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―――72―――

 今日もゴーレム連戦を始め……忘れてた!

 メタルパペットの、いや、パペット2型の魔石が沢山あるのだった。

 これは早速魔物カードを作らなければ。

 急げ。

 

 

 

 <アイテム:特殊>パペットの魔物カード

 パペットの特性情報が籠められた魔物カード。

 

 よし、無事作成できたな。

 2型にならないのは分かってた。

 それにしても、今回は7個で充填完了だったが、完成に必要な魔石の数はどうやって決まっているのだろうか?

 う~ん……まだ情報が足りないな。

 今は置いておこう。

 

 よし、まずは登録だ!

 条件を満たしているかわからないけど、どうせ登録するまで分からないのだ。

 ならば迷う必要は無い。

 

 そう思い、早速登録を使用する。

 相変わらず登録できたかわからないが、裏を見たら分かることだ。

 

 種族名:パペット

 登録者:ユウ

 コスト:3

 スキル:武器攻撃、自動修復、身体生成・土、身体憑依、魔力感知、器用さ強化、知力強化

 EXスキル:金属特化

 

 

 

 え?

 スキルが表示されてる!?

 いつ追加されたのだろうか?

 今?

 あ、ログを確認してみればいいのか。

 そう思い、ログを確認する。

 

 <<特殊条件が満たされました。技能:従魔の書が強化されました>>

 

 どうやら特殊条件を満たし、従魔の書が強化されたようだ。

 強化内容は魔物カードのスキルが表示されるようになったことで間違いないだろう。

 だとしたら、条件は何だろうか?

 ……魔物カード5枚の登録?

 いや、魔物カード5種類の登録だろうか?

 分からないな。

 まあ、今は条件はどうでも良い。

 それよりも、他のカードも確認しないと!

 

 

 

 種族名:ウルフ

 登録者:ユウ

 コスト:2

 スキル:匂い感知、噛みつき、引っ掻き、筋力強化、素早さ強化

 EXスキル:疾風

 

 種族名:ホーク

 登録者:ユウ

 コスト:2

 スキル:遠見、嘴、鉤爪、筋力強化、素早さ強化

 EXスキル:加速

 

 種族名:ラビット

 登録者:ユウ

 コスト:2

 スキル:気配感知、植物感知、体当たり、素早さ強化、知力強化

 EXスキル:幸運

 

 種族名:ゴーレム

 登録者:ユウ

 コスト:4

 スキル:魔力殻生成・土、魔力式能力強化、魔力駆動、魔力式殻修復、魔力感知、魔力強化、MP回復

 EXスキル:金属特化、オーバードライブ

 

 

 

 気になることだらけだよ!

 まず、EXスキルって何だろうか?

 ラビットやホークのEXスキルを見る限り、レア種の魔石を使用したからに思えてくるが、通常種と比較してみないと確定はできない。

 だが、ゴーレムの金属特化とオーバードライブ、パペットの金属特化を見ると、ほぼ確定に見えてしまう……。

 まあ、今は置いておこう。

 

 ラビットが薬草の位置を感知できたのは植物感知のおかげだったようだ。

 そして、ラビットとウルフで感知に差があるから人形を感知できたりできなかったりしたのか。

 

 パペットとゴーレムの身体生成と魔力殻生成に付いている、土が気になるな。

 これは何を表すのだろうか?

 単純に土だけでしか生成できないことはないだろう。

 土だけならば、さすがにウッドパペットやメタルパペットでは出現させないだろうからね。

 ……分からないな。

 土属性に当てはまる何かだろうか?

 まあ、金属、木とダメだったら土で試してみればいいだけだ。

 

 

 

 さて、スキルに関してはこれくらいだろうか?

 ならば掲示板に書き込むのは後にして、早速メタルパペットを召喚してみよう!

 今回はイナバとルビーどちらで召喚しようか?

 2人にカードを見せてみたが、あまり反応が良くない。

 またしても2人ともそっぽを向くというのはどうなのだろうか?

 もしかして、2人ともゴーレム系は嫌いなのだろうか?

 だが、召喚してみたいのだ!

 前回はイナバだったので、今回はルビーにお願いしよう。

 ルビー、ごめんね。

 

 ルビーを送還し、パペットで再召喚した。

 そして、目の前には紫色で半透明をした水晶玉が転がっています。

 どこかでみた展開だ。

 これは、やはり体を作る為の材料が要るのだろう。

 そうなると、問題はどの金属を使用するかだ。

 

 やはり、メタルパペットがドロップする物理特化の第2類1種金属だろうか?

 だが、手持ちに無い!

 なので、他の金属はどうだろうか?

 スキルを見た感じ、ゴーレムは魔力で強化しているようだが、パペットはしていない様に見える。

 なので魔法適性より物理適性が欲しいところだ。

 なので、魔法特化の第2類2種金属は候補から外そう。

 

 そうなると、残りは平均的な第2類3種金属になるのだが……どうなのだろうか?

