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貴族同盟の夏休み  作者: dodongadondon
第一章 依頼編
37/46

第三十七話 交易~馬車旅


  ぱっか  ぱっか


伊佐が里の大扉を開けると 巨大な木製の橋が現れた

その橋をゆっくりと 馬車はすすんでいく 


(家元)おおおお これは


不安定な橋の上を馬車が進むとかなり揺れた ちょっと長時間乗ってたら吐きそうなレベルである

貴族同盟のメンバーがホロにかかっている 縄などにつかまっていると


(伊佐)家元さん 荷物落ちないようにみんなで支えてください


扉を閉め終わった伊佐が遠くから走りながら大声でさけんでいた

馬車の奥を見ると今にも桐の箱が落ちてきそうだ


(家元)うわ いかん みんな押さえて


一同はホロの内側に張られている 縄にしがみつきながら

必死に桐の箱を押さえる なるほど、、我々が呼ばれたわけが早くも分かった気がする

レヌルが右側の箱を 家元が左側の箱を両手、両足を使って 必死に押さえる

シャイ子、あかねは、、 


(シャイ子)あわわわわ 落ちるですゥ~~


(あかね)落ちる~~~ 吐く 気持ち悪い~~ 来るんじゃなかった


二人とも縄にしがみついて ギャーギャー言ってるだけである、、、


(クロ)二人とも情けにゃいですなあ こんなのにゃんともにゃいです


見慣れた 二足歩行の猫がホロの縄につかまりながら 片足立ちでクルクル回って余裕を見せている


(家元)え?クロいつのまに来てたんだ


(クロ)おいらはマスターのお目付け役?ですにゃ どこ行くときも無断で自動出勤ですにゃ( ゜Д゜)


そういうとクロは得意そうに胸を張って見せた

そんなことをしてると 揺れが収まってきた


(レヌル)ふう~ 収まってきましたかね?


(伊佐)あ、もうダイジョブだと思います 橋の上が特別揺れるので


そう言うといつの間にか伊佐が馬車に乗りこんでいた

馬車は落ち着きを取り戻し ほとんど揺れなくなった 


(シャイ子)うええ~ エチケット袋欲しいですゥ~~


(あかね)あ、あたしも欲しいかも


二人はぐったりして 縄にしがみついてうつむいたまま 動かない


(伊佐)休憩地点についたら 少し休みますので しばらく我慢してください


伊佐はそういうと馬車から降りて駆け足で 馬車前方の御者席に座った

家元とレヌルは 嗚咽が止まらないシャイ子とあかねの背中をさすっている


(あかね)もう最悪 来るんじゃなかった~~


第三十八話につづく

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