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童話・児童書などまとめ

小さなアリの観察

作者: 枯谷落葉



 僕は、小さな箱をのぞくのを日課にしている。


 学校の宿題で生き物観察をしなさいって出たから。


 でも、簡単に捕まえられる虫がいなくて。


 仕方ないからどこにでもいるアリを観察対象にすることにしたんだ。






 箱の中では、黒いアリたちがたくさんいて、せわしなく動き回っている。


 すごく働き者で、疲れないのかなって不思議に思う。


 そんなアリには、たまに餌をやると、みんなで一緒に巣穴に運んだりするから、それを眺めるのが面白い。


 アリって生き物は、驚くほど体が小さい。


 気がつかなかったら、地面で踏んづけていることもあるかもしれない。


 それくらい小さい。


 だから普段は、この地球上にアリがいるってことを忘れそうになる。






 でもこうして見てると、そんな小さなアリだって、一生懸命生きているんだなと思うようになった。


 前は思いもしなかった。


 猫も犬も、バッタやちょうちょも。


 ほかの生き物のこともあんまりよく考えなかった。


 でも、すごく大変な思いをして生きてるだなって思うようになった。


 どんなふうに生活してるんだろう、生きてるんだろうって疑問がたくさんでてくる。


 なんだかもっと、ほかの生き物のことを知りたくなってきたな。



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