訓練日
おはようございます。現在朝の3時。今日は魔道具作成の話がいつ来ても良いように要望書を書いてます。初めて書くし、とりあえず頭の中にある完成した形の絵と欲しい機能を箇条書きしているだけなんだけどね。(魔力制御訓練はいつも通り行っています。)
ちなみに完成系は昔の店員さん呼ぶときに押すとチーンってなったあれを大きくした感じの奴。
んで、欲しい機能は
・ボタンを押したら魔道具が起動
・そこから二時間以内の間にランダムで魔力を放出させる。
・魔力を放出させると同時に時間測定を開始
・時間測定が開始された後にボタンを押すと測定を終了し放出してから時間がどれくらい経ったか表示する。
ざっとこんな感じ。ちなみに時間測定は最悪いらない。気付けなかったらただ起きるだけだし気付いたら数秒だし。まぁ、、、といった具合だからね。あったらどのくらい前に放出したのかを確認できてモチベにつながれば良いなぁって感じ。あとは、これを担当の人の話を聞いてだな。いつも通り、訓練場行きますかね。
====
朝のランも終わりまして本日も皆さんにボコられる時間がやってまいりました。
「しんや君ちょっと良いかい?」
?えっとぉ、、、武器の選定に立ち会ってくれたぁ、、、そうだ!オーダさんだ
「オーダさんでしたよね。どうかしましたか?」
「覚えていてくれたんだね。」
「はい。お世話になりましたから。それで何かありましたか?」
「そうそう。どうやら昨日実戦をしたと聞いてね。どうだった?」
「全敗しました。それもぼろ負けで」
「まぁ、そうなるよねぇ。」
「動きが硬いっぽいです。」
「なるほどねぇ。ものは相談なんだけど、一回全力で動いてみないかい?君がいた世界からこっちに来たことで肉体とかのスペックが上がったのは聞いていると思うんだけど、全力で動いてみないと感覚が向こうの世界のままで止まっていて本領を発揮できないからね。」
そうならないように走り込みしていたはずなんだけどなぁ。全力で走るとどうなるか分からなかったから迷惑かけないように抑えていたからしょうがないっちゃしょうがない。
「ちなみにどんな具合に、、、」
「とりあえず、、、そうだなぁ。普段走っている城壁のところまでジャンプで行けるかい?」
「やってみます。」
とりあえずって言ってたし全力を出さなくても行けるっぽいな。オーダさんが言っているんだからまぁ行けるわけで、、、走るときの感覚でやってみよう。
・・・
結果:城壁の上には立てました。ちょっと高いところまで行き過ぎたけど。最後、力入っちゃったなぁ。まぁ及第点でしょ。
城壁からおりまして。
「なかなか良い力加減だったね。」
「最後力んで飛びすぎましたけどね。」
「あれぐらいなら、走り込みで多少なりともコントロールを身につけられている証拠だしそこまで気にすることでもないさ。」
「なら良いんですけど。」
「じゃぁもう一回いけるかい?」
「やってみます。」
さっきので感覚はつかんだ。
・・・
よし。うまくいった。
「うまくいきましたぁ」
「やはりこれくらいのコントロールは身につけているようだね。」
「ありがとうございます。」
「次に行くからおりてきてくれ。」
「わかりました。」
降りまして
「次は、全力ジャンプやってみようか。」
いきなりクライマックスじゃん。
「もうですか?」
「行けると思うよ。真上にジャンプしてね。あと、魔力での身体強化はしないように。」
「わかりました。」
ということでやってみよう
・・・
思ってたよりも飛べたなぁ。というか飛んでるなぁ。王城のてっぺん超えちゃってたけど。もうそろそろじめんにつくかな。
ドン
「着地こっわ!」
「いやぁ。大分上の方まで行ったね。」
「最初は呑気に街を眺めてましたけど、途中から恐怖が上回りましたね。」
「やっぱり怖いよね。高所からの落下は経験あるけど最初は怖かったね。」
「やっぱり経験する羽目になるんですね。」
「私なんてぶっつけ本番だからね。」
「うわぁ。」
「私のことは良いんですよ。次に行きましょう。次は城壁の壁に飛んでぞの壁を蹴って方向を変えてみましょうか。」
なんか騎士団の闇を見た気がするし、明らか話そらしたよこの人。それはそれとしてさらに難易度の高いことを要求してきてるくね?まぁやってみますけど、、、今回はあまり力を入れないでやってみよう。えーと?飛んだら方向を変えるんだから側面を蹴るときには、体も方向転換をしないといけないんだから、、、
・・・
側面に飛ぶまでは良かったんだけど焦って体の方向を変えすぎて180度変えちゃったことにより地面さんとこんにちはしちゃった。
「いってぇ、、、」
「焦りすぎだね。動体視力も脳の処理も肉体の強化とともに上がっていること実感できた?」
「はい」
「しんや君は本来できる動きと自分ができると思っている動きに差がありすぎたんだよね。だから戦っている最中の本来動けるはずのところで科学世界の感覚が邪魔をして脳が処理をやめて硬直することになる要因の一つになっているってわけどね。」
「なるほど」
肉体の方は走り込みでどうにかなってると思っている節があったからここで確認できてよかったってことで
