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―――74―――

 今日も元気にログインだ!

 さあ、本命のスキルの確認ですよ!

 まずは魔法銃だ!

 追加技能は……リフレクション・モード

 これは名前の通り、反射する弾を撃つのだろうか?

 結構便利そうな気がするが、使いこなすのは難しいかな。

 まあ、頑張ろう。

 あと、モードということは、一定時間、あるいは解除するまで弾が反射するようになるのだろうか?

 それに、反射回数は何回までなのだろうか?

 色々と検証が必要そうだ。

 通常個体の時にでも検証しておこう。

 

 さて、従魔の書を確認する前に、他のスキルも見ておこうかな。

 昨日のログでは何もなかったが、念の為に確認しておきたい。

 よくログを見忘れるから、定期的に確認しないと、いつの間にか何か追加されていたとかがありそうだからね。

 

 

 

 従魔魔法のキャパシティと登録上限が上がっていました。

 さあ、従魔の書に移ろう。

 

 早速従魔の書を出し、一番後ろのページを開く。

 予想通りならばここに……。

 開かれたページには、3枚のカードが収められている。

 どうやら予想は当たってくれたようだ。

 これは嬉しい!

 そう、3枚目の従魔の魂のカードだ。

 

 3枚目のカードと手に取り、裏側を確認する。

 

 ◇レベル

 1

 ◇性別

 男性型

 ◇ステータス補正

 筋力 :0

 生命力:0

 器用さ:0

 素早さ:0

 魔力 :0

 精神力:0

 知力 :1

 

 

 

 おお、初の男性型だ!

 そして、やはり最初のステータスは知力が1で他が0のようだ。

 これは最初はこのステータスで確定なのだろうか?

 う~ん……もう少し情報が出てみないと確定とはできないかな。

 あと、加護が付いていないな。

 これはまだ召喚していないからだろうか?

 まあ、後で再度確かめてみよう。

 

 さて、新しい従魔ということで、名前を付けなければならない。

 考えてきてあるのだが、その前に各魔物カードとの相性を見ておきたい。

 ルビーは最初は気に入ったカードが無かった感じだったが、イナバにはラビットがあったからね。

 念の為だ。

 そう思い、3人目を各魔物で召喚していく。

 勿論、核だけであろうともゴーレムでも召喚しておく。

 

 召喚し終わった結果、特に気に入っている様子も嫌っている様子もありませんでした。

 そうなると、やはりこの子にはゴーレム系をメインに使ってもらおうかと思う。

 イナバとルビーがゴーレムとパペットを嫌がった時からこれは考えていたことだ。

 これが一番良いだろう。

 まあ、この子まで嫌っていたらゴーレム系は切り札として使用する程度に考えていたのだけどね。

 良かった良かった。

 

 さて、じゃあ名前を付けようか。

 イナバをラビットで、ルビーをウルフで召喚して準備完了だ。

 おっと、この子をパペットで再召喚しておこう。

 何となくだが、これからメインで使ってもらう予定の魔物カードの方がいいかと思ったのだ。

 

「君の名前はログレスだ。これからよろしくね!」

 

 それはダメだ。

 いや、名前がダメな訳では無い。

 多分名前は気に入ってくれているだろう。

 だが、それはダメなのだ。

 

「ログレス、それはダメだ。確かに従魔としては、それは合っているかもしれない。だけど、僕は君をともに戦っていく仲間だと思っている。だから、立ってほしい」

 

 目の前で跪き、頭を下げているログレスに向かって、そう言い放つ。

 確かに従魔としては合っているだろうが、ともに戦っていく仲間との間にそんな関係は要らない。

 対等がいい。

 なので、挨拶はこちらでお願いしたい。

 

 立ち上がったログレスの右手を右手で握る。

 そう、握手でお願いしたいのだ。

 

 手を握られたログレスは動かない。

 ……もしかしてダメだっただろうか?

 そう思った瞬間、手を握られた。

 そう、あちらから力を込めて握られたのだ。

 これは、僕の考えを認めてくれたと考えていいのだろうか?

 いや、そうだろう。

 この手から伝わってくる力強さは、そう感じさせてくれる。

 

「改めて、これからよろしく!」

 

 

 

 さて、再度ログレスのカードを確かめておこうか。

 加護が付いたかどうかも気になるからね。

 

 ◇名称

 ログレス

 ◇レベル

 1

 ◇性別

 男性型

 ◇ステータス補正

 筋力 :0

 生命力:0

 器用さ:0

 素早さ:0

 魔力 :0

 精神力:0

 知力 :1+2

 ◇加護

 ユウの加護・知力強化

 

 

 

 うんうん、加護もついているな。

 やはり一度召喚するまでは加護は付かないのだろう。

 そうなると、一度召喚して初めて自分の従魔となるのだろうか?

 まあ、召喚しない事は無いだろうから、そこは考えなくていいだろう。

 

 それにしても、誰だこんな動作を仕込んだのは。

 明らかにイナバやルビーの時と違うではないか。

 もしかして、召喚している魔物の種類が影響しているのだろうか?

 確信は持てないが、それ以外には要因が思い浮かばないのも事実。

 そうなると、ある程度性格が固まるまでは、魔物カードを固定して召喚した方が良いのだろうか?

 いや、それはそれで多様性を得る機会を無くしてしまいそうだ。

 まあ、確信もない予想なので今まで通りでいこう。

 予想は大事だけど、それにとらわれ過ぎるのは良くない。

 確信以外はあくまで参考程度に考えておくべきだ。

 

 

 

 さあ、3人目の仲間が加わったところで、ゴーレム戦と行きたいところだが、ログレスには少し辛いだろう。

 まず、森で人形相手の戦闘に慣れてもらおうと思う。

 そこで戦闘の様子をみて、大丈夫そうならばゴーレム戦に挑もうと思う。

 勿論、最初はゴーレムの相手では無く、森で人形の相手だけどね。

 そうと決まれば早速森へ行こう。

 

「お待たせ。さあ皆、森へ行こうか」

 

 

 

 槍人形3体か。

 イナバとルビーに1体ずつ相手取ってもらって、ログレスと僕で1体相手をしよう。

 

「イナバは左、ルビーは右、ログレスは真ん中の人形の相手をお願い」

 

 さあ、ログレスはどれだけ戦えるだろうか?

 楽しみでもあり、不安でもある。

 だが、多分大丈夫だろう。

 同種で同レベル、さらに1対1ならば従魔の方が強いはずだ。

 それに、危なくなれば手助けはする。

 

 

 

 うん、良い動きをするな。

 イナバともルビーとも違う感じの戦い方だ。

 堅実というよりも、正確、だろうか?

 回避よりも攻撃を優先している印象があるな。

 ギリギリで回避し、正確に急所を狙う。

 まあ、戦闘経験が無いせいか相手の攻撃を避けきれない時もあるが、それは経験を積んでいけば解決するだろう。

 イナバ達とは違い、防御力が高そうなパペットだったので、あえて回避優先の指示は出していなかったのだが、これはこのままの方向性で伸ばしていってもらった方が良いのだろうか?

 回避をしない訳では無いので別に問題は無いからね。

 うん、そうしよう。

 

 さて、どうしようか?

 ゴーレム戦か、もう少し森の人形相手に訓練するか。

 うん、念の為もう少し森の人形相手に訓練しておこう。

 別に時間が無い訳では無いのだ。

 慎重にいこう。

20141009:修正

ログレスのステータスでプラス値を記載し忘れていた為、修正しました。

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