今回の任務
「よし、全員揃ってるな。今回の任務だ。・・・五十嵐。」
「はいはい。・・・今回も学校捜査、解決を目的とする、だと。学校名・盟悠小学校。ここの六年一組の遠藤 司は金持ちゆえ、いじめ、暴力がたえないそうで、なんでも気に食わない担任を次々とやめさせちまうらしい。可憐、書いてるか?」
「うん。」
さらさらとホワイトボードにまとめているのは、さすが書記の可憐。
「で、その問題児をおさえろと。なんだ簡単じゃん。」
そう言い放つ京介。これに答えたのは若宮。
「いや、そうでもないぞ。その遠藤 司はなかなか頭が回るらしい。前回も刑事がなんとか処理しようとしたらしいが、証拠や写真を一切取らせないらしい。ここにも写真ないだろ?子供だからと言って放って置くと、さらに問題を起こすかもしれない。」
「それで、こっちはお手上げだから、僕達に回ってきたってわけね。おもしろそう。」
にやりと笑う、時々黒いところがある悠樹・・・。
「そういうことだ。今回は8人全員でるぞ。制服はそこに用意してある。明日から六年一組の生徒「きゃああ!!かわいい!!!」・・・話を聞けよ坂本。」
「だろ?俺、京介様が注文したんだぜ?」
「・・・おい、なんで私のだけネクタイなんだ。」
「えー?だって紫乃はリボンよりネクタイのほうが似合うだろ?つーかスカートよりズボンのほうがいいぐらグフォ!!!!!」
余計な言葉をはなった京介に見事に紫乃の飛び蹴りがヒットした。
「いきなり蹴らなくても。だいたい男みたいなのは本「もう一発くらうか?」すいませんだからそんな構えないで下さい。」
「もう紫乃、そこまでにしといたら?」
真理がなだめると、
「チッ仕方ないな。」
と言って構えをやめた。
「へぇ、結構かっけえじゃねーか。班長、あんたの分だ。」
「おぅ。」
こっちはこっちで盛り上がっていたが、巧はあることに気付いた。
「そういえば可憐は?」
可憐はいな・・・くもなかった。
「じゃーん!どう?似合う!?」
「「「「「「「着替え早っ」」」」」」」
見事に全員ハモッた。
さて、これからどうなることやら、果たして解決できるのか・・・。