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鏡館殺人事件  作者: 東堂柳
インターローグ
29/63

2

 鏡館の厨房の戸棚。

 数多の食器や調理器具、簡易な食料品や調味料が並べられたその棚に向かって、影が佇んでいた。

 戸棚のガラスに顔が映りこんでいる。口元ににやりと邪な笑みを浮かべた小説家の顔が。


 ――雉音殺しはうまくいった。しかし、あれはまだ――


 影は右手に持った原稿をちらと一瞥する。

 鏡館殺人事件の原稿だ。ここに、第二の事件が描写されている。


 ――まだ、始まりに過ぎないのだ。我が復讐の道程は半分にも達していない――


 ガラスに映る顔から笑みが消えた。鋭い視線で自分自身を睨み付け、内から殺意のエネルギーを発散させるべく鼓舞する。

 影は左手に握りしめたその瓶を見つめた。毒薬の入った瓶を。


 ――次はこいつの出番だ――


 影は静かに瓶の蓋に手をかけた。

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