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第一話 『これが俺だ!』

ここ、岩名町(イワナチョウ)は田舎と都会の要素が入り混じった町だ。

左を見れば田んぼがあり、右を見ればデパートがある。

少しオーバーだが、そういう変なところってことだ。


俺の育ての親はつい先日、自動車事故に遭って他界してしまった。

なんで育ての親かって?

その親の遺書に、『実はあなたは拾った子です』って書いてあったから。

たぶん、遺書に書くくらいだから本当なのだろう。


俺は現在(16歳)まで知らずに育ち、親の他界とともに知ったってこと。

親の死は当然悲しかった。

そりゃぁ16年も付き合ってりゃ悲しいさ。

それに、結構いい親だったしな。


でもいつまでも悲しんではいられない。


ここで、親について紹介しておこう。

俺の親は、宝くじで一等を64回当てた。

真面目に働いてる奴が馬鹿らしくなってくるね、うん。

そういう訳で、なぜか超人的な強運を持つ親だった。


ちなみに、父の方は36歳、母のほうは29歳だ。


親父が初めて宝くじで2億円当てたのは、20歳の時だったらしい。

そして、俺を拾ったのが20歳。

それまで父は負け組み人生を歩んでいた。

そこで道に捨ててある俺に、なぜか同情の念を抱いたらしく拾ってくれたようだ。

そして、拾った次の日に気分で買った宝くじが当たったらしい。


それから、買う宝くじはことごとく当たり、億万長者。

しかし、そんなに何回も当てすぎると世の中はめんどくさい物だ。


前は都会で俺と二人暮らししていたのだが、外を出るたびに取材陣の山。

それが嫌になって、ここ岩名町に引っ越してきたのが23歳の時。

そして、ここ岩名町で結婚する。

出会いのきっかけは、またしても俺だったらしい。


岩名町への新幹線の中、俺が人にぶつかった(当時3歳)。

そのぶつかった人が後に母になった。

父と母、両方が一目惚れしたらしい。

父曰く、『この人だっ、と思った』らしい。

母曰く、『私にはこの人しかいない、と思った』らしい。


最初はマンション暮らし。

そして、この町にでっかい家を建てた。

それが、いま住む家。

ぶっちゃけ、現実の物とは思えない。


中はどっかの宮殿みたいにテッカテカで、シャンデリアもついてる。

東○ドーム3個分らしい。

大きな庭に、川。

自家用ジェット機に自家用ボート。

森までついてる。


しかし、使用人などはいない。

『掃除は私の仕事』と母が言い張ったかららしい。


ということで、両親の死んだ無駄にでかい家には俺一人が在住。

まぁ、でも財産も残してくれたしあんまり不自由がない。

掃除なんかはしてないから、そこらじゅうホコリまみれだけどな。

母が化けてでそうだ。


そんなこんなで、俺は普通に高校生活を満喫している。

あの家に住んでいるから、いいように思っていない奴もいるみたいだが。


まぁ、俺の回りはこんな感じ。


今日も学校の授業を受けて、掃除当番ではない俺は早めの帰宅をしているところだ。

いつも通り、田舎と都会が入り混じった様な変わった風景を視界に収めて歩く。

そして、ここらへんでは一番。

全国でもトップ5に入るのではないかというほどの大きな家。

つまり、俺の家の門が見え始める。



いつも通りの門をくぐり、いつも通りの玄関へと・・・・・・。




いつも通りの玄関へと・・・・・・。




いつも通りのはずの玄関の前には、集団が居座っていた。




ってか、どうやって入ったんだ?

門はしまってたし・・・・。

無理に入ろうとすると、護衛装置(機関銃等様々)が発動するはずだが・・・・。


「あの、あんたら誰?」

一斉に集団がこっちを向く。

「「「「「「「私は」」」」」」」


「一気に喋らないでくれるかな・・・・?」

「じゃぁまずは我輩がが」「いや、俺が」「あーーずるいよーーーー」「・・・・・」

「わ、わたしは後でもいいです」「言ってもいいかな?」「うふふふ、にぎやかですね」


「だから一気に喋るなああああああああああああああああ」

「「「「「「は、はいっ!!」」」」」」「(ビクッ)」


「あんたのせいで・・・」「なっ、私のせいじゃないわよ」「えーー、うるさかったよー?」

「あの、その」「みんなのせいってこって」「ふふふ、喧嘩両成敗ですよ」「・・・・」


「だから一斉に喋るなあああああああああああああああああ」

はぁ・・・はぁ・・・・怒鳴るのって結構疲れるんだな。

いつのまにか、なんか4人で喧嘩おっぱじめてるし・・・・・。


なんなんだよ・・・・もう・・・・・。


「喧嘩すんな、怪我するぞ」

「「「「黙っててくださいっ!!」」」」

「は、はい・・・・」

ってなに負けてんだ俺!

ここはビシッと言う所だろ!!


「だから喧嘩す」

「「「「だから、黙っててください」」」」

「黙ってられるかあああああああああああああああああああ」

「あぅ」「ひゃぅっ」「はぅ」「え、あ、すいません!」「うふふふ」「にゃ」「・・・(ビクッ)」



そして今に至るわけですね。



ったく・・・・。





今回は前回の前書や、あらすじに結構触れてきました


家にいきなり謎の集団がいたら………


これは正直驚くしかないですね


これは、第一話なんて言いながらも正直進んでませんね


複数の小説と並行しているので大変です


できればその小説も読んでもらいたいです



ではでは、これからも「俺って神!?」をよろしくお願いします




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