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私の2択は? “チャラ男か? クズ男のどちらかしかないの?”

作者: 七瀬







本当に自分自身が嫌になるわ!

私の2択は? “チャラ男か? クズ男のどちらかしかないの?”




私は所謂、“ダメな男が好きらしい。”

何でもできる男性ひとより少し頼りない男性に心惹かれる。

不器用でどうしようもない男が私は好きなのだ!




・・・今思い返せば? 私が中学1年生の時、学級員の男の子に

告白された。

その男の子は、学年でトップの成績を持つぐらい頭がいい子だった。

でも? 同時にヘラヘラした頼りない男の子からも告白される。

私が選んだのは? “ヘラヘラした男の子だった。”

当時、仲がよかった女友達からは、随分と私は揶揄われた。




『なんであの男の子を選んだの?』

『そうだよ、どうみても学級員を選ぶよね!』

『ワタシもそうだよ。』

『澪は少し男の趣味が変わってるんじゃないの?』

『・・・そ、そうかな、』

『そうだよ!』

『あれはダメだと思う!』

『“あれって、”』







女友達が言ったように、付き合って3ヶ月もしないうちに別れてしまった。

付き合ってほしいと言ってきたのは、あの男の子のくせに!

気がつけば? 私の女友達と付き合っている。

しかも? 私に男の趣味が悪いと言った女の子と......。

私の事、バカにしたくせに!

なんで、そんな男と付き合ってんのよ!

意味わかんないじゃない!










 *








・・・そんなこんなで私も大人になり。

やっぱり私の男の趣味は変らず、相変わらず私が好きになる男は

クズばかりだった。

しかも? 究極の選択なのか? 

“チャラ男か? クズ男のどちらかを選ばなくてはいけなくなった。”

どちっちを選んでも【クズ】には変わりない。

チャラ男は? いつも手鏡を持って前髪を指で絡めたり丸めたりして

いじいじしている。

前髪が、この男が納得できない髪型になると機嫌が悪い。

不機嫌になって私に八つ当たりしてくる。

本当にクズだ!

このチャラ男は、ナルシストで世界で一番自分が好きなんだと思う!

私の事なんか微塵も好きではない!

それなのに、私はこのチャラ男と別れられない。






・・・もう一人は、クズ男だ!

本当にクズ男で、お金があれば毎日ギャンブルをする男。

身なりに一切お金をかけない。

ギャンブル依存症なのか? 勝ってもまたギャンブルにお金をつぎ込む

のだから絶対にトータル勝つことはない!

ギャンブルの借金も日に日に増える一方で返済する気がないのだ!

付き合ってもいない私にまで、お金を貸して欲しいという始末。

このクズ男は、チャラ男よりヤバいと思う!

そうだと分かっていても、私はクズ男を選ぼうとしていた。

“私の事を理解してくれるのはこのクズ男しかいない!”



どうしてそうなるのかな?




私はチャラ男と別れてクズ男と付き合う事にした。

私は完全に男を見る目がない!

男を自分で選べば、必ずよりクズ男を選んでしまう。

相手が私の事を好きかどうかより、私の方を少しでも振り向かせたいと

いう想いが勝ってしまうのか?

自分より、ギャンブルより、私が一番好きと言わせたいのだ!





だから私は一生! “幸せを掴めない女なのだろう。”




最後までお読みいただきありがとうございます。

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