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BecP8  作者: 水島 澪
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第一章の幕開け

 ガチャ


「おはよう。」とびらを開ける。

「おはよう、原田。」

こちらは彼らの班長、若宮(わかみや) (じゅん)

「どうも、班長。」

「もう〜二人とも堅いって♪×2」

若宮は、キッとふりかえる。ちなみにこの班長、硬派で有名なのだ。

「そんな睨まないでくださいよぅ〜」

その性格は豪放磊落、スタイルのいいこの美女は、坂本(さかもと) 可憐(かれん)

 ごんっ

「悪い、お前があまりにも緊張感なさ過ぎるから、手がすべった。」

明らかにわざと可憐にファィルをぶつけたのは、ツッコミ役の常識人、佐藤(さとう) (たくみ)

 言い合いを始める二人は放って置いて、真理は席に着いた。


「っはよーさん!真理!」

「おはよ、真理ちゃん。」

「おっす、真理。」

テンションの高い順に、いつも明るい本田(ほんだ) 京介(きょうすけ)、メンバー最年少・中島(なかしま) 悠樹(ゆうき)、さわやかな五十嵐 カズマ(いがらし かずま)。

「おはようみんな。おはよ、紫乃。」

「はよ、真理。」

朝からたんたんと書類整理をこなしているこのクールな黒髪美人は、桐生(きりゅう) 紫乃(しの)

「朝っぱらからこんな真面目にしなくてもいいじゃないの。」

と、可憐。

「誰かさんがいっっっつもサボらなければいいんだがな。」

バッサリと切り捨てる紫乃に対し、可憐は「う゛・・・」とびくついている。そこへまた、火種となるきょうすけが・・・。

「まぁまぁそんなおこるなって。紫乃もそんな目つき悪・・・」

「うるさいだまれフヌケ。この書類の山をみろ。それと目つき悪いはよけいだ。」

 日常の平和な風景を見て真理は、フフッと微笑ましく笑ったのだった。


 そんな中、彼らの司令官、田辺(たなべ) 良平(りょうへい)は指令を持ってきて、

「じゃ、若宮君、頼んだよ。」

と出て行った。






















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