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巨人族の帰還 南極のピラミッド

南極のピラミッドの謎

エジプトのギザの三大ピラミッドと全く同じ配置の約二倍の底辺400mのピラミッドが南極にも存在する。ピラミッドの建設方法の一番現実的な方法として、巨石に浮き輪をつけて水路を使って石を運搬したという物がある。もうひとつは「音響浮揚」と呼ばれる特定の周波数を使って石を浮かせて運搬する物で、現代科学的にも軽い物なら浮かせる技術がある。そして、一番あり得ない方法として巨人が建設したという物がある。

「女王陛下、南極三大ピラミッド付近に超巨大UFOが出現したという急報が入りました」


 赤いバニーガール風ドレスに白いマントを羽織った〈南極の女王〉は南極基地から届いた映像を総勢百名規模の葉巻型中型宇宙船、〈UFO型反重力飛翔体〉の操縦室の天井の全天スクリーンに映し出した。

 ロケットによる火星移住計画などを担当していた中国人起業家のウーロン・マスクはその光景に目を疑った。


「あれは、伝説の巨人族なのか……」


 超巨大白鯨型宇宙船の底部から三体の巨人が光の柱によって南極三大ピラミッドの付近に降下していた。

 巨人の身長はちょうど南極三大ピラミッドと同じ程度の高さで、これなら巨人族の手によってピラミッドを建設するのも可能と思われた。 

 南極三大ピラミッドはエジプトのギザの三大ピラミッドのオリジナルと言われていて、エジプトの底辺230mの約二倍の400mの大きさである。

 ピラミッドの建設方法の一番現実的な方法として、巨石に浮き輪をつけて水路を使って石を運搬したという物がある。

 もうひとつは「音響浮揚(おんきょうふよう)」と呼ばれる特定の周波数を使って石を浮かせて運搬する物で現代科学的にも軽い物なら浮かせる技術がある。

 筑波大学のカリスマ研究者で准教授の落合ケイ研究室に、ロケット開発の会社社長のホラエモンが訪問して、ビーズ玉を空中に浮かせている動画がネットにもアップされている。

 これについては日本の古代氏族秦氏の末裔の伏見稲荷大社の統理の土御門兼康氏の解説などもあって、そういう技術は産業革命の建設機械などにとって邪魔だったので、秘密結社イルナミティなどによって封印されたという。


 そして、一番あり得ない方法として巨人族が建設したという物があった。

 そう、どうやら、その方法が正解だった訳だ。

 ウーロン・マスクは三体の光の巨人を眺めながらそんなことを思っていた。

 

「一万二千年前の約束を果たしに、巨人族が帰って来た」


 秘密結社フランボワーズの47階梯の〈南極の女王〉は古代の歴史の記憶を思い出してつぶやいた。

お題で執筆!! 短編創作フェス参加作品 第四回お題「帰る」

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