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―――141―――

 さて、クラゲさんを召喚してみよう!

 イナバをアクセラレーションホーク・ウィンドで、ルビーをエイで、ログレスをクラゲで召喚です。

 一応ログレスを召喚するときには海に入ったけど、普通に浮きました。

 浮遊便利ですね。

 

 さて、1つずつ検証していこうかな。

 まずは麻痺触手から。

 

 

 

 丁度泳いでいたムレウオ相手に試してみたけど、なかなかに良さそうだ。

 召喚する魚は触れただけで動かなくなり、本体は少しの間触れていたら動かなくなった。

 これならばログレスだけで複数体のムレウオを相手にしても余裕だろう。

 

 

 

 追加で数体試したが、召喚する魚でも触れた瞬間麻痺しないものが複数いた。

 さらに本体に関しても麻痺するまでにかかる時間が違っている。

 そうなると、確率で麻痺する可能性が高い。

 だが、ムレウオに個体差がある可能性もある。

 まあ時間に差はあれど、麻痺することは変わりないので拘束ついでに麻痺を狙う感じで使用すればいいかな。

 

 さて、次は魔力式収束大砲を確認しよう。

 

 

 

 エイが吹き飛びました。

 そしてHPは空に。

 まあ予想はできていた。

 その威力は身をもって体験しているからね。

 

 そして、魔力式収束大砲は予想通り水を収束させて撃ち出しているようだ。

 溜め時間は1秒程であったが、もう少し溜められるはず。

 そして、最少溜め時間も確認しておきたい。

 そうなると、クラゲ相手がいいかな。

 クラゲならば一撃では難しいだろう。

 クラゲさん、いないかな?

 

 

 

 クラゲさんいました。

 今はHPが空になり海中を漂っています。

 

 まず、最小溜め時間は1秒。

 それ以下にはできないようだ。

 そして最大溜め時間は5秒。

 それ以上は溜めることができなく、必ず発射しなければならない。

 そう、維持はできない。

 これは使うタイミングをよく考えなくてはならない。

 まさに必殺技と言えそうだ。

 

 次に威力だが、最小溜めでクラゲに3割。

 最大溜めで6割。

 これは同じ個体に撃っているので個体差は考えなくていい。

 つまり、4秒長く溜めても2倍にしかならない。

 それならば普段は最少溜めを、弱点への一撃や奇襲で最大溜めを使用していくのが良さそうだ。

 

 さて、水中での確認は終わり。

 次は空中での確認だ。

 

 

 

 ログレスに空中へ出てもらい、魔力式収束大砲を試してもらった。

 水中と同じく、溜めたものを解放してもらって確認したのだが、どうやら空中では空気の塊を撃ち出しているようだ。

 これはその場に満たされているものを収束して撃ち出すと考えて良いのだろうか?

 まあ今はその可能性が高いと考えておこう。

 

 さて、気になる威力の確認はどうしようか。

 浮きクラゲが一番いいのだけど、速い相手に当てられるかも確認しておきたい。

 そうなると、アジだろう。

 

 

 

 一度陸へ戻り、アジを感知してもらった。

 そしてアジに気づかれないように水中から近づき、水中から収束大砲を撃ってもらったのだが、問題無く当てられた。

 さらにその一撃でアジを倒すことができた。

 水中から水中外への攻撃なので威力が落ちるかと思っていたのだが、これは威力が減衰した状態でも倒せると考えて良いのだろうか。

 う~ん……これは浮きクラゲで試すしかないか。

 よし、次だ。

 

 

 

 再度アジを感知してもらい、今度は見つかった状態で収束大砲を撃ってもらった。

 だが、流石にアジの速度に当てるのは難しいらしく、5発撃ってその全ては当たっていない。

 そこでついでなので麻痺触手を当てられるか試してもらったのだが、こちらも当てられない。

 まあ僕の速度で避けられるのなら、アジは余裕で避けられるだろう。

 

