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142/202

―――142―――

 休憩を終え、浮きクラゲに挑戦する。

 今回の試したいことは簡単だ。

 大触手だけに攻撃して浮きクラゲを倒す。

 それだけだ。

 今まではこれを行うのは難しかったが、今はこちらもクラゲがいる。

 触手対触手で触手の動きさえ封じてしまえばこの倒し方も可能だと思うのだ。

 勿論、途中で無理だと判断すれば弱点を攻撃して倒す。

 無理はしない。

 僕もログレスの回復を優先する。

 その為、ログレスは水上付近で戦ってもらうけどね。

 さあ、やってみようか。

 

 

 

 ログレスが浮きクラゲの触手を拘束した。

 浮きクラゲも負けじとログレスの触手を拘束している。

 拘束じゃなくて取っ組み合いにも見えるが、どちらでも問題は無い。

 必要なのは動きを封じることだ。

 ログレスが押され気味ではあるが、あちらが他の場所に触手を回す余裕は無い程度には張り合えているのでこのまま続行しよう。

 

 そして拘束を確認したので僕が触手へ攻撃し、イナバへ攻撃開始の合図を出す。

 ルビーは大触手への攻撃方法が無いので周囲の警戒と迎撃をお願いしている。

 

 

 

 少し経過したが、浮きクラゲのHPは順調に減っている。

 HPが減る速度は予想より早い。

 普段と比べると格段に遅いが、これもドロップの為。

 さあ、このまま続けていこうか。

 

 

 

 目の前には水面へと浮かぶ浮きクラゲが見える。

 そう、倒したのだ。

 先程よりも時間は掛かっているが、それは仕方ない。

 今回は収束大砲も、ルビーの攻撃も無かったのだ。

 無事倒せただけでも十分であろう。

 さて、問題はここからだ。

 

 まず中へと入り、核を剥ぎ取る。

 いつも通り何も出ない。

 

 次に本命の大触手を剥ぎ取る。

 1つ目。

 何も出ない。

 2つ目。

 何も出ない。

 3つ目。

 ……剥ぎ取りナイフで刺したが、触手が消えない。

 ちょっと待ってほしい、もしかして、この大きさのままでドロップするの?

 これは確認が必要かな。

 

「ログレス、ちょっとこの大触手を外側へ引っ張ってもらえるかな?」

 

 ログレスはすぐに触手で指定した大触手を掴み、引っ張ってくれた。

 すると大触手は浮きクラゲの体から離れ、水上へを移動している。

 どうやらドロップで間違いないようだ。

 ……これ、10本も何に使うのだろう。

 まあ何かに使うのだろう。

 

 さて、マジックポーチに入るのかな。

 ……入った。

 手で持って押し付けたらそのまま入ったけど、どうなってるんだろうね、本当に。

 そして麻痺しなかった。

 マジックポーチに入れるには自分で持っている必要があったので触ったのだが、どうしてだろうか。

 もしかして素材になってからは麻痺特性を失うのだろうか?

 それとも、たまたま麻痺しなかったのかな?

 まあ次ドロップした時に麻痺するかで判断しよう。

 麻痺すると危険な時は触らなければ問題無いからね。

 

 さて、最後の1本。

 4つ目。

 何も出ない。

 

 そして体。

 何も出ない。

 

 うん、今回は大触手が1本とれただけで満足だよ。

 そして条件は、その大触手に一定以上のダメージを与える、であってるかな。

 次は6割を1本に、4割を別の1本に与えて試してみよう。

 正確にはログレスが与えているダメージがあるのだけど、4本に均一に与えていると考えても55%と35%は与えられるのでドロップに必要なダメージの基準にはなる。

 さあ、一旦休憩に戻ろうか。

 

 

 

 休憩を終え、次の浮きクラゲ。

 まずは大触手の拘束から始めよう。

 基本は前回と同じで、僕が指示したタイミングで攻撃する大触手を変更する事になっている。

 さて、どうなるかな。

 

 

 

 倒しました。

 そして核からは魔石がドロップしました。

 問題は次、大触手だ。

 1本目。

 何も出ない。

 2本目。

 何も出ない。

 

 ここまではいい。

 今の2本はダメージを与えていない大触手だ。

 

 3本目。

 何も出ない。

 

 4本目。

 大触手がドロップ。

 

 うん、どうやらドロップ条件のダメージは36%から55%の間のどこかみたいだ。

 もう少し確認してもいいが、頑張っても1体から1本しか取れない気がするよ。

 まあ確認してみよう。

 どうせ今日は次で最後になるからね。

 

 そしてこちらの大触手を持った際、麻痺しました。

 やはり確率なのだろうか?