 問題はどうやって動いているかだ。

 どう考えても、筋肉ではないよね?

 身体憑依で動くのだろうけど、憑依しても金属に筋肉が付くわけではないのだろう。

 魔力だろうか?

 だが、そうなると魔力駆動との違いが分からない。

 うん、全部試そうか。

 ただ、魔力特化金属は後回しにしよう。

 先にゴーレムの体を作成したいからね。

 そうなると、平均的金属の第2類3種金属でまず体を作り、ゴーレムの体が完成し、鎧騎士の魔石が集まったら、北の神殿で物理特化の1種金属が集まらないか試してみよう。

 北の神殿で集めるのが無理そうなら諦めて他の2種類から決めればいい。

 うん、そうしよう。

 

 そうなると、やはりゴーレム戦だ。

 さあ、始めようか!

 

 

 

 まず最初は……鎧騎士!

 やはり鎧騎士だったか。

 昨日挑まなくて良かった。

 それでは、新しい魔法銃の性能を鎧騎士でも試してみよう!

 どれくらい短縮できるだろうか?

 楽しみだ!

 

 

 

 目の前には、膝を付いている鎧騎士。

 早い……。

 圧倒的に、早い。

 それに、最後の鎧騎士が少しの間停止する時、あの時のダメージ量が圧倒的だ。

 これはどれだけ攻撃力が不足していたかよく分かるな。

 いや、今が異常に攻撃力があるのだろうか?

 だが、この魔法銃の素材は鎧騎士からもドロップするもの。

 やはり、これが適正なのだろう。

 

 

 

 そういえば、鎧騎士の核を識別したことが無かった気がする。

 楽しいと、よく忘れるのだよね。

 気を付けないと……。

 

 

 <魔物>ゴーレム2型2式の核 Lv5

 

 2式ときたか。

 短期決戦のゴーレム型と長時間稼働可能な鎧騎士。

 これは、強化個体の別型と考えていいのだろうか?

 まあ、魔物カードを作ればスキルから何かわかるだろう。

 鎧騎士、楽しみだよ!

 

 

 

 ……鎧騎士がドロップした石の鑑定も忘れていたよ。

 ま、まあ、あの日は疲れてログアウトしたし、翌日はすぐにレンさんから依頼があったからね。

 こちらは仕方ないよね?

 

 <アイテム:魔石>ゴーレム2型2式の魔石

 ゴーレム2型2式の核から入手した魔石。

 

 

 

 次は……通常個体でした。

 ここはイナバにお願いしよう。

 そして、少し戦闘を見学しようと思う。

 どうやってあれだけ早く倒しているのかも気になるのだが、それ以外にも、鎧騎士の出現条件を判明させたい。

 今のところ、イナバが相手をした後だけなのだ。

 ということで……。

 

「イナバ、ゴーレムの相手をお願い」

 

 

 

 あれはどうなっているのだろうか?

 確かに、イナバが初めてゴーレムと戦ったときにも見た。

 ゴーレムが自分の腕で自分を殴っているのを。

 だが、さらに酷くなっている。

 先程から地面に降りていない。

 あれを真似するの?

 無理です。

 

 さて、そろそろルビーの援護に向かわなくては。

 さすがにこちらの方がレベルが上だとしても、長時間は辛いだろう。

 

 それにしても、鎧騎士の条件は何だろうか?

 ダメージ量、だろうか?

 どうやらゴーレムが自分を攻撃すると、ダメージが入るようなのだ。

 だが、魔法銃ではダメージを与えられない。

 もしかすると、自分への攻撃だけでダメージが入るのだろうか?

 そうなると、鎧騎士と戦うにはイナバにお願いするしかなくなるわけだ。

 流石に僕にあれはできない。

 そして、ルビーもできないだろう。

 うん、鎧騎士の魔石が集まるまではイナバにお願いして、ルビーの訓練はその後の金属集めの時に行うことにしよう。

 ごめんね、ルビー。

 

 

 

 さて、次の相手は……鎧騎士でした。

 やはり、考えていた条件で合っているのだろうか?

 だが、そうなるとほとんどのプレイヤーは無理だと思うのだ。

 そうなると、考えが間違っている可能性の方が高いかな。

 まあ、ゆっくりと判明させていけばいいかな。

 今はイナバならば鎧騎士の条件を満たせることが分かっているだけで十分だろう。

 

 

 

 次の相手は通常個体!

 イナバ、お願い!

 

 

 

 次の相手は鎧騎士!

 もうこのパターンが続きそうだ。

 

 

 

 さて、あと1戦挑もうか?

 いや、ここはログアウトしておこう。

 無理に挑戦して、ログイン時間が足りなくなってしまってはいけない。

 それに、今日はかなり連戦したので少し疲れたのだ。

 ならば今日はゆっくり休み、明日頑張ればいい。

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