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BecP8  作者: 水島 澪
9/17

張り込み?

「はんちょーーーーー、撮れました?」

「なかなか出て来ないんだ。・・・・・・あっ、来たぞ!!」

 

 こちら盗撮班。三浦和正はラッキーなことに家から出てきたところを捕らえてパシャリ。


この調子で岡崎世良も・・・と家付近に張り込みを続けていたが、出てくる様子がなく、待つこと3時間半。


 刑事といってもまだ子供だから、当然飽きてくる。


 まだかまだかとうるさい可憐に食料到達を命じ、さらに続けること15分。


 家からやっと出てきたわけだ。


そこをパシャリ。


「どうします、班長。あとを追いますか。」

「いや、今日は隠し撮りメインできたんだ。それに、あのバック見る限り習い事か何かだろう。追っても仕方がない。帰ろう。」


 と、いうわけで、たったの3時間45分間の張り込みは終わった。















「・・・乃。・・・紫乃。・・・・・・紫乃!!!」





                   ハッ


「大丈夫か、随分うなされていたけど・・・」




 紫乃は、うなされて目が覚めた。

 全身にびっしょりと汗をかき、うなされていた紫乃を、京介が起こしたのだった。


「ほい、タオル。」

「・・・・・・ごめん。」

「いいって。それよりお前こそ大丈・・・・・・紫乃、もしかして今誤った!?」

「誤っちゃ悪いか。」

「まじかよ!!!!!!俺人生で初めて紫乃に誤られた!!!!!!」

「・・・・・・」




 こんなやり取りを続けていると、盗撮班が帰ってきた。




「たっだいまぁぁ!!!!!!」


   ゴスン


「た・く・み。アンタ毎度毎度・・・」

「済まん。思わず手が滑った。」

「この二人もいい加減見飽きたな・・・。」

「うん、飽きた。」


 取っ組み合いを始める二人を横目に、ぶつぶつ言いながら五十嵐と悠樹が入ってくる。その後に班長、真理、と続く。







「入手成功した。役に立つかは分からないが・・・、明日からまた学校だからな。気を緩めないように。」

「「「「「「「はい!」」」」」」」

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