朝だし早速依頼を受けてみるか。


「今から依頼を受けるのって大丈夫ですか?」


「もちろんです。あちらの依頼掲示板のところから、

 依頼の書かれた紙を剥がしてきてください。

 それで受注完了となります。

 常設依頼もあり、そちらは受注することを教えていただけるだけで大丈夫です。」


なるほど、あそこか。


コルクボードに、適正ランクと依頼内容の書かれた紙が貼ってある。


今日は常設依頼を受けてみよう。

初めてだしね。



<常設依頼>


・ヒール草採取依頼

・ゴブリン討伐依頼


ヒール草一本200ウェン

ゴブリン一匹(討伐証明部位1つ)500ウェン


100ウェンが銅貨1枚だったから…

ゴブリン8匹で一泊分か。


今日はヒール草を取りに行ってみよう。


『ナビさん、ヒール草が生えてる森と、

 安全性について教えて。』


【ヒール草は王都の東の森の浅いところに生えています。

 出てくる魔物もゴブリンぐらいなので大丈夫でしょう。】


なるほど、できればゴブリンにも出会いたくないけどね…


「常設依頼に行ってきます!」

しっかりと受付のお姉さんに報告をしておく。


「受注ありがとうございます。

 初クエスト頑張ってくださいね。」

優しい笑顔で見送ってくれる。


転生する前はありえもしなかったな。





門についたところで──

「あ、ぼうず。

 昨日ぶりだな。」


「こんにちは!

 昨日は助かりまし、あっ。

 助かった!」

昨日王都に入るときにお世話になったお兄さんだ。


「冒険者としての初依頼か?」

手に持った剣を見ながら聞いてきた。


「はい!

 東の森にヒール草を取りに。」


「そうか、頑張れよ!」


笑顔で手を振り合い門を出た──。


初依頼(はつしごと)、心躍る響きを胸に森へと向かった──。


今回で初依頼(初仕事)全部書こうと思ったんですが、

文章量が多くなりすぎてしまいそうなので次回一気に書くことにします。

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