―――143―――
遅れてしまい、申し訳ありません。
※修正
142話でスキルレベルの計算を間違えいるのに気付き、従魔魔法に追加技能がある描写を追加しました。
申し訳ありませんでした。
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早速メールを確認してみると、マイさんから返信がきていた。
依頼の素材はフユウクラゲの大触手で合っているらしい。
そして今回入手した特大触手は未知の素材だったようだ。
可能であれば2本から最大で5本程お願いしたいと記載がある。
そうであれば5本は取得しておこうか。
だけどそれよりも、大触手の入手条件がまだ分かっていないのでそちらを優先しよう。
既に特大触手は2本あるので、大触手を10本集めてから時間があれば特大触手を5本集めよう。
次は従魔魔法に追加された技能の確認だ。
確認したところ、追加されたのは2つ。
従魔支援・攻撃と従魔支援・魔力攻撃だった。
まあ名前通りだろうとは思う。
移動中に確認してみよう。
さて、確認は終わったので糸集めに移動しよう。
まずイナバをアクセラレーションホーク・ウィンド、ルビーをウルフ、ログレスを鎧騎士で召喚。
北の森へ移動開始だ。
北の森に到着です。
移動中新技能である従魔支援・攻撃をログレスに使用してその効果を確認したところ、単純にダメージが上昇していた。
使用前と使用後にステータスを確認したが、特に変わった様子は無かったので筋力の上昇では無く攻撃力自体の上昇のようだ。
そして従魔支援・魔力攻撃があることから物理攻撃……いや、魔力系以外の攻撃力が上昇していると考えるべきかな。
さらに追加でエンチャント・アタックを使用したところ、使用前よりもダメージは上がっていたのでこれら2つの併用も可能だ。
そうなると、戦闘前に使用する支援魔法を一部変更しようか。
今は従魔達にはエンチャント・アタックかエンチャント・マジック、僕にはエンチャント・マジックアタックを使用していたのだけどそこに従魔支援を追加しよう。
さあ、早速糸集めでその力を発揮してもらおう。
糸集め終了です。
危ない場面も無かったし、結構慣れてきたかな。
そして従魔支援もその力を発揮していた……のかな。
確かに一撃で倒せる数は増えていたのだが、カマイタチが必要な回数自体は変わっていない。
まあカマイタチの威力が上がったことに変わりは無いので、その力を発揮していたと言えるだろう。
さあ東へ移動しよう。
東の海へ到着しました。
早速クラゲ狩り……の前に魔物カードを作成しようと思う。
ミミクリーバタフライとパラライズスパイダー。
ミミクリーバタフライは既に魔石を1個充填していたが、そのまま忘れていたよ。
3個。
追加で2個充填したところ、まさかの総数3個で魔物カードが完成した。
つまり、スキルは3個の可能性が高い。
だけど成長したらスキルが一気に増えそうで楽しみでもあったりするよ。
何せカードに描かれているその姿はキャタピラーなのだ。
これは登録しようか迷う。
水中用3体は既に登録済みなので、ボスウルフ枠を考えても余裕はある。
ただ、今の状態で必要な訳では無い。
現状行ける場所は今の魔物カードでも十分対応できる。
新たな場所で必要になった時にすぐに使用できるように経験を積んでおく考えもあるが、新たな場所で良い魔物がいた場合を考えると踏み切れない。
手札は多い方がいいが持てる手札に上限がある以上、良い手札を選択したい。
どうしようか……。
よし、登録しよう。
どうしても対応できないようならば解放すればいいのだ。
そして強化に関しても、タイミングを選べばいい。
あくまで既に登録している魔物カードの強化を優先しつつ、良さそうなタイミングで新たな魔物カードも強化を行うことにしよう。
だが、あまり解放はしたくないので今回は1体だけ登録しようと思う。
そして登録する魔物カードだが、キャタピラーを登録しようと思う。
バッファロー、シープ、そしてまだ作成していないが、スパイダーも良いとは思う。
だが、一番興味を惹かれるのがキャタピラーなのだ。
スパイダーは麻痺を持っていそうなので迷ったのだが、森以外での移動が難しそうなこと、そして何よりもキャタピラーの誘惑が強かったのでキャラピラーを選択した。
成長次第だが、重要な手札となってくれる可能性が高い。
さあ、キャラピラーを登録だ。
種族名:キャタピラー
登録者:ユウ
コスト:2
スキル:(体当たり)、知力強化、繭作成
EXスキル:擬態
登録し、裏面を確認したのだが……体当たりは使用できないのか。
これはムレウオの油と同じく、できないと考えておくべきだろう。
それに森で戦ったキャタピラーが体当たりで攻撃できるようには思えない。
次に繭作成だが、これが一番気になる。
多分蛹になる為の繭を作成するのだろうが、最初から使用できるのだろうか?
それとも特定条件を満たすことで使用できるのだろうか。
……まあその辺りは成長と同じく、従魔達に任せよう。
成長を自分の意志で行ってくれた事から、可能であるか必要であれば実行してくれるだろう。
さて、次にスパイダーだ。
こちらは魔石が何個必要かな。
5個で完成しました。
ウルフやラビット、ホークと同じだね。
こちらはバッファロー、シープと同じく従魔の書に入れておこう。
さあ、クラゲ三昧を開始しよう。
まず浮きクラゲを探してもらおう。
浮きクラゲを見つけてもらったので、イナバはアクセラレーションホーク・ウィンド、ルビーはエイ、ログレスはクラゲで再召喚だ。
今日はまず、大触手のドロップ条件を探さないとね。
まずは気になっている事から試してみよう。
特大触手に一定のダメージを与えた場合、特大触手をドロップした。
ならば小さい方の触手にダメージを与えて倒すと何かドロップしないだろうか。
そして一本を集中的に攻撃するのは難しいだろうから、まずは適当に小さな触手を攻撃してもらおう。
まあ可能な状況であれば同じ触手を狙ってくれるようにはお願いしておくけどね。
ログレスと浮きクラゲの特大触手勝負だ。
そしてその間にイナバが風切羽で小さな触手を攻撃していく。
小さな触手へのダメージは特大触手へのダメージと変わりないので昨日と同じく倒せるだろう。
さあ、どうなるだろうか。
小さな触手を攻撃していても問題無く浮きクラゲを倒すことはできた。
そして、剥ぎ取りだ。
核と大触手からのドロップは無かった。
だが、本命は次だ。
小さな触手が剥ぎ取れるのであれば本体であろう。
本体へと剥ぎ取りナイフを突き刺す。
そして本体が消え、後に残ったのは1本の触手。
その大きさは特大触手には大きく劣るが、それでも大きいものだ。
うん、これが大触手かな。
通常のクラゲがドロップする触手よりは大きく、特大触手よりは小さい。
そうであれば大触手の可能性は高い。
とりあえず、陸へ戻り休憩しよう。
陸へ到着して、休憩中を開始した。
さて、どうしようか。
休憩後、新たな触手を鑑定する為に一旦家に戻るか、それとも10本集まるかログアウトまでクラゲを倒し続けるか。
仮にこの触手が大触手で無かったとしても、未知の素材となるはずなので集める意味はある。
だが、大触手出なかった場合再度条件を探す必要がある。
……ここは一旦帰ろう。
そこまで時間が掛かるわけではないのだ、迷うよりは一旦帰った方がいい。
休憩後は家に向かう事にしよう。
少し忙しいので、次の投稿は明後日になると思います。