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貴族同盟の夏休み  作者: dodongadondon
第一章 依頼編
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第三十話



(クロ)お、重いですにゃ~


クロはバケツに入れた水を持ちながらよろよろしていた

何かさせろとうるさいので 家元は水くみを手伝ってもらうことにした

(皿は何枚割られるかわからないため)

宿舎にはこないだ買った60リットルほど入る水がめが2個置いてある

右の水瓶に井戸水を入れて 左の水瓶に井戸水を煮沸した水を入れてある

井戸水をそのまま飲むのは怖いという神野の提案で 煮沸した井戸水を飲料水として使おうという話である

クロはフラフラしながらも なんとかバケツの水を宿舎前まで運び終えた


(家元)じゃこっちの水瓶に入れますよ


家元はそう指示すると 自分が持ってたバケツの水を右の水瓶に入れる

それを見たクロも同じように右の水瓶に水を入れた


(クロ)これでいいかにゃ?


クロは意外と聡明なようで イチイチ指示しなくても 一度やって見せれば

すぐに正解を導き出せるようだ

死ぬほどモノを知らない だけで 頭は実はいいのかもしれない

そんなことをやってると続々と貴族同盟のメンバーが集まりだした


(山木,(通称)レイ)おおお ね、ネコが働いてるう、、、( ゜Д゜)


山木はクロを見ると驚いた様子で 大声をあげた


(家元)あ、しゃべるネコはレイさんはまだ初見でしたっけ?

これはかくかくしかじかで


家元は彼がうちで働くようになったいきさつを話した


(レイ)へえ~ もうなんか何でもアリってか ファンタジーですなあ

今日は魚全然でした 3匹しかないです


そういうと レイは川釣りでゲットした魚を家元に見せた


(家元)いえいえ いつもありがとうございます


そう 家元はニコニコ笑いながら受け取ると

包丁を取り出し 魚をさばいていった


(レイ)今日はレヌさんいないのか どこいったんだろ?


いつもは夕飯の支度を楽しそうにやってるレヌルが今日はいない

家元は慣れた手つきで 魚をさばいていく 

普段の仕事はうどん屋で働いてるだけあって 非常に手際がイイ

ささっと3匹をさばくと いつものように串に刺し たき火で焼いていく


(家元)うーんこれだけだと みんなの分はたりないですかねえ

今日は僕は米だけにしようかな?


そんなことを言ってると


(レヌル)おーい 家元さん手伝ってくださいいい


何やら遠くからレヌルが大声で叫んでいる

声のする方を見てみると 里の入口の大門前にレヌルがいる

何やら大きなモノをズルズルとひきずっているのが見える

家元は手伝いに向かおうとするが


(家元)いててて


急に肩が痛む 魚をさばいただけでも無理がきたのか 脱臼した肩がひどく痛む

あまりの激痛にうずくまってしまう家元


(レイ)あ、俺が手伝いますよ 家元さんは休んでてくださいな


そう言うとレイはレヌルの方に向かっていく

そして二人がかりで(何か)をもってきた


(レヌル、レイ)よいしょっと


二人が持ってきたのは 巨大なイノシシである

体長は2メートル近くあるだろうか?

体中に分厚い板のような皮膚がはりついていて 例えるなら装甲車のような体つきをしている


(クロ)うわ~これは見事な岩イノシシですにゃ~


そうクロが言うと


(レヌル)え?これがそうなの?じゃあ家元さんの防具の素材だから

伊佐さんたちに買ってもらえるんじゃね?


そういうとレヌルは 指令室のある六郎の家に向かって走って行った


ーーーしばらくしてーーー


六郎から派遣された伊佐が鑑定をしている


(伊佐)間違いなく岩イノシシですね 報奨金払いますね

5貫になります


そういうと伊佐は5貫の入った金貨袋をレヌルに手渡した


(レヌル)おおお、やったー これでマイ包丁が買える( ゜Д゜)


(伊佐)買い取るのは皮膚の部分だけになるので

肉の部分は夕食にしちゃってもいいですけども

もし食べるのでしたら切り出しましょうか?


そういうとレヌルが


(レヌル)おおお 食えるんですか~ぜひお願いします


レヌルがそういうと伊佐は懐から短刀を取り出し

綺麗に解体していく

肩の部分の肉をそぎ落とし テーブルの上に切り出した


(伊佐)全部さばくのは凄い時間かかるので続きは解体屋に頼んできます

とりあえず 夕食分はあるかと


そういうと伊佐は 六郎の家の方に戻っていった

伊佐が切り出した分だけでもゆうに 10人前はあるだろう

レヌルはその肉を楽しそうに切り分けていき 魚と同じように串焼きにしていく


(家元)でも このイノシシどうやって手に入れたんですか?

あ、そういえば その鎧、、、


家元がレヌルの服がいつもと違うことに気づいた

自分が着てるモノと同じような 革製の鎧を身に着けている


(レヌル)あ、これ家元さんが倒した神なんたらの皮のやつだそうです

デビューしたんすよ 俺!


第三十一話につづく


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