「もう一回やってみますね。」
ジャンプして、側面を蹴るまでに大体90度曲げれば、、、今度は飛べた。いやぁ良かった良かった。また地面にご挨拶するんじゃないかと不安だったけど、うまかったかどうかは分からないけど、成功はした。もう少し練習しよう。
「もう少し練習しても?」
「構わないよ。全力は出さないでね。壁壊れるから。」
、、、へ?そう言うならそうなんだろう。同じくらいの強さで何回かやってから力を入れていこう
・・・
大体20回くらいやったかな?何回か力の調整ミスって壁に顔から突っこんだけど、、、まぁヨシ。
壁をうえに飛んで城壁に上ったり、壁からもう一回壁に飛んだりして曲芸をやってみたり、純粋に力を入れて速度を上げたりして、まぁまぁ自分のものにできたのではないかと思われる。
「どうですかね?」
「かなりできるようになったね。壁に突っ込んだときは焦ったけど。」
「すみませんでした。」
全力を出したら壁が壊れる云々に関しては本当に壊せるらしい。騎士団にも壊せる人が多くはいないけどいるっちゃいるらしい。肉体の強度の成長どうなっているんだと言いたいね。昔いた異世界人が魔力と肉体の関係性の研究をして結果を出しているらしい。書物室にも論文だかがあるらしいから今度読もう。
「どうかな?自分の肉体スペックなんとなくわかったかい?」
「なんとなくは分かりました。不安も残っていますけど。」
「全力を出してみようって誘ったのに全力でやれることがここだと真上に飛ぶことだけなのは申し訳ない。」
「しょうがないですよ。」
「どれ、まだ時間もあるし私と実践訓練をしようか?」
「よろしくお願いします。」
====
オーダさん部隊長をしているだけあって純粋に強いし教えるのも上手い。僕にあった戦いの型?で良いのかな?を教えてくれた。ここからは自分で若干のカスタマイズを経験を積んでやっていくっぽい。
「じゃぁ私は仕事があるからここらでお開きにしようか。」
「ありがとうございました。」
「ではまた。」
行っちゃった。部隊長さんだから仕事も多いだろうし、そんな人に午前中相手してもらって申し訳なくなってきた。、、、もう少しさっきの側面飛びでもやろうかな。
ざっくり一時間後、、、
任意の力加減で任意の場所まで飛んで任意の方向へ方向転換して任意の力加減で任意の場所まで飛ぶ
これを途切れさせないように連続でやり続けた。やり続けたおかげで自信もついてきた、、、
実戦訓練今もやってるみたいだからお願いしに行くか。
====
「すみません。今日も実戦訓練混ぜてもらっても良いですか?」
「あぁ。構わないよ」
「よろしくお願いします。」
本日の初戦 VS大剣 昨日のような負けはしなかったが、結局負け。でも確実に動けてはいた。体がついてこないだとかはなく、純粋な技量、経験の差で負けた。
「昨日より動き良くなってるじゃないか。」
「ありがとうございます。さっきまでオーダ部隊長に師事していたのでそれのおかげかと。」
「あの人教えるのうまいからなぁ。どうする?俺たちはまだやるけど参加するかい?」
「よろしければ混ぜていただきたく。」
「良し。じゃぁやるか。」
といった具合で混ぜてもらい昨日よりも多くの実戦を積めた。今のところ全敗してるんすけどね。ただ僕の場合は体力も他の人たちと比べたらあるので、僕はまだ元気だけど目に見えて疲れている人がそれなりにいる。だってもう夜の6時過ぎてますからね。そろそろ今日の僕の最後の訓練の番だ。相手は、、、お、あの双剣使いの人か。大分疲れてるみたい。
「「よろしくお願いします。」」
「はじめ」
下手に戦斧を振るとスキを与えることになる、、、かといって僕が戦斧で戦う場合、受け手に回ると一瞬で劣勢になるから僕から仕掛けたい。となると、、、
思いっきり地面に戦斧をたたきつけて土煙を立てて土煙から出ないぎりぎりの高さまで飛んでそこから落ちながら振り下ろしていく。
クッソ。双剣で防ぎ切られた。振るタイミングもミスったし、、、力で振り切る。相手が後退した。まだ立て直し切れていないからここで押そう。切り上げ。カウンターこない。相手さらに引いた。押そう。
切り上げのタイミングで戦斧の刃の部分近くを握っていたから時間のロスも少ない。一気に詰める。そして振り下ろし。
「ハァッ!」
「そこまで」
、、、あ、、、、勝てた、、、勝てた! やべぇ超うれしい。なんなら泣きそう。
「か、勝った、、、」
「ナイス勝利。初勝利おめでとう。」
「ありがとうございます。」
そこからはみんなでドンチャン騒ぎ。対戦相手の方も含めて有事の際は味方になるってだけあって人間関係はみんな注意しているみたいだね。
「でも勝てたのは残り体力の問題だったんでまだまだですね。」
「いやいや、それを含めての勝負だから俺の負けだ。まぁ体力が万全の場合はおれが勝つがな?」
なんて話もしつつ本日の訓練終了。ようやく一勝をもぎ取れたけど明日は一勝すらできない可能性だってある。それこそ今日みたいに体力がなくなった人相手に勝ち続けても情けないだけだからね。今後も精進しないと。今日はもうゆっくりしよう。