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Fiction ~日本を変えた、たった2人の高校生~  作者: 崖の上からSOMETIMES絶叫
22/23

2本目の動画

御子柴奏(みこしばかなで)


朔と顔を合わせるのは、あの夜以来一度もない。

互いの身元を守るため、念の為に

やり取りはすべてオンライン会議だった。

身バレするような痕跡は残していないものの、

接触は最小限に抑えておくことにした。


二本目の動画を出す数日前、

俺は朔とオンラインで打ち合わせをしながら、

すでにその動画以降の動きを計画していた。


「ただメディアに出るだけでは、面白くない。

どうせなら、敵に真っ向からぶつかる姿勢を見せるべきだ」


俺の提案に、朔は少し考えた後、了承してくれた。


そして、世に出た二本目の動画は、俺の予想を遥かに上回る反響を呼んだ。


各種メディアがこぞってこの話題を取り上げ、朔の動画の注目度は、以前にも増して急上昇した。


動画の内容は、一本目と同様朔がフードを深く被り、顔を隠したまま語りかけるものだった。その中で、朔は「デジタル・フロンティアの一件は自身が告発したこと」を明かし、「若手政治家・相沢凛との対談を望む」と宣言した。


その動画の最後に、朔はメディアからの出演依頼や取材の問い合わせ窓口として、新たに開設したメールアドレスを公開した。


正直、俺が朔の計画に乗ったのは、いくつかの理由があった。

父親の件を知りたいという単純な興味。

そして、朔の目的そのものに、俺自身が強い共感を抱いたこと。だが一番の理由は、この計画がどう転がるのか、単純に面白くなってしまったからだ。


一方で、俺はまだ朔に聞けていないことが山ほどあった。

朔がどうやって、国会議員すら知りえない情報を手に入れているのか。そして、今後の計画で「表に立つ」ことになる、俺でも朔でもないもう一人の人物。


一体、そいつは何者なんだ。


様々な疑問を抱えながら、俺はスマートフォンの通知を見つめる。YouTubeアカウントには、メディアからの出演依頼がひっきりなしに届いていた。

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