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貴族同盟の夏休み  作者: dodongadondon
序章 はじまり

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序章 第十四話

そいやっさ


掛け声とともに踊り手が楽しそうに踊りを踊る

多目的集会所と言われる広めの洞窟を民家風に建築した場所に

里の者おそらく全員が集い飲めや歌えのらんちき騒ぎをしている

たくさんの魚の揚げ物や野菜の天ぷら 3色の団子は数百個と巨大なテーブルに並んでいる

里の者は皆大笑いしながら 時には涙を流して 食事を楽しんでいる

その輪の中には先ほどまで拘束されていた 民宿のメンバーもいた


(さあ、どうぞどうぞ遠慮なく食べてくださいな)


給仕担当と思われるおばさんが民宿の皆を椅子に座らせ

料理を食べる事をすすめてくる


(あ、どうも~いただきやっす)


牢屋で一緒になった筋肉質の男は団子を口に放り込む


(筋肉質の男)うんめ~


腹が減ってたのもありどんどん口に放り込んでいく


(神野)凄いな 毒が盛られてるとかは一切考えないのか、、さっきまで牢屋に入れられてたんだぞ?僕らは


神野はそう言いながら団子をほうばる


(山木)え?食ってるじゃん


(神野)たった今毒見が終わったからね


(山木)じゃあ俺も


男3人はむしゃむしゃと料理を食べていく 実際腹が減っていたのかどんどん口に入れていく


(細身の青年)じゃあ僕もいただきましょかね~ 団子もらい


細身の青年も団子を口に入れていく

だが あかねはそんな気分になれなかった


(あかね)おじさんは?おじさんはどこなの?


あかねは給仕のおばさんに尋ねる すると


(給仕のおばさん)ああ、あのガタイのイイ中年と手首切られた子なら医務室に運ばれたよ


(あかね)ええー


あかねは大声をあげた すると近くにいたヤッキーとズラーも


(ヤッキー&ズラー)ええ~手首切られたってどういうことですかあ


ヤッキーたちは給仕のおばさんにつかみかかるとそういった


(給仕のおばさん)あたしは知らないよ 気になるなら見に行ったらどうだい?

ホラ 医務室ならこの洞窟の横穴入ったすぐのとこだよ


そういうと給仕のおばさんは洞窟右手の横穴を指さした

言われるや否や あかねとヤッキーたちは一目散に横穴に入る


(あかね)おじさん!!


医務室に入ってすぐのとこの椅子に家元は座っていた

長髪でメガネをかけた齢50くらいの男性が家元に包帯のようなものを巻いている

家元はあかねに気づくとにこにこと笑って軽く手を振った


(長髪の男)大体の治療は終わったけどわきの傷は結構深いからね

しばらくは安静にしないとダメだよ


(家元)ぺカルさんの容体はどうですか?


そう家元が尋ねると


(長髪の男)見てみるかね?


そう言って家元たちを医務室の奥に案内した

医務室の奥にはなんとも凄惨な光景が、、、


(あかね)いいいいいい


あかねは奥に入るや否や医務室の外へ飛び出していった

ぺカルの両手首は浅黒く変色し切断された両手は瀬戸物の容器に何かの液体につけて安置してあった

そして何より彼らの度肝を抜いたのが

ぺカルの両手にくっついているカブトムシのような虫である


(ヤッキー)おやび~ん! うわわわわわ


ヤッキーたちはあわあわとしながら大きな声をあげる


(家元)なんですか?この虫は


家元がたずねると


(長髪の男)この虫は(外科虫)と呼ばれる虫で、失った組織を回復させる力をもっているんだよ

虫だけど特殊な訓練を施してあるので私の命令をある程度理解して動いてくれる

今、彼の壊れた神経を修復してもらってるとこだ

切断された手は霊水って特殊な水に漬けて腐敗を止めている

神経が修復されたら外科虫に両手をつなげてもらおうと思ってる


(家元)そんなこと可能なんですか?


そう家元が尋ねると 長髪の男はくびをたてに2回ふり


(長髪の男)うんうん この施術は何度も成功してるのでダイジョブだよ


外科虫は口から特殊な液体を出して組織を修復するんだ

切れた神経も修復してくっつけることはできるんだよ

彼は私にまかせて君も宴に参加したらどうかね?


(家元)え?宴やってるんですか?じゃ混ざらないと


家元はそういうと足早に医務室を後にした

宴の会場に家元が戻ると筋肉質な青年が


(筋肉質な青年)おお~おっさんじゃないっすかこっちこっち

これうまいっすわー 団子やばいっすよ


そういって自分が食べている団子をすすめてくる

すすめられるままに家元は団子を口にいれる


(家元)うっま


味は実に不思議な味だった 生地はいわゆる普通の団子と同じだが

中には様々な肉や野菜がぎっしりはいっていて 甘辛で煮込んである

たとえるなら肉まんのようでとてもおいしい

団子それぞれが全て味が違う

甘いの、辛いの、しょっぱいの、酸っぱいの

様々な味変が楽しめて食べるだけで楽しい

大戦闘の後というのもあって食が止まらない

つぎからつぎへと口に団子をほうりこんでいく


(家元)むっほむほ こ、これはうまい


家元がどんどん食べてるとそこにあかねが来た


(あかね)あ、おじさん戻ってたんだ


あかねはそういうとちょこんと家元のとなりに座る

安心したのか彼女も団子を口に入れる


(あかね)あ、おいしい~なにこれー


あかねは団子をほうばるとあわてて食べたせいか


(あかね)うえっ げっほ


変なとこに食べ物が入ったのか むせはじめた


(家元)ああ、あわてて食べるからですよ姫様


家元はそういうとあかねの背中をどんどんと叩いていた

するとその様子を見た山木が


(山木)え?葉月さんってもしかして娘さんじゃなくて姪っ子さんですか?


(家元)え?そうだけどなんで知ってるんですか?


そういうと山木は身を乗り出して家元の両肩をつかんだ


(山木)葉月さんって下の名前家元さん?


(家元)え?そうだけど


そう言うと山木は天をあおぎ大声を上げた


(山木)マジかー俺っすよ俺 レイです!!

貴族同盟のレイです


(家元)ええ~!!( ゜Д゜)


次章につづく ( ゜Д゜)

これで序章は終章になります

次章は作成済なので 近日中に載せる予定です

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