 クラゲ自体が速い相手に相性が悪いのだろう。

 その代わり、速く無く耐久力のある相手には相性が良い。

 現状では海で戦える魔物が少ないので相性関係無く挑んでもらっているが、もう少し魔物カードが多くなれば相性の良い魔物で挑むことも可能だろう。

 従魔魔法は戦う場所によって最善の魔物で召喚できる。

 クラゲは従魔魔法の強みをよく活かせそうな魔物だね。

 

 さて、確認の最後にあれに挑もうか。

 

 

 

 視線の先には浮きクラゲがいる。

 今回は弱点を狙わずに、外から倒してみようと思う。

 まずは最大チャージの収束大砲から開始しよう。

 ここで少し気になるのが、浮きクラゲが収束大砲を使う条件だ。

 弱点に攻撃する、ではなく大ダメージを与える事の可能性もある。

 気を付けておこう。

 

 さて、向うも気づいているはずなので戦闘開始といこうか。

 

「ログレス、お願い」

 

 その言葉の数秒後、浮きクラゲが少し後退したように見えた。

 遠くて詳細は見えないが、表面もへこんだように思える。

 ……うん、大丈夫かな。

 

「ログレス、相手の触手圏内までは連射をお願い」

 

 浮きクラゲは収束大砲の体勢へと移行しない。

 ここは連射してダメージを稼ぐべきだろう。

 

 

 

 浮きクラゲが触手圏内まで近づいてきた。

 そのHPはまだ半分ある。

 いや、もう半分しかない。

 あの浮きクラゲ相手に近づかれるまでに半分を与える。

 それはかなりの高威力を意味する。

 

「ログレス、水中から最小溜めで2発ほどお願い。1発目はここから、2発目は少し近づいてお願い。その後は任せるよ」

 

 水中から収束大砲を撃った場合の威力減衰も確認しておかないとね。

 イナバとルビーには事前に触手圏内に入るまでは待機、入ってからは任せると伝えてあるので問題無い。

 僕はどうしようかな。

 とりあえず魔法銃で触手を撃って邪魔しておこう。

 今回は収束大砲の確認がメインなので、弱点を狙えない僕は攻撃力が無い。

 ならば少し注意を引く程度で問題無いだろう。

 

 

 

 ログレスが水中から撃った2発の収束大砲。

 その威力はやはり減衰していた。

 1発目は半分とまではいかないが、6割程度には落ちている。

 これは空中から水中でも同じく下がると考えて良いだろう。

 2発目は1発目よりも少し威力が高い。

 これは減衰量は距離が増えるほど大きくなると考えても問題なさそうだ。

 もう何回か調べたいが、それ以前に倒せなければ意味は無い。

 ログレスが残り何発撃てるか分からないので、すこしずつ確認していけば良い。

 そして違えばその時点で考えを修正しよう。

 

 

 

 ログレスと浮きクラゲが触手で取っ組み合いをしている。

 流石に少し押されているが、その分他の皆は自由に動ける。

 イナバは風切羽で胴体を、ルビーは尻尾でイナバとは反対側の胴体を攻撃している。

 僕はログレスの支援も兼ねて触手へと攻撃を行っている。

 クラゲのHPはあと2割程。

 予想よりも早く倒せそうだ。

 

 

 

 浮きクラゲ倒せました。

 しかも今回は弱点を狙わずにだ。

 時間は多少かかってしまうが、安全に倒せることが判明したのは大きい。

 まあ弱点を狙う方法もそこまで危険な訳では無いので、こちらの方法で倒すことは少ないと思う。

 ただし、それは次の結果次第かな。

 大触手のドロップ条件、試してみたいことがあるのだ。

 でもまずは少し休憩しよう。

 次も長期戦になるだろうからね。

20150407:修正

誤字を修正しました。


20141222:修正

誤字を修正しました。

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