第97話 ダークテリトリー探検の準備II
スターゴースト メインヘッドクォーター
アーシア、フェニックス帝国領
夕方
"魔王ゼン、ここで何をしているんだ?" 直明が質問した。
"フミ中佐に説明してもらおう。" 魔王禅はそう言った。
"魔王ゼンは、暗黒領域戦争への協力と、我々との同盟締結を要請するためにここに来た。" フミ団長が答えた。
"待てよ。魔王同盟は我々の共同秘密軍事同盟の一部なのか?" 直明は続けた。
"そうです。私たちは、あずき天皇と日本の首相の承認を得て、正式に改革しました。スターゴーストは、自衛隊、フェニックス・エンパイア、魔王同盟で構成されることになりました」。司令官のフミが言った。
"悪魔のエージェントがいるのか?" 私は質問した。
"その通り。その通り、精鋭の悪魔の兵士を仲間に加えることになる」。フミ司令官は答えた。
"闇の領域の戦争はどうなるの?" 由美子が質問した。
「最近、アンチスターとシャドークレセントが魔王連合への反撃に成功しました。また、対魔法弾の使用も開始された。" 司令官のフミが言った。
"今、反魔法弾と言ったか?" 直明が質問した。
「残念ながら、そうだ。シャドウクレセントは近代兵器と対魔弾で魔王同盟の前線要塞を一掃しました」。フミ中佐が答えた。
"影三日月が反星の側にいなければ、暗黒領域戦争を処理できたかもしれません" 魔王ゼンはため息をついた。
「それは良いニュースではない。あいつらのアンチマジック弾を特定できればよかったんだけどな」と直明が言った。直明はそう言った。
"同感です。" フミ団長もうなずく。
"あっ!そういえば、対魔弾の薬莢を持ってきていたことを思い出しました。" 紫髪の魔物娘が話した。
"お疲れ様、タミ。フミ中佐に渡してくれ" 魔王ゼンが命じた。
"はい、魔王禅さん。" タミはポケットから抗魔法弾の薬莢を取り出して渡した。
"ありがとうございます。亜希子さんに分析してもらいますね。" フミ中佐は、抗魔弾の弾殻を受け取った。
"あの......失礼かもしれませんが。でも、あなたは誰ですか?" 私は質問した。
"すみません! 先ほどは自己紹介をしませんでした。私の名前はタミ・ブルーストーンです。" タミは恥ずかしそうに顔を赤らめ、お辞儀をした。
紫色の髪、紫色の目、明るい肌をした魔物の少女だ。薄手の黒い鎧に黒いスカート、黒いブーツを履いている。鎧の胸には魔王同盟の王冠の紋章が入っている。
"タミ "は、魔王連合の精鋭兵士の一人。しかし、彼女はこれからスターゴーストの最初の悪魔エージェントになる。" フミ団長が説明した。
"その通りです。" 魔王禅はうなずいた。
"なるほどね。私はレイラニといいます。よろしくお願いします、タミさん。" とお辞儀をした。
"私の名前はヒナ。よろしくお願いします。" ヒナはお辞儀をしました。
"私の名前はユミコです。 よろしくお願いします。" 由美子はお辞儀をしました。
"私の名前はナオアキです。 お会いできて光栄です。" 直木はお辞儀をしました。
"ありがとうございます。 お待たせしました。あなたは大魔神戦争の英雄ナオアキさんですか?" タミが質問した。
"はい。" 直明はうなずいた。
"わぁ!小さい頃に星霊党とのお話を聞いたことがあります! 憧れますね。尊敬しています!」。タミは微笑んだ。
"お褒めの言葉、ありがとうございます。実は、この子たちは星霊党の生まれ変わりなんですよ」。直亮が私たちを指差した。
"そうなの?" タミは睨んだ。
"はい、そうです。" 私はうなずいた。
"わーい、生き残ってよかったー。スターゴーストパーティーに会えるんだ!" タミは興奮して明るく笑う。
"生き残ったってどういうこと?" 私は質問した。
"私はダークラスト要塞という破壊された要塞の唯一の生き残りなの。" タミはそう説明した。
"ああ、すまない。これであなたが抗魔法弾を手に入れた理由がわかりました" 私はすぐに謝り、頭を下げた。
"心配ありません。頭を上げてください。もう過去のことですから。" タミは微笑んだ。
"そうなんですね。無事で安心しました。" 私は微笑んだ。
"どうもありがとうございました。レイラニさん、優しいですね。" とタミがコメントした。
一方、直亮、由美子、比奈は安堵の笑みを浮かべた。
"タミ、君がスターゴースト隊に配属されることになったから、喜んでくれて嬉しいよ。" 司令官のフミが言った。
"スターゴーストスクワッドって、スターゴーストパーティーの名前を変えたもの?" タミは質問した。
"そうです。" 由美子はうなずいた。
"イェーイ!" タミは微笑んだ。
"我々のチームにようこそ、タミ。" 私は微笑んだ。
"ようこそ!" 直木、ヒナ、由美子は微笑んだ。
"呼んでいただいてありがとうございます! これからもよろしくお願いします!" タミはお辞儀をした。