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私がそう信じたいだけ

作者: 白萩アキラ

人格を育てるのは愛だ

健全で幸せに愛され育むことが

当たり前だとは思わない

しかしどんな形であれ

どれほど歪んでいようとも

みんな何かしらの愛を感じている

自分は愛されているのだと

そう思える瞬間が一度もない

そんな人間はこの国に一人もいないと

私がそう信じたいだけ

救いにもなるかもしれないものが

鎖になることもある

それが愛されていることの自覚なら

歪んだ愛でも愛を感じて生きてきたのなら

愛がゆえに道を選び失われる命もある

愛されずに育つ命など無いはずだから

誰からも否定されるような絆であろうと

誰から見ても悲惨な終わりであろうと

当人同士にしか知り得ない愛がある

命を奪う鎖は断ち切らなければならない

しかし最期の救いでもあったのかもしれない

今となっては遅い

愛を知らずに終わる生など辛すぎるから

私がそう信じたいだけ

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