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Fiction ~日本を変えた、たった2人の高校生~  作者: 崖の上からSOMETIMES絶叫
18/23

計画と目的

御子柴奏(みこしばかなで)


情報量が多すぎて、処理が追いつかなかった。


突如目の前に現れた、真っ白な髪の青年。


今、目の前にいる青年が

あの動画を世に出した張本人だと告白したこと。


その青年から、中身もわからない

計画に誘われたこと。


今回、父親も関わったとされる一連の報道と、

誘われている計画はなんらかで繋がっていること。


1つ1つをできるだけ早いスピードで、

頭でなぞっていった。


目の前の青年が本当にあの動画の主なのか、

一瞬疑念がよぎったが

俺がここに来るきっかけとなった、

あの3枚の写真が、

おそらく彼の言葉を証明しているのだろう。


「あんたは、どうやって

そんな情報を手に入れてんだ?」


俺の問いに、朔は涼しい顔で答える。


「協力いただけるのであれば、お伝えします」


まるで取引でもするかのようなその態度に、

俺は眉をひそめた。


「どういうことだ。まず、なんで俺が必要なんだ? 親父だけじゃなくて、俺のことも知ってるのか?」


朔は、小さく頷いた。


「あなたのことは知っています。YouTubeにアップされている、模擬国連の決勝戦の動画も拝見しました。あなたが議論をまとめ、大勢の人を納得させる様子。あれは、僕にはないものです。

伝える力。

これからの私の計画には、それがどうしても必要なんです」


朔の言葉に、俺はさらに苛立ちを覚えた。

まるで、俺のプライベートな部分まで

覗き見られていたような不快感。


「お前の計画の内容も目的もわからないのに、

そんな誘いに乗れるわけないだろ。

誘うなら、それもセットで誘うのが筋だろ」


俺が吐き捨てるように言うと、

朔は少し困ったように笑った。


「…ま、それもそうですね。どうにも話し下手でして。申し訳ないです。ではもう少し、私の話を聞いてください」


そう言って、朔は再び、ソファに深く腰を下ろした。


「僕の計画と目的について少しお話しします」



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