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詩歌集

こころをふきふき



ああ~……朝かぁ。


朝目が覚めるたび、そう思ってしまう。


私は、朝が苦手だ。


今日も一日が始まると思うと、初っ端からズーンと沈む。


こころが、真っ黒なもので包み汚れていくような気がする。


目覚めたときこそ元気でいたいのにね。




今思い付いた。


イメージで、こころの真っ黒いものををふきふきしよう。


頭のなかで、綺麗な布を手に持つイメージをする。


目の前に、黒く汚れた私のこころがぶらさがってる。


こころは、どきんどきんと鼓動している。


汚れてはいるけど、しっかり動いている。


しっかり、生きてる。


手に持つ綺麗な布で、ふきふき。


私のこころをふきふき。


こころに触れると、どきんどきんとした鼓動を肌に感じる。


一生懸命生きてるんだなぁって実感する。


ふきふき。


ふきふき。


鼓動を感じながら、ふきふき。


綺麗に綺麗に拭いていく。


ふきふき。


キュッキュッ。


だんだん、こころの黒いものが取れていく。


ぴかぴかになっていく。


こころが、綺麗になった。


よおし、今日も一日生きてきます!






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― 新着の感想 ―
[良い点] 朝は淀みますね。仕事の日。 休みの日の朝は、心地良いですね。 フキフキはしてないな……。
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