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191―ユウの世界2―

 <それでは説明致しますね。まず、クリスタルに触れるかメニューから選択する事でメインウィンドウが開きます>

 

 まずメニューを開いてみると、システム項目を除いた項目の最後にマイワールドが追加されていたのでそれを選択してみる。

 すると目の前に新たなウィンドウが表示された。

 そのウィンドウはメニューと構成が似ているが項目は情報、管理、終了が存在するだけだ。

 そして項目以外の場所は何も表示されていない。

 

「これは一度終了を選択して、再度クリスタルから開きなおしても問題無いかな?」

 

 <問題ありません>

 

「ありがとう」

 

 終了を選択してウィンドウを消した後、クリスタルに触れてみる。

 すると先程と同じく、目の前にウィンドウが表示された。

 

「お待たせ。続きをお願いするよ」

 

 <了解しました。次に管理を選択してください>

 

 指示通り管理を選択する。

 すると先程のウィンドウが少し横へと移動して、目の前には新たなウィンドウが表示された。

 

 <この機能では世界の管理が行えます。現在実行可能なのは要素追加、要素管理、充填となります。まず要素追加ですが、あとで説明するワールドポイントを使用して様々な要素を世界に追加できます。例えば空間追加による草原エリアの追加、海エリアの追加、安全地帯の設定。そして建築物の追加に設備の追加なども可能です。ちなみに一部要素は他の要素が存在しないと追加できない場合もありますのでご注意ください>

 

 これはワールドポイントを使って自由に自分の世界を作っていける要素なのだろうか?

 とても楽しそうです!

 そして設備の追加。

 これで生産設備を利用できる様になる。

 気になるのはどの程度の設備なのかだけど、まあ携帯用よりはいいだろう。

 

 <次に要素管理です。これは追加した要素の設定変更や削除を行う機能となります。ちなみに削除をした場合はワールドポイントは戻ってきませんのでご注意ください>

 

 半分くらい還元してくれてもいいのよ?

 まあ作り直せるだけでもありがたいのだけどね。

 

 <次に充填です。この機能はアイテムを世界に吸収させる事でワールドポイントを補充できます。さらに条件を満たすことで追加できる要素が増える事もあります。その他にも色々あるようですので探してみてくださいね>

 

 余っていたアイテムの使い道がここに!

 全て充填しようかな?

 いや、流石にレアアイテムは少し置いておこう。

 必要になった時にすぐ集められないのでは不味いからね。

 今であれば浮遊核やウルフリーダーの素材がそれにあたるかな。

 ……時間経過で劣化しないアイテムはすべて残しておくべきかな?

 いや、劣化しないアイテムがどれか分からないからダメか。

 

 <次にワールドポイントについてです。ワールドポイントは世界システムを利用する為の対価だとお考えください。基本的に何もしなければ増加する事も減少する事はありません>

 

 ワールドポイントについては大体予想していた通りかな。

 ただ、自然減少はあると思っていたのだけど結構優しい仕様だな。

 まあ何かの維持とかに結構使いそうな気はするのだけどね。

 

 <最後にこの管理機能ですが、この部屋でしか使用できませんのでご注意ください>

 

 あのクリスタルがある部屋でしか使用できないのだろうか?

 それともこの部屋自体が特別なのだろうか?

 まあ今のところはここでしか使用できないと考えておけば問題無いか。

 

 <これで管理についての説明を終わります。何かご質問はありますか?>

 

「今は無いかな。ちなみに先程の内容はあとからでも君に聞けるのかな?」

 

 <……この解説が終わりましたらヘルプに追加されますのでご安心ください>

 

 やはりそこは答えてくれないのか。

 まあ仕方が無いよね。

 

 <次に情報機能の説明に移ります。横に移動したメインウィンドウから情報を選択してください>

 

 指示通り、先程横に移動したウィンドウから情報を選択する。

 すると管理ウィンドウがメインウィンドウとは反対側に少し移動し、中央とその上に新たなウィンドウが表示された。

 

 <情報ウィンドウでは世界に関する情報が確認できます。現在はワールドポイントと時間だけですが設定次第では様々な情報を表示させることができます。そして設定変更方法ですが、情報ウィンドウの上に表示された情報設定ウィンドウにて変更する事が可能です>

 

 説明にあった通り、中央に表示されたウィンドウにはワールドポイント10万と現在時刻が表示されている。

 そしてその上にある情報設定ウィンドウにはウィンドウの追加やウィンドウ設定変更などの項目が存在している。

 まあ今変更しても仕方が無いのであとにしよう。

 

 <これで情報機能についての説明を終わります。何かご質問はありますか?>

 

「こちらも今は無いかな」

 

 <それでは実際に要素を追加してみましょう>

 

 チュートリアルの定番ですね。

 追加しない選択もあるのだろうか?

 まあ追加するのだけどね。

 

 <それでは管理ウィンドウから要素追加を選択してください>

 

 指示通り、要素追加を選択すると他のウィンドウが横に移動し、中央に要素追加ウィンドウが表示され、その上に管理ウィンドウが移動した。

 要素追加ウィンドウにはエリアや建造物など複数の項目がある。

 

 <ここから先はマスターの自由に追加して頂ければと思います。ご質問がありましたらお聞きください>

 

 中途半端なチュートリアルでした。

 まあ自由度の高さが売りなのかもしれない。

 

「お勧めはあるかな?」

 

 <はい! 私のお勧めはまず住居エリア1をサイズ縦5横5を追加して、そこを安全地帯に設定します。次に家を追加し、部屋の拡張を行います。最後に家具や生活、生産設備などを設置して完了です>

 

 つまり住居から作るべきだと。

 部屋の拡張は設備の為の拡張なのかな?

