第14話 廃墟の塔の探索・後編
前回の続きです、主人公の背後に迫る獣のいびきの正体は、すぐに分かります。
第14話
背後の上斜めより殺気を感じた自分は背後に視線を向けるとそこには赤く光る八つの眼球
が存在する何処までも闇の如き黒色をした体長1m20cmほどの狼が自分を噛み殺そうと
鋭い牙を剥き出しにして跳びかかっていた。自分は思わず大きく目を開けて驚き、咄嗟に
持っていた氷結の刺剣で防御の構えを取って、黒き狼の噛みつきが鼻先に当たるかどうか
のギリギリのところで防ぐことに成功する。
(あ、あぶねぇー!?、あと一瞬でも構えるのが遅れていたら確実にあの鋭い牙で噛み
殺されているところだった!でも、今もやばい!噛みつきを防げたのは良いが不安定な
姿勢で受け止めているから倒れる!?)
と自分は黒き狼の噛みつきを何とか防ぐことが出来たが良いが、咄嗟に防いだので重心が
後ろよりの姿勢であり、しかも自分の体長の半分以上のサイズの生き物が圧しかかる
ように跳びかかってきたこともあり、自分は姿勢を崩し床へと押し倒されてしまう。
(ぐっ!?、やばい!押し倒された!?、速くこの黒い狼をどけないとって!危なぁ!?)
と黒き狼の圧し掛かりより床へと倒れてしまった自分は、痛みに耐えつつ急いで黒き狼を
押しのけようと考えた自分は黒き狼に視線を向けると鋭い牙が綺麗に並ぶ口が大きく
開いて今にを自分の顔を噛みつこうとしていた。自分を目を大きく開けながら驚きつつも
咄嗟に頭を横へと傾けて黒き狼の噛みつきを辛うじて回避することに成功する。そして
回避に成功した自分は黒き狼を自身の身体の上から退ける為に左腕を黒き狼の喉元の近く
まで持って行くとそのまま今出せる握力で黒き狼の喉元を握り絞めた後、そのまま力
いっぱい全力で黒き狼を持ち上げようとする。
「セイヤアアアァァァ!!死ニサラセヤアアァァ!!」
と大声で掛け声を叫びながら黒き狼の喉元を掴んだまま行き良いよく起き上がるとその
ままの行き良いで黒き狼の後頭部を固い石畳みの床へと行き良いよく叩きつける。床の
石畳みから砕けるような音と共に黒き狼の頭蓋骨が砕けるような音が二階内部に大きく
響いていく。
「ゼーハーゼーハー!!(どうだ!この気色悪い狼野郎!、くたばったかぁ!!)
と自分は精神的疲れのせいなのか荒く息を吐きながらも床へと叩きつけた黒き狼の状態を
確認してみる。どうやら黒き狼はまだ動けるようであり、自分が掴んでいる腕を退けよう
と暴れているようだ、なので自分は暴れる黒き狼に容赦なく右手に持っていた氷結の刺剣
を首元突き立てて、そのまま串刺しにする。黒き狼から血のようなものが噴き出し、自分
の額にかかるが特に気にした様子を見せずに更に深く氷結の刺剣を突き刺すと黒き狼は
死んだように動かなくなると黒き狼の身体が黒い煙を出しながら溶けていき蒸発すると
中からひびの入った灰色の真珠が埋め込まれた狼の木彫りが出てきて、そのまま床へと
落ちていこうとするが咄嗟にその狼の木彫りを左手でキャッチする。
(うん?何か黒い狼が黒い煙を出しながら溶けて蒸発したと思ったら、黒い狼の中から
ひびの入った灰色の真珠が埋め込まれた狼の木彫りが出て来たんだけど、これは一体?)
と自分は黒き狼から出てきた狼の木彫りを興味深く観察していると一階へと続く階段から
四足歩行の獣特有の足音が二つ聞こえて来る。どうやら先ほどの戦闘音に気付いてこちら
に向かっているようだ。
(あー、一階にも居るのか、先に黒い狼を倒していて正解だったなぁ、危なく噛み殺され
かけたけど・・・とりあえず気を取り直して、角待ち狙いで入り口近くに隠れるか)
と自分は入り口近くで角待ちをすることに決めた後、二階へと上がる階段の入り口の死角
へと潜んでいると徐々に獣の足音が大きくなってくると階段より先ほどの黒き狼と同じ
ような見た目をした獣二匹が二階内部へと侵入するが、どうやら自分には全く気づいて
いないようであり、二階入り口から辺りを見渡しているようである。
(お!、どうやらあの二匹はこっちに気が付いていないな、今仕掛ければ奇襲みたいに
なって楽に倒せるかもしれない)
と自分はそう考えた後、速やかに先ほど侵入してきた黒き狼二匹に対して背後より奇襲
を仕掛ける。まず最初に自分から見て右側の黒き狼の首元に向かって氷結の刺剣を
突き刺した後そのまま黒き狼の首を切り捨てる。そして右側の黒き狼を倒している間の
片手間に左側に居る黒き狼の背中に向かって左足突きだし全体重を載せるように
踏む付けて一時的に左側の黒き狼の動きを封じ込める、そして右側の黒き狼の首を
切り捨てた行き良いのままに左側の黒き狼の首元目掛けて氷結の刺剣を華麗に振るって
首元を切断し、数秒経過した瞬間に二匹の黒き狼から黒き煙が出しながら溶けて行き
そのまま蒸発して行くと、先ほど倒した黒き狼と同様の物と思われる狼の木彫りが二つ
黒き狼から出て来る。
(あ、狼の木彫りが出てきた、うーんもしかしてこの狼の木彫りを使ってこの黒い狼を
召喚したのかな?だとして目的は・・・うーん現状の情報だけでは予想がつかないか、
とりあえず階段の方から足音とかはもう聞こえてこなかったし、このまま一階に下りて
先ほど倒した黒い狼たちの召喚主の姿を確かめてみようかな)
と自分はもしかした黒き狼を召喚した主が一階に居るのではないかと考えた後、特に
理由もなく、先ほど倒した黒き狼の中から出てきた狼の木彫りを記念として三つ全て
回収した後に腰鞄へと収納した後、一階へと続く階段まで移動してそのまま慎重な
足取りで階段を下りて行くのであった。
と言ったところでここまでです。ちなみに現在の主人公の強さはLvで表すと5しかないですが現実で言うと
一人でハイエナを倒せるくらいには強いです。そして今回現れた八つの眼球がある黒い狼の強さはLv3相当
ので戦い方次第では楽に倒せる程度です。それではまたの来週( 一一)ノ