 だが、自分で持たなければマジックポーチへ入れられない。

 そして今は危険では無いので、麻痺せず入れられるまで行います。

 麻痺で動けない間は皆が守ってくれるので問題無い。

 

 

 

 3回目で入れられました。

 2回目は入れる直前までは行けたのだけど、そこで麻痺してしまったので惜しかったよ。

 そして2回目の麻痺終了時、ログレスがムレウオを持ってきてくれた。

 どうやらムレウオが近づいていたようだ。

 まあフユウクラゲでも来ない限りは皆が居るので問題無い。

 フユウクラゲの場合も移動速度が遅いので近づかれるまでには麻痺が治る。

 さあ、休憩に戻ろうか。

 

 

 

 休憩を終え、次の浮きクラゲです。

 今回は45%と45%を狙ってみようと思う

 これで片方からしかドロップしなければ、現状の僕達では1体から1本しか取れない。

 拘束する大触手を2本にすれば50%を2か所も可能だが、それでは倒すことが難しくなるだろう。

 それよりは1本ずつ集めた方がいい。

 さて、試してみよう。

 

 

 

 1本目。

 何も出ない。

 2本目。

 何も出ない。

 3本目。

 何も出ない。

 4本目。

 何も出ない。

 

 大触手からは何も出ませんでした。

 やはり5割が条件なのだろうか。

 次は1本を5割、残りを弱点……いや小触手を狙ってみようかな。

 少し難しいとは思うが、大触手にダメージ条件によるドロップがあった以上、あちらも試しておきたい。

 

 さて、最後に本体を剥ぎ取ろう。

 ……何も出ないですよね。

 

 

 

 家まで戻ってきました。

 アイテムとログの確認をしてログアウトしよう。

 

 まずは触手です。

 これがあったので北の神殿では無く、こちらで鑑定を行うことにしたのだよね。

 ここならば、広く他の人の迷惑にもならないだろう。

 

 <アイテム:素材>フユウクラゲの特大触手

 素材ランク2

 フユウクラゲから入手した、特別大きな触手。

 その触手は強力な麻痺の力を宿している。

 

 おや?

 特大触手?

 これはマイさんに聞いてみないといけないか。

 

 

 

 マイさんは今ログインしていなかったので、メールをしておいた。

 さて、そうなると大触手も入手方法があるのだよね。

 やはり、小さな触手の方かな?

 それとも大触手……特大触手で他の条件を満たす?

 まあ明日試してみよう。

 

 さあログの確認だ

 

 <<識別のスキルレベルが上昇しました>>

 <<種族レベルが上昇しました。ステータスポイントを1取得しました。スキルポイントを1取得しました>>

 <<従魔:ルビーのレベルが上昇しました>>

 <<従魔:イナバのレベルが上昇しました>>

 <<支援魔法のスキルレベルが上昇しました>>

 <<従魔:ログレスのレベルが上昇しました>>

 <<従魔魔法のスキルレベルが上昇しました。スキルレベルアップにより技能が追加されました>>

 <<魔法銃のスキルレベルが上昇しました>>

 <<MP強化のスキルレベルが上昇しました>>

 <<魔力強化のスキルレベルが上昇しました>>

 <<器用さ強化のスキルレベルが上昇しました>>

 <<知力強化のスキルレベルが上昇しました>>

 <<鑑定のスキルレベルが上昇しました>>

 

 おお、結構上がっているね。

 そして従魔魔法に技能が追加か。

 追加された技能は明日確認することにして、ステータスを確認しておこう。

 

 

 

 

 僕のステータスは特に変わったところは無かったので、ステータスポイントを知力に割り振っておいた。

 そして3人のステータスだが、イナバは知力、ルビーは魔力、ログレスも魔力が上がっていた。

 イナバとログレスはいつも通りだが、ルビーの魔力が上がったのは初めてだ。

 これはアクセラレーションホーク・ウィンドでカマイタチや風切羽を使っている影響だろうか?

 いや、同じくアクセラレーションホーク・ウィンドを使用しているイナバは知力が上がっている。

 それにルビーは前回、器用さが上がっていたのでそうとは限らないかな。

 まあアクセラレーションホーク・ウィンドだけを使っている訳では無いのでその差だろうか。

 

 さて、確認も終わったのでログアウトしよう。

 明日もクラゲ三昧だね。

20141213:修正

・ログ確認部分を一部修正しました。 

<<従魔魔法のスキルレベルが上昇しました>>



<<従魔魔法のスキルレベルが上昇しました。スキルレベルアップにより技能が追加されました>>




おお、結構上がっているね。

ステータスも確認しておこう。



おお、結構上がっているね。

そして従魔魔法に技能が追加か。

追加された技能は明日確認することにして、ステータスを確認しておこう。

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