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流転神話  作者: 六花ヒカネ
雷神は笑わない
1/3

4組の教室はしんとしている。

無理もないだろう。全員が初対面に近い。

4月―入学式を終え、これからHRだ。

葦矢高校は私立。この教室にいる生徒は、どこかの公立と併願で受けて落ちたか、専願か、推薦か。

こんなことを考えながら時間を潰すしかない。



「ハーイみんな!入学式お疲れ様!」

ガラリ、と教室のドアが開くと同時に、明るい声が聞こえた。黒に近い茶髪が視界に入る。

「今日からみんなは葦矢高校の生徒です!わからないことがあったら遠慮なく聞いてね!」

俺たちの担任の教師…名前は雨宮照子アメミヤ テルコ、だったか。苗字と名前が正反対の先生だ。

「では改めて出席を取ります!赤城要くん…」

出席を取る時間は好きじゃない。俺は自分の名前が…

「次、桑原壬加クワハラ ミカくん!」

「…はい」

あまり…いや、凄く気に入らない。



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