(10/14)第99夜 ホロウィン
これは昨年のハロウィンの出来事だそうだ。ハロウィンといえば仮装でありとても楽しみにしていたそうなのだが世界で流行したウィルスのせいで中止になってしまったそうだ。
せっかく用意したハロウィン衣装をどうするか悩んでいると友人が少数で行われるハロウィンパーティーの話を持ってきたそうだ。
楽しみにしていたこともあり二つ返事で参加を表明したそうだ。ただ例のウィルスも怖かったのでしっかりと対策し、仮装に口元の布を足したそうだ。
そしてハロウィン当日教えてくれた友人と会場で待ち合わせをしたそうだ。友人はミイラ男の仮装をすると前から言っていたのでその姿を探すとすぐに見つかりました。相手も気づいたようで手を振りながら近づいてきたそうだ。
友人の声は布越しのせいかくぐもっていたそうだが会話には特に問題はなく二時間弱の時間を他の参加者と話しながら過ごしたそうだ。
そのほかの参加者といのも中々の仮装の出来で本物かと見間違うようなものばかりだったそうだ。しばらく仮装を楽しんで満足して会場を後にしたそうだが友人はもう少し残るというそうで一人で帰ってきたそうだ。そして家に戻って気づいたそうなのだがスマホにたくさんの連絡が来ていたそうだ。それも例の友人からだ。それは一緒にいたはずの時間に来ておりそれが不思議だったそうだ。
どういうことなのか友人に電話してみると衝撃の真実がわかったそうだ。友人はハロウィンパーティーには誘っていないそうで今日もずっと家にいたそうだ。友人はどうも嘘を言っている風ではなかったそうで後日その友人と会場になっていた建物に行ってみたそうなのだが廃墟でとてもパーティーに使えるような場所ではなかったそうだ。
それなら一体あの日いたあそこは何だったのだろうかと恐ろしくなったそうだ。その後一応お祓いをうけたそうだ。今年のハロウィンこそは普通の仮装パーティーに参加をしたいと願っているそうだ。
次……投…は……15…0:00 ……ます。