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茜雲(200文字小説)

作者: 風海南都

 祭囃しと神輿の賑わい。夏の日差しも名残惜しそうに見物している九月の町。

 祭り装束も清々しく、若者たちが誇らしげに太鼓を打ち鳴らす。神々への祈りを響きにのせて、セイヤ! ホオオオ! と声高らかに。

 バチを握る腕は雄々しく隆起し、しなやかに跳躍する草鞋の足元。汗が飛び散るたびに、まるで姫神達が恋をしたかのように空が染まる。

 紅を差した雲の下、赤い尾をしたつがいのトンボがくるりと輪を描く。

 優しい夕暮れ。秋の一日。

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― 新着の感想 ―
[一言] 秋祭りのシーズンですね。 ボクの住む北海道では、あまり派手なパフォーマンスはやらないので、内地の豪快な祭りの風景に憧れます。 作中に出てくる『姫神』というのは、やはりアレから取った言葉ですか…
[一言] 風海さん、こんにちは♪ もう秋ですね。私も「夏の終わり」という短歌(?)を作りました。祭りの情景がありありと目に浮かびます。200文字でこれほどスケールの大きい世界を表現されたことに驚きまし…
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