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私は生徒会が、だいきらいです。  作者: mugityatan
生徒会というストーカー
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水上先生と私

久しぶりの更新です!

いろいろと大学が忙しくてかけませんでしたが、さすがに更新しないとまずいなって思って更新しました。

自分自身文章体力がないので書けても一日2000文字ぐらいしか書けませんが、これからは最低でも二週間に一回は更新していく意気込みで書いていきますのでよろしくお願いいたします。(できるかどうかはまだわかりませんw)

私の教室は、二階の一番奥。奥からABCDEといった順番でクラスが並んでいる。

このアルファベットは言うまでもなく成績順。Aがトップのクラスで、そこからB、Cといった感じに構成されている。

三年間基本的にクラス替えなどはなく、入学当時の学力でクラスが分配されている。このクラス分けの理由は、サボるやつと真面目に勉強するやつで、大体半分ずつで平均になるからだとか。実際に、成績順で分けているものの三年ぐらいになるとほとんどクラスの平均点が一緒になる。

ほんと世の中ってわからないもんだよな。

ただ、一番酷いと感じるのは、成績上位者をなぜ玄関から一番遠い部屋に置いていることだ。これは新手の嫌がらせかって言うぐらい端っこにある。だから、ギリギリに学校に来ようとするものなら遅刻は確定。そのため大抵の生徒は余裕を持って登校している。

第一、遅刻するとめっちゃ怒られるし、後が面倒くさい。

というわけで、私は今全力で駆け足で走らず急いで教室へ向かっている。

しかし、今考えてみるとこれは遅刻ではなく、先生の手伝いをしていたからセーフなのではと頭をよぎる。

特段急ぐ必要性はなかったか・・・。なんか、今日は無用なことばかりしているような気がする。まぁ、余裕を持って教室に着けたことだしよしとするか。

「立夏、さっきぶり」

 私が教室に入って真っ先に有紗が笑顔で声をかけてくれる。

「うん、さっきぶり」

「無事に話せた?」

「なんか、若干妙な感じはしたけど、仕事内容はしっかりと伝えておいた。」

私は、若干不安そうにしながら有紗に伝える。

「何その妙な感じって・・・。大丈夫なの?」

「大丈夫だよ!」

 私はそう不安を吹き飛ばすかの如く、元気いっぱいに答える。

「立夏がそういうなら大丈夫だけど、何かあったら言ってね」

 ほんと、有紗は優しいな・・・。私の勉強できる部分分けてあげたいぐらい。勉強ができるようにこれから毎日祈ろう。

「お~い。とっとと席に座れ。HR始めるぞ」

 そういって入ってきたのは、担任の「水上美佐」先生だ。私が信頼・尊敬している一人。先生は、高学歴の持ち主に加え、数々の有名な論文を持っていて、わが校が誇る教員だ。加えて先生は、美人。髪型は短いセミロングで、毛先は少し内側にウェーブしている。加えて片耳のみについているイルカのピアスは何とも美しい。身長は百六十センチと高過ぎず低すぎずといった感じで、スタイルは細身を感じるが、それもこれも先生の大きい胸が要因であろう。どうしたらあんなにいいものが手に入るのか・・・。自分が悔しい。少しぐらい大きさを分けてほしい。

「立夏。ぼーとしてないで早く座れ」

「あ、はい!」

私は、名前を呼ばれて「はっ」となり急いで席に着く。

それを確認したら、教卓の前に立ち存在感ある立ち振る舞いで、新学期のあいさつを始める。

「今日は新学期始まって初日。新入生が入ってきたり、授業が難しくなってきたりと大変な日常が始まると思うが、今しかできないことをしっかりと行っていくんだぞ。というわけで、まずは始業式。めんどくさいと思うが、これも社会人になるための貴重な経験だと思って、居眠りなどはしないように。準備できたものから体育館に移動しろよ。何かもろもろと伝えておきたいことがある人は、話まとめてから私のところに来るように。以上、解散」

 いつもながらに端的に話をまとめて、でも必要なことは言う。しっかりしている先生だなと思う。私も先生みたいになりたい。

 と、この後早めに体育館に行って準備しなくては。何かあったら大変だしね。

そう思った矢先、水上先生に手招きで呼ばれる。

「そうそう、立夏、ちょっとこっちこい」

 疑問に思いながらも近づいていくと、先生が言わんとしていることが何となく察しがついた。「始業式の手伝いするんだって? なんか担当の奴が企んでるっぽいから一応警告だけはしておく。まぁ悪い企みではなさそうだから、そこまでは気にしていないが、何かあったらいつでも助けを呼べよ」

 やっぱりこの先生いい先生だな。私のことを心配して声をかけてくれるなんて、ほんと性と思いで今どきの先生には、そう相違ないタイプのしっかりしている先生だな。でも、一体企みって何だろう。特にそんな感じはしなかったけど、遠藤先生何かやらかすのか・・・?

 そんなわけないか。

「わかりました! できるだけ迷惑はかけないようにしますけど何かあったら頼らせていただきたいと思います」

「よし、じゃ頑張れよ。」

 先生は、私の方の上にポンと優しく手を置き元気をくれる。

 

よし、頑張るか。


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