第三十五話 交易依頼
(あかね)おじさん これどう?
あかねは家元の目の前でくるりと一回転してみせた
浴衣?のような服がよく似合ってる 浴衣?は薄い黄色の生地で出来ており
夏祭りによく女子が着ているような服だ
―――――数分前ーーーーー
(伊佐)家元さん ちょっとお願いがあるのですが
今から交易に行くので 手伝ってもらえませんか?
伊佐の話によると 家元が狂獣2匹を退治したおかげで 交易路が開放され
隣町まで馬車を使い交易をするのだそうな
様々な物資が枯渇してて 特に食料類に至っては もう数日分しかないらしい
里で制作した武器や陶器 織物類などを馬車に入れ 隣町まで交易するというのは
彼らが生活していく上で 必要不可欠なのだそうな
道中 夜盗等の襲撃に会う事も稀にあるので 護衛に いつもなら 数名の戦闘特化型の忍びが護衛するのだが
神薙ぎイタチに6名を惨殺された上 五作も未だ傷が癒えないという
今回の交易に失敗すると死活問題になるので 万が一にも 失敗するわけにいかないので
護衛に来てほしいとのこと
(伊佐)近年はあのあたりは 盗賊等は出たって話は聞いてないですし
狂獣討伐と比べたら 比にならないほど安全だと思います
なんだったら あかねさん達も一緒でも問題無いと思いますよ
その話を聞いたらあかねが
(あかね)行く!! 行きたい おじさん
家元は えーーー( ゜Д゜) と叫びながら 仰天した
あれだけ 危険はどうのとモンクしか言ってなかったあかねが どういう風の吹き回しだろうか?
正直思春期の女の子は 何考えてるかわからない
そんな話をしてたら
(レヌル)あ、したら俺も行くっすよ ゴリラ化してるし役には立つっすよ
(シャイ子)レヌさんが行くなら僕も行くデスゥ
一緒にそばで団子を食べてた レヌル達が話に割って入る
レヌルの戦闘能力は測り知れないし 伊佐も居るので そう危ないことはないかもしれない
(家元)じゃあ まあみんなで行きますか?( ゜Д゜)
(一同) 賛成!!
あれだけ暗かったあかねがやけに明るい
まあ 急に異世界?に飛ばされて 里に押し込められてで ストレスも溜まってたのかもしれない
ガス抜きするには ちょうどいいのかもしれない
(伊佐)でしたら 皆さん一旦着替えを渡しますので 着替えてください
その面妖な出で立ちでは 何かと目立ちますので
レヌルは神薙の皮防具を身に着けていたので さほど違和感は無いが
シャイ子はズボンにTシャツ あかねもニットのパーカーなので確かに目立つかもしれない
二人は伊佐に連れられて 洞窟内に向かった 着物店が洞窟内にあるらしい
二人が着替えに向かってるうちに 家元は宿舎に戻り
身支度を整えていた
第三十六話につづく




