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あの夏が飽和する。1話  作者: カリスタ
1/1

全12話構成

これはカンザキイオリさんのあの夏が飽和するを

許可なしで主の趣味で勝手に描いたものです

不可解な点がありましたらカンザキイオリさんではなく

主にお願いいたします。

会社の中は蒸し暑く人生で27度目の夏が回ってきた。

夜だと言うのに気温が下がる気配はなく、もう水もなくなりかけている。

ふと1段落した頃には時計の針は2時回っていて周りに人の気配はなくなっていた。

「また終電逃した」

ため息をつきながら席を立つ。

自動販売機で120円のコーヒーを買いベンチで一息つく。すると急に疲れが目と肩にくる。少しベンチで横になると少し冷たくて気持ちが良い。眠気が来たので今日はここで寝ることにする。会社で寝るのは何度目だろうか、横になると目が自然に閉じてくる。僕は寝るのがあまり好きではないがなければ体がやられてしまう。なんて理不尽なのだろう。どうせまた同じ夢だ。


「ねぇねぇ昔って本当に海賊いたらしいよ!」

「うんそうらしいね」

「でも海賊といってもルフィとかと違って丸い人ばっかりだったらしいね」

「うんそうらしいね」

「私海賊ってもっと良いイメージがあった」

「うんそうだね」

「冷たくない?」

「うんそうだね」

「ねぇねぇってばー」

僕の視界が揺れる。

この子はひまり僕の幼馴染で家も隣腐れ縁だ。

「僕今は読書に忙しいんだけど」

「しかもここは図書室だから静かにして欲しいんだけど」

「えぇだってー

と言った所で彼女は下を向いた。

「うわ またあいついるぜ」

「きもいよな」

先頭の子がこっちへ向かってくる

ここは俺たちが使うからお前らどっか行けよ」

ひまりと僕は黙って席を立ち遠くの席へ足を運ぶ。

すると先頭の男の子が

「なんか言えよ」

ひまりの頭に付いている苺のゴムをゴミ箱へ投げる

「ナイスボール健ちゃん」

後ろの男の子が前の男の子に向かって

声を発したと同時にひまりはゴミ箱へ向かい

ゴムを取り出す。

「うわ 汚ねぇわあいつゴミ箱に手突っ込んでるぜ」

と男子数人が笑うと

「投げたのは誰だよ」

つい言ってしまった

「あ?文句あんの?」

「な、なんでもない」

僕も下を向いてしまったすると

「お前きもいから出て行って」

と先頭の男の子が言ったと同時に後ろの男の子たちもつられて

「出てか、出てけ」

と笑っている。

ひまりは下を向きながら廊下へ向かう

ひまりの拳が強く握られているのがわかった

だからといって僕は何もしてあげられない

僕は無力だ。








あの夏が飽和する。1 続きは六月頃

最後まで読んでいただきありがとうございます

続きは六月頃に出させていただか予定です

また読んでいただけると光栄です。


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