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第六話 『忙朝2!』

「天様。準備はいいのですか?」

「・・・・・・」

「天様?」

「・・・あぁ、ゴメン。半分死んでた。んで、何?」

「死ぬって・・・・」


「準備はよろしいのかと思いまして」

「あぁ、それなら大丈夫。一応昨日の夜に・・・ってやべ!昨日あのまんま寝たんだった!!」

昨日のあの話し合いの後、流石に疲れた俺はそのまんまベッドへinしたのだった。


「やっべええええええええええええ」

「ちょ、ちょっと落ち着いてください。大丈夫です、私がやっておきますから」

「え?いや、悪いよ」

「大丈夫です。仕事も一通りこなしましたし、私のほうは準備もできていますので」

「そうか・・・?んじゃぁ頼む」

できることなら休んでいたいという、高校生病発症者な俺はそう答えた。

朝はきついしな、昨日も色々あったし。


「分かりましたです。それでは、机の上にあった予定表どおりでよろしいですね」

「あぁ、ごめんね。なんか」

「いいですよ、好きでやってるメイドですから♪」

そう言うと、走りにくいだろうと思うのだが、メイド服のスカートを翻らせて緑さんは走り去っていった。

まぁ、緑さんなら大丈夫だろう。今日は特に特別な授業はないし。

ということで、俺はナマケモノを再開したのだった。


ニュースの右上。時刻表示によると、現在7:34.

そろそろだな・・・・。


部屋へ行くと、そこには準備されたカバンがあった。

緑さん・・・ありがとう。


門へと向かうとそこには、

「あ、来た来た。お兄ちゃーーん、行こーーーーー」

「天殿。まだ余裕はあるが、少し急げ」

そこには、セーラー服姿の少女達。



・ ・・・・やっべ、可愛い。



「あ、あぁ。そうだな、行くか」

「どうした?我輩達、何かおかしいか?」

「初めて着たんだよねーー、やっぱ変かな?」

そんな訳がありません。


「いや、変なわけが無いわけで」

「それってどーゆーこと?」

リナのあの眼は・・・・期待してる眼だ・・・・・。

仕方がない、少し・・・かなり恥ずかしいが。


「だから、か、可愛いぞ。それにみんな似合ってる」

一人、全く似合ってない奴もいるがな。

流石にあの体系で、高校のセーラー服は・・・・。


「アリアスを除いて」

そういうことだ。

まぁ、可愛いんだけど。

なんというか、違和感というかなんというか。

中1くらいにしか見えないんだよなぁ・・・。


アイナさんと並んでいると、もう親子みたいだな。

アイナさんは、結構背も高いし。出るとこも出て・・・コホン。


平均的なリナと比べても、姉妹だな。



「なにそれーー、ひどいひどいーーーー」

「だって、お前中学生にしか見えないって」

「一応同い年だよーーー」

そう、実はアリアスは俺と同い年。

っつーか、みんな同い年の16なのでした。


「だとしても、普通に中学生にしか見えない。ってか、本当に学校行くんだな」

まぁ分かってたことだけどな。書類も本物だったし。


それにしても・・・・、

「大騒ぎになるだろうな・・・・」

俺が心配しているのは、学校でどうなるかだ。

普通に見て、美少女ばっかし。


しかも、みんな俺のクラスに引っ越してくる訳で(なぜか、人数とか関係なしで一発オーケーだった)。


男共が発狂しそうだな・・・・。


「いいか、よーく聞け。まず、学校では男共に気をつけろ。飛び掛ってくる奴がいるかもしれんからな」

「だいじょーぶ、その時は天兄が助けてくれるから♪」

(天君、がんばって♪)

おい・・・・・。

いくら俺でも、あの男共(武闘派多)からみんなを守るのは無理かと・・・。


「天、いざとなれば我輩が魔法でもって排除するから安心しろ」

「いやいやいやいや。ダメだよ。俺の家以外で魔法は禁止!」

「えーー、じゃぁボクのこれは?」

「俺のこれもダメか?」

そう言って、近未来的なチャッカマンを出すリナ。

懐から小刀を取り出す清さん。

「ちょおおおおおおおおおおお。何持ってきてんの!?」

「いやぁ〜〜一応護身用?」

「なんで疑問系なの!?ダメだよ持ってきたら!!!」

「これがないと落ち着かんのだ」

「このご時勢に暗殺はねぇ!!いいから置いてけ!!!!!」


「雑談は歩きながらにしませんか?わたくし達は、色々と手続きがあるので」

「あ、そっか。すいません。んじゃぁ行くか!!!」

「(「「「「おーー」」」」)」」


「ってそこおおおおおおおおおおおおお。さりげに懐に戻してんじゃねぇ!!!!!!!!」

「ちっ」

「舌打ち!?なんでそこで反抗!?」

「しょうがないなぁ」

リナが眼を閉じる。眼を開いた瞬間、手に持っていた銃が消えた。


「・・・・・・」

「転送しただけだよーーー」

そういうことらしい。



「んじゃぁ行くぞ」

かなり不安だが、学校へと向かうことにした。


学校への道のりを行く、みんなの顔は輝いている。

この時は、無表情のゼロも微笑んでいるような気がした。




改めて、みんな可愛いなぁと呑気にも思っている天だった。







はい

前回の続きでした


さて、次から皆学校に行くわけですがとても大変になりそうですね


この物語は更新の速さに比べてまだ中々書けていないので多少焦っています


では、これからも『おれかみ!』をよろしくお願いします


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