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私は生徒会が、だいきらいです。  作者: mugityatan
生徒会というストーカー
8/9

日常会話と決意

やっぱり一気に書くってのが難しいのでシーンの切り替えごとに投稿することにしました。

「ふぅ・・・」

 私はあれから、ささっと仕事を終わらし有紗と一緒に下校した。そして帰宅と同時にお風呂に直行。自分で沸かすのは少し面倒だったけど、やっぱりお風呂に入ると心が癒される。

「どうしてこうなったんだろうな」

 まぁほんとに心の底から嫌だとは言っていないのだということは、有紗に言われて認識したけど、それでもなんか釈然といかない。まぁ状況が状況だし、大体自分から参加するっていうことが多かったせいなのかもしれないけど。

 でも、溜息はつきたくなる。生徒会に入るなら、あの生徒会長と一緒に仕事をするわけだし、あれだけ噂が広まっている以上、私が告白(実際には違う)を受けたと周りには認識されるだろうし。とにかくめんどくさい。

 「ねーちゃん、お風呂沸かしてはいるのはいいけどちゃんと洗濯物洗濯機の中に入れてよ・・・。汚い」

 一人でゆっくりと今日起こった出来事についてまとめていると、弟が扉越しに文句を言ってきた。

「いいじゃん。たまには。それとも何?お姉ちゃんの着用した下着見て興奮でもしたのw?」

 私はそういって弟を茶化しながら、散らかした衣服についてうやむやにする。

「な、なに言ってるんだよ。も、もうそんなんじゃないし。第一そんなこと言っているとモテないよ!」

「動揺しちゃって。優矢は可愛いな~。でも私意外と持てるんだよ。今日だって告白されたし」

「え、それはさすがにないでしょ。こんなねーちゃん好きになる人なんてそうそういないって。そういう冗談はいいから」

 こいつめ。私が付き合った人がいないからと言って、こんなこといつも言いやがる。私だって恋の一つぐらいするっていうの。でも確かに弟の優矢に言われると妙に説得力がある。実際問題として、弟は経験豊富で小学生のころから彼女をとっかえひっかえしてる。実際に頭も私ぐらい良いし、容姿もなかなか。最近では友達と遊びに行くのに髪までセットしてしっかりと身だしなみを気を付けている。ついこの間何て某有名な芸能事務所のスカウトを受けるまでによくなっている。実際には本人がやる気がなくていつも断っているが。

 ほんと、私の弟ながら出来が良すぎて困る。

「って、そんなことを言いに来たんじゃなかった。晩飯何食べたい? 今日の当番俺だから」

 そうこういうところだよ。人を気遣って晩飯を考えてくれるところとか、確かにこれならモテて自然の摂理というものだよ。これを素でやっているんだから弟にはかなわない。

「じゃぁお姉ちゃん今日は疲れたから、ケーキ食べたいな~」

「じゃぁねーちゃんだけホットケーキで」

「ごめん、うそ。うそだから。晩飯ホットケーキだけはやめて・・・。カオスすぎる」

「じゃぁ、カレーでいい?」

「うん、いいよ。ただ中辛ぐらいがいいかな」

「わかった。ねーちゃんが好きそうな感じに味は調整しておくよ。」

 弟はそう言って、脱衣所を離れる。

「私も優矢みたいにしっかりしないとな」

 嘆息して、自分の両手をじっと見る。

 私自身本当にいろいろなことに手を出してきた。

 中学生の林間合宿の副実行委員長から始まり、中学の生徒会、市全体の学生評議会、ボランティア活動の責任者、色々なことをやらされて来たし、やってきた。そして、今も継続して学生評議会にはちょくちょく顔を出しているし、ボランティア活動の方では、お金をもらい正社員が行うような仕事を年に二、三回持たせてもらうまでに成長している。

 だから、今回の生徒会だってそんなに苦でもないし、逆に立て直すなんて、自分でもやってみたいと思ったんだと思う。ただ、あのロクでなしはなんとなく気に入らない。ただ単純に自分を卑下してできないものを他人に任せるような人の下には付きたくない。

 ただし、今回に限ってはその上に水上先生がいるから安心できるは安心できる。

 これが本当にあのクズな会長の下であれば、ここまでにはならなかったと思うし、なったとしても上が駄目なら、そう簡単に全体を変えることは難しい。

 これは様々な活動を通して思ったことだ。トップがこの方針と決めると下は基本的にそれに従うしかない。そうじゃないとつまみ出されるし物事は全く進まなくなる。まぁその方針に従えないってことはそのトップを信頼していないってことだし、そんなところで上手くいくはずもないから辞めるのが一番いい。

 だから今回は信頼している水上先生の下だから、半強制的だがやってもいいと思う。自分の成長にもつながるしね。

「何となく纏まったし、十数えて上がろうっと。い〜ち、に〜い、さ〜ん、よ〜ん。」

 と四まで数えたところで、脱衣所の扉が開く音が聞こえる。

「ねーちゃんって意外と子供だよね」

「な!?」

 私は弟に茶化されて、十数える前に風呂から出た

短い形ですが、頻度を上げて投稿していこうと思っています。

継続は力なりって言いますし、無理のない範囲で頑張っていきます。

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