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貴族同盟の夏休み  作者: dodongadondon
第一章 依頼編

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第二十八話



時間がゆっくりと流れる

イタチの時と同じゾーンに入ったようだ

生死の境目に陥ると入るゾーンだが今回は前とは違う


ーー打つ手がないーー


足がひっかかっているので柔道技は使えない

とっさに足元に落ちてる木を拾うが

これでぶん殴ったくらいでひるむ相手じゃない

食らいながら前足を振り下ろしてくるだろう

倒木を構えて防御姿勢をとる これじゃ耐えれない

だが生き残れるとしたらこれしかない

急所だけ避ければ壊されるのは半身で済むかもしれない

なんとか頭への直撃を避けるように防御姿勢をとる

最後の悪あがきである


--煙玉!!--


ぼふん


家元の目の前に白い粉塵が突然現れた

何かの薬が焦げたような独特の刺激臭

視界は白い粉塵に包まれて全く前が見えない


(にゃー吉)忍法つた切断の術にゃー


にゃー吉がぎこぎこと短刀でつたを切っている

まあまあ時間がかかったがつたが切れた


(にゃー吉)さあ逃げるにゃー


家元は自由になった足を引き抜き全力で逃げる

状況が整理できないままだが 伊佐が大声を出した


(伊佐)家元さんハンマーを拾ってください


そういいながら伊佐は2個目の煙玉を巨大な獣に投げる

巨大な獣はがふっ がふっとせきこんでいる

何かしら獣に有効な薬品でも入っているのだろうか?

伊佐が時間を稼いでくれている間に家元はハンマーを拾う


(伊佐)ハンマーの付け根にボタンがあるはずです

それを押してください


家元は言われるままにハンマーの付け根を見た

たしかにボタンのようなものがあったのでそれを強く押し込む


ーーボッーー


何かが外れるような音がしたかと思うと

ハンマーの爪の部分から火が出ている


(家元)なんだこれは


メラメラとハンマーが燃えている

どういう原理なのだろうか


(伊佐)着火したらそのまま振り下ろしてください

なるべく早い速度で!!

そういうと伊佐は3個目の煙玉を投げた


(伊佐)煙玉はこれでラストです

煙が晴れたら一撃で決めてください!!!


無茶を言う 肩がハマッたばっかだというのに

家元は上段にハンマーを構えて じりじりと粉塵に近づく

メラメラと燃えているハンマーは高熱を発していて

頭が焦げそうだ

煙の中から巨大な獣の頭が見えた瞬間渾身の力で振り下ろす


(家元)おおおおおおおおお!!!


ーーードン!!!---


物凄い衝撃


ハンマーを振り下ろした瞬間ハンマーの爪が爆発した

まるでロケットのような速度でハンマーが振り下ろされる


--ぎゅんーー


ハンマーはすさまじい速度で振り下ろされた

あまりの速度に家元はハンマーを手から放してしまう

ハンマーはそのまま地面に激突し

クレーターのような穴を開けた


(家元)うあああああ


肩が完全に外れた

あまりの痛みにその場にうずくまる家元

だが獣はどうなったのか

痛みにこらえながら 家元は前方を見上げる


ーーーずしんーーー


巨大な獣は目の前に力なく倒れた

よく見ると頭部が無い

顎だけ残して消失したかのように無くなっている

あのロケットハンマーが当たったのだろうか?

家元には自覚は無いがたぶんそうなのだろう


(にゃー吉)やったにゃー


にゃー吉はそう叫ぶとぴょんぴょんとジャンプして喜んだ


(にゃー吉)討伐信号送りますニャ―


そういうとにゃー吉は何やらロケット花火みたいなものを地面にセットした

背中のバックから火打石を出すと器用にかかっとならして着火した

ロケット花火は天高く飛んで空で炸裂した

頭上には黄色い大きな煙幕が出ている

里の者に獣の位置を知らせて また素材を回収するためだろう

このサイズの獣を我々だけで持ち帰るのは無理がある

そういう判断だろう

にゃー吉、伊佐の話だと 自分たちは里についたものの ロープが切れてるので探しにもどったのだという

そうしたら巨大な獣の咆哮が聞こえたので

来てみたら家元が戦っていたという話だ

あの獣の咆哮は3キロ先まで届くほどの大音量だという

伊佐は脱臼した家元の肩をみていたが


(伊佐)ちょっと僕では手当できないですね

固定だけして里に戻りましょう


そう言うと懐から布を取り出し家元の左肩を固めていった

そんなことをしていると


(黒猫)は、服部の里の人たちですかにゃ?


先ほどの黒猫である


(黒猫)助けてほしいにゃー


そう言うと伊佐に黒猫は抱きついた


第二十九話につづく

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