 まあとりあえず、家までは追加してみよう。

 

 エリアの項目を選択し、表示された中から住居エリア1を選択する。

 すると住居エリア1の解説や外観が表示されたのでよく確認して、サイズを縦5、横5に設定して追加を選択すると次に設置画面が表示された。

 しかし、エリアの設置場所を選ぶことは出来ない。

 

 <エリアを追加する際、基本的に他のエリアに繋がっている必要があります。ですが最初のエリアの場合は繋がるエリアが無い為、設置場所を選択する必要がありません。その為、最初の追加では設置場所を選ぶことが出来ません>

 

 納得いった。

 それなららば迷う必要は無いので設置を選択する。

 すると最終確認が表示されたので確認してみると、使用ポイントが3000ポイントであった。

 多分基本的なエリアであまり広くない為、あまりポイントを使わないのだろう。

 確認を終了し、完了を選択する。

 しかし、何も起こらない。

 

 <エリアの追加を確認しました。追加されたエリアに移動する為には要素管理からこのエリアを選択し、移動先を設定する必要があります。先にそちらをご説明しましょうか?>

 

「いや、要素の追加が終わってからにするよ」

 

 イメージ通りかどうか見てくるのも悪くは無いのだけど、時間の都合上完成してから確認でいい。

 

 <了解しました。それでは安全地帯の設置ですが、先程言った要素管理から行う事が出来ます>

 

 指示通り要素管理を開くと要素追加と同じく複数の項目に分かれており、その中からエリアを選択する。

 次にマスターエリアと先程追加したと思われるエリア1が表示されたのでエリア1を選択し、さらに設定変更・追加を選択する。

 表示された中から安全地帯の追加を選択し、エリア全体を範囲として設定して追加を選択し、表示された確認画面を確認して完了を選択する。

 

 <安全地帯の追加を確認しました。次は家の設置を行ってください>

 

 要素追加から建築物を選択肢、その中から住居を選択する。

 一覧に表示されたのは2件。

 小屋と住宅。

 快適に過ごすのならば大きな住宅1を選択すべきだが、これから新たな住居が追加されるのを見越して一時しのぎに追加するのならば小屋も悪くは無い。

 だが、今回はお勧め通り住宅を選択する。

 表示された選択肢は1つ。

 木造住宅1だけだ。

 それを選択し、詳細を確認すると大部屋1つに和風小部屋2つの構造をしていたので追加を選択する。

 あとで拡張できるのならば問題無い。

 ここで少し気になるのが、拡張限界があるかどうかだ。

 ただ、記載が無かったという事は木造住宅1と言うのはその家のテーマで拡張性は無制限の可能性もある。

 まあ拡張が限界にきてそれ以上に拡張したかったならば新たに追加すればいいか。

 

 次に設置場所をエリア1の南西に設定する。

 場所は適当だけど、まあ変更できなくても問題無い位置ではある。

 最後に確認画面を確認し、完了を選択する。

 

 <家の追加と設置を確認しました。次に部屋の拡張ですが、先程のエリア1に安全地帯を設定した時と同じく要素管理から行う事が出来ます。

 

 要素管理から建築物を選択し、さらに木造住宅1を選択する。

 表示された中から設定変更・追加を選択し、一覧から拡張を選択する。

 拡張で追加できるのは部屋、廊下、中庭、特殊。

 部屋を見る前に特殊を少し覗いてみたが、テラスやベランダ、バルコニーなどが存在していた。

 今は必要ないので一旦戻り、部屋を選択する。

 

 設定項目はサイズ、場所、用途、詳細だ。

 サイズは定形として定形1から30、特殊用途、マイサイズ1から10が用意されており、まずは既にある小部屋に揃えて定形1を追加する。

 次に場所を2階に……2階が存在していなかったが何故か設定できた。

 あとで廊下も追加しておこう。

 あとは用途と詳細の選択だが、用途を選択すると参考画像付きで定型詳細を選択できるようなので、用途を寝室に設定して定形詳細は洋風の様なものを選択。

 次に詳細を覗いてみたが、変更する気が起きなかったのでそのままで。

 最後に追加を選択し、確認画面を確認して完了する。

 

 <家の拡張を確認しました。今の拡張方法で問題はありません>

 

 問題無いようなので残りを設定していこう。

 次は特殊用途のトイレを2個と風呂を1個追加。

 特殊用途を設定するとおすすめ設定が複数表示されてそれを選択するだけで完了です!

 便利ですね。

 あとは台所1個を1階に、小部屋1個を1階に追加。

 最初からあった和風の小部屋を1つ2階に移動し、廊下を設置。

 最後に各部屋の配置を調整して完了だ。

 とりあえずはこれでいい。

 

 次に追加機能から設備を選択し、項目を進めて風呂を選択する。

 設置場所を風呂用の部屋に設定し、完了する。

 さらにトイレと台所も追加して設備は完了でいいだろう。

 

 次に追加機能からアイテムを選択し、項目を進めて家具を選択する。

 やはり家具はアイテムだったか。

 設置するのは布団2個、ベット2個、アイテムボックスにタンス、ちゃぶ台に座布団、テーブルと椅子。

 それに冷蔵庫、冷凍庫、保温庫、洗濯籠に洗面台……どんどんポイントが減っていくよ!

 まあ最低限必要な物なので仕方ない。

 あとは……。

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