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BecP8  作者: 水島 澪
15/17

「もしかして・・・」

 呑気かもしれないが、中継としてお伝えしよう。

 

 50÷8は6.25だから、少なくとも一人六人相手をすることになる。


 小学生一人が中学生六人の相手をするなどないと思われるが、大丈夫。


 BecP8だから。















 まずは班長、若宮から。


 若宮は武器もなし、素手である。


「なんだァ?お前武器もな・・・グフッ!」


 喋らせる間も無く、腹にパンチを入れる。


 次の二人の蹴りを避け、頭を互いにぶつけた。


 あとの四人より先にしゃがみ、足を延ばしてぐるっと周り、全員を転がして、こちらも腹に一発ずつ食らわせた。


「口ほどにもならないな。」


 若宮、勝利。















 続いて、巧。


 一気に壁を駆け上がり、上からまず三人をノックアウト。


 着地にさらに一人を蹴って押し倒す。


 残りの二人が襲い掛かるが、寸前のところで避けた。


 とどめにバック転で頭から蹴りを入れ、綺麗に着地した。


「俺の流儀は蹴りなんでな。」


 巧、勝利。
















 三番手、紫乃。


 彼女の手には鉄パイプの棒。


「はっ、女だからって容赦しねーぜ!」


 一斉に襲ってくるが、紫乃はさらりと避ける。


 二人が棒の両端を掴み、奪い取ろうとしたが、平行に引っ張られてこける。


 それを飛び越え後の四人ずつに棒を一突き。


「女だから、なめんなよ。」


 紫乃、勝利。
















 次、京介。


 軽い身のこなしで逆立ちをした。


「なにをする気だお前。」

「さあ、なんでしょう?」


 そのまま体制を低くして、回転した。要するに足が顔面にヒットしたわけである。


 これにまず四人やられた。


 回転をやめると今度は立って回し蹴り。


「回っても目は回んねえよ?」


 京介、勝利。
















 五番手、可憐。


「ハイヤァ!!」


 可憐、空手は黒帯なのである。


 ズッダーーーーーーーーン!!


 見事、二人同時に背負い投げ。


 ドタンッ


 内股・・・


「私に敵はいないのよ。」


 可憐、勝利。

















 注目、五十嵐。


 まぁ、彼はメンバー1の高速。


 負けるはずもない。


「速っ」


 姿が消えたかと思うと、一人の前に現れる。


 何をされたか分からないまま、次々と全員倒れてしまった。


「一応・・・パンチ食らわせたんだけど。」


 五十嵐、勝利。



















「だ・・・大丈夫?!小百合ちゃん!!」




 ところ変わって、こちらは悠樹、真理である。


 彼達も強いのだが・・・6人にまかせて小百合を手当てしに来たのだった。




「う・・・」


「だめ。うごかないでね。」



 体を起こそうとした小百合を悠樹は抱きとめ、ゆっくり言った。


「この傷・・・カッターかな?」



 一番酷い傷を見、真理は聞いた。もしかして・・・




―――――――――――

遅くなってごめんなさい。

テスト週間だったので。


そろそろ第一章終わらせる予定なんですけど・・・。

第二章のテーマとか、リクエストお待ちしています。

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