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134/202

―――134―――

※―――130―――を11/22 18:20~22:00にご覧頂いた方へ

本来なら130話の投稿が131話になっていた為、130話に修正しました。

誤字修正時に間違えて編集したものだと思われますので11月22日の18時20分~22時00分にご覧頂いた方は再度確認をよろしくお願い致します。

申し訳ありませんでした。

 ログイン!

 さあ、空の繭糸集めようかな。

 まずは召喚だ。

 イナバは移動中だけアクセラレーションホーク・ウィンド、移動後はラビット。

 ルビーは移動中はウルフ、移動後はアクセラレーションホーク・ウィンド。

 ログレスは鎧騎士で。

 さあ、出発だ。

 

 

 

 大量です。

 今回は全ての繭から剥ぎ取れたので嬉しいです。

 さて、今日は一旦町に戻って繭糸を渡してこようかと思う。

 丁度マイさんがログインしてるみたいだからね。

 それと少し気になることがあるからついでにギルド、図書館に寄ってこようと思うよ。

 

 とりあえずイナバをアクセラレーションホーク・ウィンドで、ルビーをウルフで再召喚だ。

 ログレスは町に着くまで鎧騎士で、町からはパペットで。

 さあ、出発!

 

 

 

 町に到着です。

 まずイナバをラビットで再召喚。

 そしてマイさんにはフレンドチャットで連絡を取り、例のカフェに集合ということになりました。

 ただ、少し待ってもらうかもしれないと言っていたのでココアを飲んで待っておこうと思うよ!

 あそこのココアは美味しいからね。

 

 

 

「おはようございます。ココアお願いします」

 

「分かりました。アイスでよろしいですか?」

 

「ホットもあったんですね。でも今日はアイスでお願いします」

 

「分かりました。それでは少々お待ちください」

 

 ここのカフェのココアは美味しいからね。

 たまには飲みに来たいよ。

 

 

 

「美味しいです」

 

「ありがとうございます」

 

 ココア美味しいです。

 さて、目的をはたそうか。

 

「そういえばレンさんはお元気ですか?」

 

「レンちゃんなら今日も元気で……」

 

 あれ?

 もしかして伝えていない?

 

「マイちゃんから聞いたのですか?」

 

「何がですか?」

 

「私がレンちゃんの知り合いだということです」

 

「前回来た時に私が話していたレンさんの話を熱心に聞いておられましたよね?」

 

「え?」

 

 マイさんは伝えていなかったのか。

 

「な、何のことですか?」

 

「いえ、申し訳ありません。ココア美味しいですね」

 

「あ、ありがとうござます。私はちょっと調理に行ってきますね」

 

「はい。行ってらっしゃい」

 

 他にお客さんいないけどね。

 いや、仕込みとか料理の練習とかあるのか。

 まあそもそも僕と話す理由は無いからね。

 理由がどうあれ奥に行っても問題は無いと思うよ。

 

 

 

「お待たせ~」

 

「全然待っていませんよ。それにここのココアは美味しいですからね」

 

「ココア以外も美味しいよ。サンドイッチとか手軽に食べられていいと思うけど?」

 

「そうでしたか。ですが、残念なことにログイン直後に携帯食料食べてしまったんです」

 

「それは残念だね」

 

「残念です。さて、それでは素材をお渡ししますね」

 

「ありがとう。丁度明日あたりにお願いしようと思っていたのよ」

 

「それは良かった」

 

 今日の繭は大量です。

 前回の量の比では無い量です。

 これでイベントまで持つかな?

 まあ、北の神殿でのログイン時はできるだけ集めるつもりだけどね。

 

 

 

「この量は何かな? 確か3日しかたっていないと思ったけど。もしかしてログイン時間を分けて集めてくれてたの?」

 

「2回分ですね。ログイン時間は分けていませんよ」

 

「教えてもらったのと同じ方法でこれだけ取れるとは思えないのだけど?」

 

「従魔が進化して範囲攻撃を取得しました。あとは剥ぎ取りの効率化です」

 

「それでここまで変わるのね。それだと……」

 

 効率化は大事です。

 最優先ではなくとも、優先度は高いよね。

 

「ゴーレムで引きつけ、かな?」

 

「私とラビットで引きつけですよ。ゴーレムでは鱗粉が避けられませんので」

 

「それもそうか。あ、私には紅茶頂戴」

 

「……分かりました」

 

 やはり伝えてないのかな?

 聞いておこうか。

 

「他の皆さんには言っていないのですか?」

 

「何をかな?」

 

「レンさんやマイさんと少なくとも知り合いな事が私にばれていると」

 

「言ってないね。どんな反応するか楽しみだからね!」

 

「そうでしたか」

 

 姉さんと同じ感じがするのだけど気のせいかな?

 

「それで、それを聞いたということはここに来た時にばらしたのよね?」

 

「ばらしました」

 

「どうだった?」

 

「動揺されてましたね。そして奥へ調理に行ってしまわれましたよ」

 

「そうだよね。あの子はそんな感じだろうね」

 

 

 

「さて、防具の制作状況の報告をしますね」

 

「お客様用の口調でなくてもいいですよ?」

 

「そう? それじゃあ報告するわね」

 

「お願いします」

 

「今の調子で行けばイベントまでには作成できるよ。遅くなってごめんね。いくらレンちゃんの知り合いと言っても防具作成の順番は優先できないからね」

 

「当然ですね。本人同士が知り合いならともかく、知りあいの知りあいを優先するのはダメでしょう」

 

「もう~。私達はもう知り合いでしょう?」

 

「そうですね。ですが依頼をお願いした時は知り合いではありませんでしたからね」

 

「そうよね。まあ本当は最高の仕上がりにしたいから時間が掛かってるの。貴方からの挑戦は受けて立つからね?」

 

「挑戦したつもりは無いですけどね」

 

「貴方は無意識であれを言わないでしょう? これからも私に依頼するかどうかの見極め、そうよね?」

 

「それはそうですけど、それ以前に次を受けてもらえるかどうか怪しいですけどね」

 

「大丈夫、きっと受けるさ。君は魅力的な素材を持ってくるのだから」

 

「私に常に最前線にいけと?」

 

「私は魅力的な素材や未知の素材を使って製作したいとは思うよ?」

 

「私にそれだけの事ができる力があればですね」

 

「貴方には私にそう期待させるだけの実績がある。それだけで十分よね?」

 

「十分です。ですが私は素材メインには動きませんよ?」

 

「別にそれでいいよ。私の防具が欲しい時だけ貴方が取得できる最高の素材を持ってきてくれれば、ね?」

 

 うん、あちらに最高を求めるのならば、こちらは最高の素材を用意するべきだ。

 これは防具だけでなく、他の作成依頼にも言えることだろう。

 まあ僕自身、可能ならば現時点で最高の素材で装備作成を依頼したいとは思っているけどね。

 

 いくら技術があっても素材の限界は超えられない。

 いくら素材が良くても技術が無ければ素材を生かすことはできない。

 両方揃ってこそ最高のものが出来上がる。

 勿論それ以外の要素も関わるのだけど、特にこの2つは大事だろう。

 

「貴方の技術に負けないように頑張りますね」

 

「貴方の素材に負けないように頑張るよ」

20141130:修正

一部、おかしな言葉を修正しました。


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