身代わり
動画の中の人物
「奇跡的な経済成長を遂げていたZ国では当時、ある1つの問題が起こっていました。それは高齢化です。この高齢化によって、社会保障費の増大が将来的に見込まれていました。
社会保障費とは、簡単に言うと「もしもの時にみんなで助け合うためのお金」です。国民が病気や怪我で病院に行った時の医療費や、高齢者になって働けなくなったときの年金などがこれにあたります。そしてこの
社会保障費は高齢者が増えるにつれてより多くの財源が必要になるとされています。
そこで、Y党が提案したのは安定した税収が見込める税金、「消費税」です。
もちろん、当時の国民は反対しましたが好景気の中での導入だったため、その反発はあくまで限定的だったのかもしれません。
またこの消費税導入を後押ししたのが、団体Xです。団体Xはこの時、「自分たち大企業に対する税金を減らしてほしいので、その代わり消費税の導入は賛成する」と意見したのです。
これらの背景があり、結果的に消費税は導入されることになりました。
そしてなおかつ、団体Xの要望通り企業に対する税金である法人税は引き下げられたのです。
このあと、数年に及び消費税は徐々に引き上げられる一方で法人税は団体Xの要望通り、徐々に引き下げられていったのでした。」