第二十二話
忍びの里 北部 山岳地帯
このあたりから気候はかなり寒くなってくる
日本で言う(日本アルプス)のようなものだろうか?
更に北に行くと雪山が連なる超高山地帯になる
山のふもとに東西に分かれる大きな道路があり
西に向かうのが主要交易ルートなのだそうな
問題の狂獣は北部山岳地帯に生息しており
時折ふもとまで降りて来ては 商団の馬車を遅い 食料等の荷物を奪うという
なので里としてはどうしても討伐したいのだが、、、
伊佐、五作と数名で構成された討伐隊は罠におびきよせ
拘束してから討伐する作戦を決行したが失敗
囮役の五作は狂獣の攻撃を受け重症
伊佐がしんがりを引き受け五作を逃がそうとするもそのまま行方不明になったという話
現地に置き去りになった五作の救出に六郎たちが向かってるとのこと
そしてこの広大な山岳地帯から伊佐を見つけないといけないのだが、、、
(にゃー吉)ちょっとまってくださいな
上昇気流の術を使うにゃ 家元さん手伝ってほしいにゃ
そう言うとにゃー吉は緑色のカエルを手渡してきた
(にゃー吉)そいつは気流カエルって言うカエルにゃ
そいつの背中をさすると物凄い上昇気流を理屈はよくわかんないけど生み出すにゃ
家元さんあっしの準備が整ったらあっしの足元にそいつ置いてほしいニャ
そう言うとにゃー吉は背中にかついだリュックから何やら風呂敷を取り出した
それを両手で持ち背中の肩にかつぐように持つ
(にゃー吉)準備おkにゃ お願いしますニャ
そういわれると家元は足元に気流カエルを置いた
にゃー吉は足の裏で気流カエルの背中をさする
(気流カエル)げろげーろげろろろ
そう気流カエルが泣いたと思うと
びゅおおおおおおお
物凄い突風が気流カエルを中心に巻き起こった
その突風にあおられて1メートルほど吹き飛ばされる家元
(にゃー吉)にゃにゃー
にゃー吉はその風をうまく風呂敷で受けるとまるで凧のように空高く浮かび上がっていった
10~15メートルくらい一気に浮かび上がっただろうか
(にゃー吉)家元さんそのロープつかんでほしいにゃ
よく見るとにゃー吉からロープのようなものが垂れ下がっている
それを持って凧のように操れとでもいうのだろうか?
言われるままにロープをつかむ
(にゃー吉)うまく風にのれたにゃ
このまま伊佐殿の信号が無いか探してみるにゃ
にゃー吉は上空で風呂敷を動かしながら右に左にとふわふわとただよっている
(にゃー吉)見つけたにゃー 救援信号にゃー
家元さん位置はわかったので降りますにゃー
そういうとにゃー吉はたくみに風呂敷を動かしながら下に降りてきた
後から聞いた話だが 里の者はみな救援用の信号煙幕を所持しているらしい
煙幕は濃い緑色で空中をただようので
おおよその位置がわかるのだという
にゃー吉は地上に降りると家元を先導して走り出す
(にゃー吉)家元さんこっちにゃ
おそらくだけど北部偵察拠点に伊佐さんは居るにゃ
いきますにゃ
第二十三話につづく




