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世界に轟く勇者の道を進む  作者: カトレア
〜 イーゼル編 〜
18/20

山脈からの帰還

 僕らは、アルガード山脈から帰還した。

 全員が無事だと思ったが、山頂にいた僕らは、1人の少女に気がいった。



「スキルが…………使えない……」

「まさか…。あいつが…」

「落ち着け!ゼン!!お前の覇気で何人も気絶している。抑えろ…。セツナの事は残念だ。だが、今の俺らでは勝てない」



 僕が「すみません…」と、ガルブレアナさんに謝罪し、スキルを抑えた。



「みんな!!!僕らは一様、厄災白竜を撃破した!!!だが、【ワイド・フィフス】が乱入し、セツナのスキルが呪われた。これが、頂上であった話だ」



 ガルブレアナさん、アース団長が説明している間に、僕らは街で一番大きい教会へ向かった。



 僕の水色の瞳が少しずつ暗くなり、焦りがわかる。



 ギルドハウスの近くにある大きい聖教会。

 白で造られた教会で、ガラスが日光で反射しており、白く輝いていた。


 

 教会に移動した僕とセツナ。

 教会の中には以前、魔本をもらった時にいた、緑と青を合わせたような翡翠色の瞳が特徴な女性のアイラリさんにセツナについて話した。



 アイラリさんは、トップパーティのヒーラーを務めていて、全ての街を入れてもトップレベルの実力を持っている。



「アイラリさん!!!セツナがっ。敵に呪われたんです」

「…これは。私でも解けない呪いです。呪いから硬い意志と魔力を感じます……」

「そこをなんとかできませんか?!呪われたのはスキルなんです!」

「すみません……。私には……」

「ゼン。私は大丈夫。スキルが使えなくても……」

「セツナ…………。」



 僕は憎しみや悲しみなどの感情を押し殺し、教会を出た。

 


 とてつもない消失感を思いながら、ギルドハウスにむかって、

 ゆっくり……ゆっくり歩いた。



 頭は真っ白で、僕の水色の瞳は少しくすみ、他からみると復讐を誓っているようだったが、僕はそんな事は思っていなかった。

 美しく僕らに希望を与える太陽の光だったが、今はずっしり重く感じる光だった。。。


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