第十五話
第15話
貴族同盟はオンラインゲーム(アぺ)のチーム名である
アぺは3人チームの対戦型PVPで通常は不特定な人物と自動でチームを組んで遊ぶものである
だが立ち回りや態度など悪質なプレイヤーは多く
紳士的なプレイをするとフレンド申請が飛んでくることは少なくない
家元は紳士を見つけるとかたっぱしからフレンド申請を送る癖があり
気が付くとフレンドが30人ほどにふくれあがっていた
大きな団体になったため(家元のナンパにひっかかった者たち)でギルド作ったら?って話が持ち上がりできたのが貴族同盟である
貴族同盟は家元がマスターとなり皆を率いているためメンバーからは(マスター)と呼ばれていた
(山木)マジか~まさかマスターとこんなとこで会うなんて
神野君はアレですよりんごさんです
(神野)あ、ども
神野は軽く会釈するとそっけなく片手を上げた
(家元)ええ~りんご先生なんですかあ
りんごの愛称で知られている彼は貴族同盟のスーパーエースである
ずば抜けた射撃センスでチーム最強の実力者 家元に最初に射撃を教えた師匠でもある
するとそばで話を聞いてた筋肉質の青年が
(筋肉質の青年)ちょちょちょマジで家元さんなんですか!!
俺レヌルっすよ~
レヌルと名乗る青年は家元の両肩とつかみ大きな声を張り上げた
(山木)え?ウソ!レヌルさん?
(レヌル)そうっすよ~レイさんなんですね びっくりだわ
ちな シャイ子もいますよ
そういうと近くで団子を食べていた細身の青年を指さした
(シャイ子)ども~ゆのちゃんですう
メンバーほぼ全員にシャイ子と言われても何故か自分の事をゆのと言い続ける
この特殊な感じは間違いなくシャイ子だろう チームの紅一点のはずだったが、、、
可愛い女子キャラを使いコメントも女子そのものだったため
(家元)ええ~シャイ子って男だったの?
家元が大声を出してしまう
(シャイ子)ですう
そういうとシャイ子はにっこりほほえんだ
(神野)まあ私は男だって気づいてましたけどね
神野は団子をほうばりながらぼそっと言う
(シャイ子)はあ~わかるわけないでしょがあ?適当な事言ってんじゃないよ 自分だって女子使ってるくせに
(神野)私は別に女子アピはしてませんから
(シャイ子)せめて僕って言いましょうかあ?( ゜Д゜)
この感じは完全に二人だろう、、、相変わらずどこで会っても犬猿の仲である
メンバーも慣れてるので誰も止めに入らない
(山木)てかぺカルさんとかも実はメンバーなんですかね?
実はぞうりさんはぺカル、、、
(家元)それは無いと思うよ?ぞうりさん大学生だし
(山木)あ、そっか
しかしなんでこんな偶然あるんですかね びっくりですね
山木とそんな話をしているとレヌルが
(レヌル)そういや家元さんは何してきたんすか?体中包帯巻いて痛々しいっすけど
団子を片手に持ちながらもう片方の手で家元の胸部の包帯を指さす
(家元)あ、これは
家元がそのことについて語ろうとするとそこに里の青年が現れた
大キツネの首を切り落としたあの青年である
(青年)里長がお呼びです皆さま来ていただけますか?
第十六話につづく




