序章 第三話
----神無月村民宿ーーーー
民宿に入ると二人は食事を済ませ
寝る準備に家元は布団をしいていた
あかねは洞窟でひろった苦無を手に取って
念入りにあーだこーだと調べていた
(家元)姫様それもってきちゃったんですか?返さないと
(あかね)んーでもこれおかしいんですよ
あかねは一度思考状態に入ると他人の話は頭に入ってこない癖がある
なので当然家元が何言ったのかはまるで耳に入っていない
(あかね)この苦無新しいんです
(家元)別にそれの何がおかしいんですか?
(あかね)新しいのに製法が古いんですよ
近代は精錬技術が発達したせいで
逆に(こういう)鋼はもう存在しないんです
綺麗な刃のようでいびつに曲がってる部分もあって
これって明らかに槌で叩いてるんですよね
(家元)昔ながらの製法で村が独自に作ったとかじゃないです?
色々施設とかありますし
(あかね)神無月村は事前に何があるか全部調べました
精錬系の施設なんかなかったはずです
鋼は質が悪くいびつで
しかも新しい
どう考えてもこれ(人の手)で作ってるんですよ
つまり機械を一切使ってないってことに、、、
(家元)あ、姫様布団しき終わりました( ゜Д゜)
そう言って家元が手招きしている
するとピッタリ隣にくっつけてしいてある布団が
2組置いてある
(あかね)なんで隣にしいてあるんだ!!
(家元)べ、別にや、やましい気持ちは( ゜Д゜)
な、なにかありましたらいつでも た、助けられるようにと( ゜Д゜)
(あかね)何かなんて あるわけないだろーーーー!このド変態
あかねは布団を両手でつかむと窓ぎりぎりまでひきずっていった
家元は姪っ子を溺愛しており 優しいのはいいのだが
愛しすぎてだいぶ(歪んで)いるのがネックである
色んな意味この叔父と二人きりなのは
どうしても避けたかったというのがあかねの本音である( ゜Д゜)
だけどまさか家元の(心配)が現実になるとは
この時の二人は考えもしなかったのである
第四話につづく




