表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
学校の怪談_紅のナイフを添えて_  作者: Windowsバーガー
1/2

プロローグ1

初の連載小説です。

拙い文章ではありますが是非読んでみてください。

 プロローグ_1

 働き蟻の法則……6:2:2の法則とも言うこの法則は集団生活を送る上での俺のモットーだ。

 優秀な働き蟻になれるのは集団の選ばれし20%、残りの80%は優秀な蟻たちを蹴落とさなければ上位20%にはなれないのだ。だが俺はそんなことはしないし、優秀になろうとも思わない。むしろ率先して落ちこぼれの蟻になろうとしているくらいだ。

 「なあ坂本、なんでお前はそんなに無気力なんだ?」

 生活指導の竹本は強面で学校内外でも有名な教師だ。昔からこの辺りに住んでおり、高校時代は荒れていたと聞く。

 「先生、俺は落ちこぼれなんです。落ちこぼれの蟻なんです。先生もご存知ですよね、働き蟻の法則…あれって優秀な蟻たちを他の巣に移したら新しく優秀な蟻がでてきて結局はまた6:2:2の割合に戻っちゃうらしいんです。つまり何が言いたいかと言うと、俺が落ちこぼれでいる限り助かるやつもいる。といことです。」

 竹本の顔は祭りの提灯みたいに赤くなっていて、誰がみてもご立腹なのだと理解できる。

 「お前はまだ高2だろ、もう人生悟りましたみたいな顔をするもんじゃない。まあそのことはいい…最後の問だ。なんで赤坂を刺した?」

 そう、俺は今とある疑いをかけられている。

 学校の通り魔、俺はそいつの第一被害者でもあり、容疑者でもある。

 一月程前からオカルト好きな奴らの間でこんな噂が広まった。


 「この学校のどこかには2mほどの大きな鏡がある。そこであることをすると体が乗っ取られる」


 それからと言うもののその鏡を見つけ出してやろうという奴らが大勢現れた。教師達の間でもその噂は広まっていたらしく、全校集会まで開いて辞めさせようとしたほどだ。

 ようやく熱りが冷めようとしていた1週間前に第一の通り魔被害者が出た。坂本朝日2-a…俺だ。

 発見されたとき俺は普段持ち歩きもしない眼鏡をかけて右腕から血を流し倒れていたらしい。

 それからも2人の生徒が通り魔に会った。そこでなぜ俺が容疑者に上がっているのか、と疑問に思ったことだろう。ただ、その疑問に対する解は俺自身が持っていた…いや、握っていた。

 他の2人の通り魔被害者と俺との違い、それは…


 『通り魔に会ったとき、俺だけが血で濡れたナイフを持っていたことだ』

評価や感想などもらえたら嬉しいです。

連載小説って1話あたりどのくらいの文字数が良いのでしょうか…?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 執筆おつかれさまでした! 筆者さんの小説を初めて読ませていただきましたが、 まず第一印象ですが、文章が非常に読みやすかったです!! 文字数もちょうどよく、気軽に読めるいい文字間だったと思い…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